自動運転のためのセンサフュージョン技術とその応用<オンラインセミナー>

~ カメラ(単眼、ステレオ)、レーダー、LiDAR、超音波などのセンシング技術、車載LiDARによる物体認識技術、カメラとLiDARによるフュージョン技術と精度向上 ~

・自動運転に必須となる各種センサフュージョン技術を修得し、より高性能な自動運転システムへ応用するための講座

・複数のセンサで不足した機能をカバーするセンサフュージョン技術を修得し、安全な自動運転システムの開発に応用しよう!

・カルマンフィルタによるフュージョン結果の精度向上手法についても解説します

オンラインセミナーの詳細はこちら:

・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 自動運転は、歴史的に道路インフラを使ったシステムとして始まったものの、自動車側が外界をセンシングして自律的に走行する自動運転に方向転換され現在に至る。自律型の自動運転において、研究開発の開始時から現在まで中心的課題は、外界認識センサだった。自動運転とは、人間のドライバに代わって自動車自身が運転するものであるから、人間のドライバ並みに自動車が外界を認識して交通環境を把握しなければならない。
 自動運転用の外界センサとしては、カメラ(単眼、ステレオ)、レーダー、LiDAR、超音波等が候補となる。何れのセンサも苦労して研究開発され実用化されたものではあるが、どれか一つのセンサで人間のドライバ並みに外界を認識することは不可能である。ドライバが持つ視野角、解像度、ダイナミックレンジ、物体認識能力等のどれか一つの機能に絞れば、それに迫るか超える機能を持つセンサもないことはない。しかし、一つで全てをカバーできるものはない。
 そのため、複数のセンサで不足した機能をカバーするセンサフュージョンが望まれるのは当然の流れである。自動運転のレベルが上がれば、カメラ、レーダー、LiDAR、超音波と複数のセンサが装着されるのは必然である。
 本講座では、カメラ、レーダー、LiDAR、超音波の概要と、これらセンサをどのようにフュージョンすればよいかを、複合、統合、融合、連合という視点で分類し、関連項目と具体例を紹介する。特に、連合型センサフュージョンでは、免疫ネットワークからみたセンサフュージョン手法を紹介する。また、センサフュージョンで目指す、最良状態推定という視点で、ウィナーフィルター、最小二乗推定法、状態方程式による逐次状態推定として各種カルマンフィルター、パーティクルフィルタ等をまとめて解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年03月01日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・自動運転や運転支援システムに興味のある技術者の方
・車載電装品、自動車、ITS、画像、レーダほか関連企業の技術者の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・車載カメラとLiDARによるセンサフュージョン技術とカルマンフィルタによる精度向上技術
・カメラ(単眼、ステレオ)、レーダー、LiDAR、超音波のセンシング技術
・LiDAR(車載レーザレーダ)による物体認識技術
プログラム

1.センサフュージョンとは
  (1).組合せ方法
  (2).センサデータフュージョン

2.各センサ技術詳細
  (1).アクティブセンサ
    a.電波レーダー
    b.LiDAR
    c.超音波センサ
  (2).パッシブセンサ 
    a.単眼カメラ
    b.ステレオカメラ
     ・ステレオカメラ内フュージョン例
    c.RGBDカメラ
    d.ディープラーニング
    e.各センサ比較

3.センサフュージョン技術
  (1).アクティブセンサとパッシブセンサの組合せ
  (2).組合せ例
    a.座標校正
     ・バーチャルRGBDカメラ研究例
  (3).センサフュージョンの種類

4.各センサフュージョン例
  (1).複合型センサフュージョン
  (2).統合型センサフュージョン
  (3).融合型センサフュージョン
    a.トラッキング
  (4).連合型センサフュージョン
    a.相互結合ニューラルネットワーク
    b.確信度
      ・ハフ変換
      ・RANSAC
      ・ステレオの確信度
      ・単眼カメラによる車両認識
      ・歩行者認識の確信度
      ・ディープラーニングの確信度
    c.免疫ネットワーク

5.カルマンフィルタによる精度向上
  (1).前処理
    a.デジタル化
    b.ノイズ除去
    c.ウィナーフィルタ
  (2).状態空間表現
  (3).最小二乗推定法
  (4).ベイズ統計
  (5).逐次最小二乗推定法
  (6).カルマンフィルタ
  (7).非線形カルマンフィルタ
    a.拡張カルマンフィルタ
    b.アンセンティッドカルマンフィルタ
    c.パーティクルフィルタ
      ・モンテカルロ積分
      ・重点サンプリング法
      ・リサンプリング法
      ・パーティクルフィルタの改善
  (8).カルマンフィルタ適用例

6.今後の技術動向
  (1).各センサの今後
  (2).センサフュージョンの今後

キーワード センサフュージョン 電波レーダー LiDAR 超音波センサ ステレオカメラ RGBDカメラ ディープラーニング ハフ変換 免疫ネットワーク 最小二乗推定法 最小二乗推定法 ベイズ統計 パーティクルフィルタ
タグ 統計・データ解析AI・機械学習信号処理カメラセンサ統計・データデータ分析自動車・輸送機車載機器・部品電子部品電装品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日