ファン設計の基礎と最適設計手法およびファン騒音対策　＜オンラインセミナー＞

講師の言葉

　羽根車は回転数を変えることで風量の調節ができるので、大きさなどの制限が少ない場合は比較的ラフな設計が可能ですが、ファンとして必ずしも良い設計がされているとは言えません。
　本講座ではファンについて理論と実験の両面から解説します。具体的には、各種ファンの種類や特徴を紹介してから性能評価や最適設計の考え方について説明します。特に「動作点」に着目し、ファン特性と流れ状態を関連付けて理解して頂くことを目指します。
　ファン騒音については単なる低騒音化対策だけでなく、同じファンでも使い方によって騒音が変化することを示し、もっとも騒音が低くなる使い方について説明します。
　コンピュータ・シミュレーションは空力特性予測と騒音予測では難易度が全く異なるので、その違いを解説するとともに最近のシミュレーション事例と活用のコツについて説明します。
　表面的なファン特性の知識だけでなく、風量や騒音の違いを生じる流れのメカニズムを理解し、最適設計や低騒音化の理論的なアプローチを自力で進められるようになって頂きたいと思います。

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