バイオメトリクス技術の基礎とシステム実用化のポイントおよび最新動向 <オンラインセミナー>
~ バイオメトリクスの実用化技術、セキュリティの国際標準化、アフリカでの実証実験、生体認証と暗号技術の融合 ~
・バイオメトリクス(生体認証)技術の基礎から実用化技術や国際標準化のための評価手法までを修得し、システム実装に活かすための講座
・生体認証に関わる暗号技術とそれらの融合技術の実装ポイントを修得し、実用化における生体データのセキュリティ確保やプライバシー・データ主権問題などの課題を解決しよう!
・ケニアで実施されている大規模な実証実験への生体認証の適用事例を学び、新たな技術開発ニーズの探索に活かそう!
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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
講師の言葉
新型コロナ感染症の拡大により、生活スタイルの変革に伴う非接触・非対面の需要が高まり、ワクチン接種のデジタル管理が世界的に必要となりました。また、生体認証は人間を対象としたシステムであるため、セキュリティの確保やデータ管理が非常に重要となります。
第1部では、バイオメトリクスの基礎として、世の中に普及している顔、指紋、静脈認証を用い、特性、評価方法、関係する規格を扱います。システム実用化のポイントとして、バイオメトリクスならではの適用時の難しさ、社会課題解決の事例を説明します。
第2部では、バイオメトリクスのシステムをセキュアにするための技術、セキュアであることの評価について、国際規格の観点から説明します。
第3部では、デジタル認証の概観と暗号技術の役割を解説した上で、近年注目される、生体認証と暗号技術の融合技術、およびデジタルアイデンティティへの適用可能性について解説します。
第4部では、ケニアでのワクチン接種管理の実証実験について解説します。疫学研究には、ある集団を長期間、調査・追跡し、個人に紐づけたデータを収集・解析する手法がありますが、途上国の地方(辺縁地域とも呼びます)では個人の同定が難しく、データの紐づけが容易ではありません。そのように異なる環境、思いもよらない環境に技術開発のニーズがあるということをお話します。
本セミナーの募集は終了いたしました
セミナー詳細
開催日時 |
- 2023年08月24日(木) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、ソフト・データ・画像・デザイン |
受講対象者 |
・バイオメトリクスの適用を検討している方
・システム構築などで認証用途での適用を業務として検討している方
・技術開発のニーズや応用、社会実装の新しい展開をお探しの開発技術者の方
・オンラインシステムやサービスのセキュリティ、バイオメトリクス、デジタルアイデンティティに関連する業務に携わる、あるいは興味のある方
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予備知識 |
・情報セキュリティの基礎(電子署名の役割、脅威・脆弱性分析からセキュリティ対策への流れの概要)を理解しているとなお良い |
修得知識 |
・バイオメトリクスの基礎知識、評価方法の基礎知識、システム実用化の主要なポイント
・国際規格で制定されている、バイオメトリクスを使った認証システムをセキュアにするための対策及びその評価のあり方
・デジタル認証の基礎と暗号技術の役割
・生体認証と暗号技術を融合した最先端の認証技術に関する基礎知識
・デジタルアイデンティティの動向と生体認証の活用可能性
・ケニアでの取り組みについては目から鱗が落ちる内容をご提供します
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プログラム |
(第1部)バイオメトリクスの基礎とシステム実用化のポイント
1.バイオメトリクスの基礎
(1).バイオメトリクス技術とは
a.基本原理
b.求められる特性
c.照合方式(1:1照合、1:N照合)
d.代表的な技術(顔、指紋、静脈認証)
(2).評価方法、関係する規格
a.認証精度
b.プレゼンテーション攻撃検知精度
2.システム実用化のポイント
(1).認証モデル(サーバ型、ローカル型)
(2).バイオメトリクス技術の適用時の難しさ
(3).社会課題解決の事例紹介
a.国内適用事例
b.海外適用事例
(4).システム実用化ポイントのまとめ
(第2部)セキュリティの標準化と評価手法
1.バイオメトリクスに関するセキュリティの国際標準化活動(評価を中心に)
(1).関連する国際標準化活動の概要
(2).認証の信頼性を向上させるためのメカニズムに関する規格
(3).生体情報の保護のための規格
(4).バイオメトリクスを使ったシステムのセキュリティ強化に関する規格
a.クライアントでモバイル機器を使う場合
b.金融サービスに適用する場合
(5).バイオメトリクス製品のセキュリティ評価に関する規格
a.一般の場合
b.コモンクライテリア準拠の場合
(第3部)セキュリティ強化のための「生体認証×暗号技術」
1.生体認証と暗号技術
(1).デジタル認証の現状と課題
(2).暗号技術とデジタル認証
(3).生体認証と暗号技術の融合
a.FIDO (Fast IDentity Online)
b.テンプレート保護技術
c.PBI (Public Biometric Infrastructure)
d.事例紹介(日立・パナソニックコネクトの協業事例など)
(4). 信頼あるデジタルアイデンティティに向けて
(第4部)ケニアでの新生児を対象とした世界初の実証実験
1.はじめに
(1).途上国の健康問題
(2).長崎大学熱帯医学研究所について
(3).ケニアでの活動
2.アフリカでの生体認証の実証実験
(1).なぜ、生体認証なのか?
(2).辺縁地域での実施
(3).問題を解決しながら
3.現在の開発状況
(1).現在の実証試験の紹介
(2).今後に向けて
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キーワード |
バイオメトリクス 生体認証 顔認証 指紋認証 静脈認証 コロナ禍 国際標準化 信頼性 セキュリティ強化 評価方法 コモンクライテリア ユーザ認証 実証実験 アフリカ ケニア 途上国 熱帯地域 積極的疫学調査 データの紐づけ ワクチン接種 新生児 暗号技術 デジタル認証 FIDO テンプレート保護技術 PBI セキュリティ確保 プライバシー データ主権 デジタルアイデンティティ |
タグ |
統計・データ解析、精密機器・情報機器、AI・機械学習、セキュリティ・暗号、データ解析、ネットワーク、位置情報、音声処理、画像処理、画像認識、感性・脳科学・認知工学、組み込みソフト、生体工学、統計・データ、データ分析、ITサービス、精密機器、電子機器 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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