AI／IoT／VR／HMI技術による効果的な技能伝承手法と人材育成への応用　＜オンラインセミナー＞

講師の言葉

　日本の製造業においては、生産拠点の海外移転による産業の空洞化が産業集積地域に深刻な影響を与え、さらには、団塊の世代の熟練技能者の大量退職などにより、これまで製造業を支えてきた基盤的技術産業において熟練技能・匠の技の衰退が懸念されています。また、超高齢社会の到来、若者の製造業離れの社会現象により、基盤的技術産業では後継者難などが生じ、日本の製造業にとって喫緊の課題となってきています。

　今後も高付加価値製品設計・製造を行うためには、基盤技術や熟練技能の伝承、および知識の創出が不可欠となっております。日本のものづくり産業が、今後とも競争力強化を図るためには、これまでに蓄積された技術・技能をさらに研究開発により発展させ、独自技術の確立や強化、技術・技能の伝承、アイデアから新たな価値やサ－ビスを創造するイノベ－ション（innovation）、情報通信技術（Information and Communication Technology：ICT）、バ－チャルリアリティ（Virtual Reality：VR）や人工知能（Artificial Intelligent：AI）活用の人材育成、などを推進していくことが重要です。

　本セミナ－では、ものづくり基盤技術に必要となる形式知と暗黙知とを連携して設計・製造知識を伝承し、さらに新たな高付加価値製品の製造知識を創出するVR技術とOJT（On－the－Job Training）を融合したバ－チャルトレ－ニングについて紹介します。また、バ－チャルリアリティやAR技術を用いた技能伝承や人材育成での有用性を踏まえて、HMI（Human－Machine Interface）、VR／AR、モノのインタ－ネット（Internet of Things：IoT）、AI技術、デジタルトランスフォ－メンション（Digital Transformation）を活用したものづくりへの事例についてわかりやすく解説します。

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