設計意図を正しく伝える幾何公差設計法(GD&T)の基礎と図面品質向上への応用 <オンラインセミナー>

~ 設計意図の明確化、幾何公差の基本ルール、種類、使い分け、公差計算の基礎、統計手法を用いた品質予測への展開 ~

・幾何公差の基本と実設計に役立つ適用方法を修得し、図面品質の向上の実務に活かすための講座
・幾何公差設計法による適切な形体定義と公差設計による設計意図の明確化をはかり、手戻り防止、設計トラブル防止に活かそう!

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講師の言葉

 現在は、CADを使った設計が主流になってきていますが、それに伴い図面品質の低下を懸念する声も聞こえています。
 その原因の一つとして、基本的な製図作法は身に付けていても、設計図面に盛り込むべき設計意図が、正しく反映できていないことが挙げられます。
 CAD上のモデルはいわゆる完全形体で、実際の加工物はそれに対してある量のばらつきを必ず持ちますが、この許容範囲を適正化するために行なうのが公差計算です。
 公差計算は、加工/測定/組立を含めた品質とコストの最適化手段ですが、正しく計算を行なっても組立て上の問題は残ります。 理由は、部品が設計意図通りの範囲内でばらついていないからです。
 このばらつき状態をコントロールするのが、現在一般的となった幾何公差です。
 最初から正しい設計をする」ためには、GD&T(Geometric Dimensioning and Tolerancing:幾何公差設計法)による適切な形体定義と公差設定により、設計意図を明確にすることが重要です。
 本講座は、幾何公差の基本と実設計に役立つ適用方法を理解し、公差値決定に必要な公差計算の基本手順と技法を学んでいただき、設計意図を正しく伝えるGD&Tの修得による、図面品質の向上を目的とします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年04月06日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車部品、機械、電子機器、装置などの、機械設計分野の実務従事者、設計者、リーダー(検図担当含む)
予備知識 ・予備知識:機械製図に関する基本知識(投影図の表し方や寸法記入など)
修得知識 ・設計意図を正しく伝える形体定義の理解
・形体の幾何学的特性を規制する幾何公差の理解と使い方
・公差計算の基礎と幾何公差図面への適用方法
・公差計算を活用した品質予測の考え方
プログラム

1.GD&T設計法
  (1).設計プロセスにおけるV&V(検証と妥当性確認)
  (2).設計意図を正しく伝えるGD&T設計法

2.GD&Tの概要
  (1).設計意図の明確化
  (2).従来の寸法表記における問題点
  (3).形体定義のあいまいさを残さない表記法

3.幾何公差の基礎と応用
  (1).基礎編
    a.データムとTED
    b.独立の原則と包絡の条件
    c.幾何公差の基本ルール
    d.幾何公差の種類と使い分け方
    e.データム系と優先順位の考え方
  (2).応用編
    a.共通データム
    b.共通公差域(CZ)の活用
    c.丸-長穴位置決めへの適用
    d.通し穴指示への適用

4.公差計算の基礎と応用
  (1).基礎編
    a.ばらつきの統計量(標準偏差)
    b.ばらつきの定量化(LSとRSS)
    c.正規分布と不適合品率
  (2).応用編
    a.幾何公差と公差計算
    b.要因数と累積誤差
  (3).統計手法を用いた品質予測への展開
    a.工程能力と工程能力指数(Cp)
    b.不適合品率予測

5.まとめ

キーワード GD&T設計法 V&V 検証と妥当性確認 設計意図 幾何公差 データム TED 共通公差域 CZ 公差計算 標準偏差 LS RSS 正規分布 不適合品率 品質予測 工程能力 工程能力指数 不適合品率予測
タグ 規格・標準機械機械要素工作機自動車・輸送機設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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