• 2023年03月31日(金) 10:30 ~ 17:30

１．なぜなぜ分析の進め方

　　（１）．なぜなぜ分析とは

　　　　ａ．「５回のなぜ」を突き詰め、問題発生の根本原因を探る

　　　　ｂ．海外でも注目

　　（２）．なぜなぜ分析は具体的にはどんなことか

　　　　ａ．問題点の設定からまず直接的な第一次原因を探る

　　　　ｂ．真の根本原因と思われるところまで「なぜなぜ」を繰り返す

　　　　ｃ．最善策、改善策の構築と実行

　　　　ｄ．実行内容の効果確認

　　（３）．なぜなぜ分析で注意すべき点

　　　　ａ．なぜなぜ分析はブレーンストーミング形式で出来るだけ多くの項目、内容を出す

　　　　ｂ．他人の提案や意見に対して決してケチをつけてはならない

　　　　ｃ．根本原因は一つとは限らない。なぜなぜはできるだけ客観的、具体的におこなう

２．品質管理への活用：なぜなぜ分析による品質不良の再発防止

　　（１）．品質不良とは

　　　　ａ．不良品とはどういう定義か、品質不良と設計不良の違い

　　　　ｂ．不良発生の低減：ルールを守ってもらう取り組み

　　　　ｃ．人的要因の見極め：うっかりミスの発生

　　（２）．品質不良の再発防止のための品質管理の方法

　　　　ａ．管理手法

　　　　ｂ．全社あげての原因の検討会：失敗からの学び（落穂ひろい）

　　　　ｃ．ポカヨケ

　　　　　　・うっかりミスによる不良発生を防止するポカヨケ

　　　　ｄ．不良の継続的な発生防止／PDCA

３．再発防止のための演習

　　　～なぜなぜ分析による真の原因とその対応策究明の演習～

過去の事故を例に皆様で「なぜなぜ分析」し、真の原因を探り、その対応策を議論致します

　　　・事例をもとにした演習

一度の対策では、それまでになかった問題がでてくることがあります。そのような事例の事故について、どのように対応すればよいのか皆様で議論していただきます。

　　　・ABSの開発における失敗事例

雪道で多発したスリップ事故を減らすために自動車メーカーは必死になってABSを20年以上かけて開発しました。いまでは新車では標準装備になりました。それでもスリップ事故がなくならない原因を考える

　　　・時間があれば、その他事例を紹介

　　（２）．まとめ

　　　　ａ．成功例をまねるより、失敗から学ぶことのほうが効果的

　　　　ｂ．品質問題の要因はなぜなぜ分析にはかなり項目が多くなります。出し切ったと思っても気がつかないものもあります。

４．その他：なぜなぜ分析の活用

なぜなぜ分析はもともと品質不良の再発防止のみを目的にしたものではありません。企業全体の品質向上のため「効率向上」「在庫削減」などへの取り組みが必要。

　　（１）．効率向上

　　　　ａ．リードタイムの短縮　

　　　　ｂ．省人化

　　　　ｃ．設備稼働率　

　　（２）．在庫削減

　　　　ａ．不良在庫の最小化：不良品再発防止の対応をむだにせぬように

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