ドローンを用いた3次元計測の現場活用技術とデータ処理のポイント <オンラインセミナー>

~ 画像・点群の処理・活用法、SfM/MVS技術による3Dモデル化、画角再現に着目した機体の開発 ~

・3次元計測技術の現場への実践的活用法とそのノウハウを修得し、実務で応用するための講座

・エキスパートの方が、実際の計測法と3次元モデル化技術について数多くの事例を通して詳細に解説する特別セミナー!

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講師の言葉

 今日3次元計測技術は、コンピュータ技術の発展とともに進化を遂げ、デジタルに移行した。またドローン(UAV)の登場は、高所からの撮影・計測を簡便に行なうことを可能とし、写真測量の発展形であるSfM/MVS技術により複雑な構造物や地形の3次元モデル化が可能となった。UAV技術は、GNSSのみに依存することなく、ビジョンセンサ、レーザセンサ等と連携し、高度な自律制御、非GNSS環境下での飛行安定性、衝突回避機能を有し構造物点検に適した製品が市場に投入されている。例えばインフラ点検にUAVを用いて撮影点検を行うとき、前回点検撮影した点検位置へ、UAVを正確に誘導する-【画角再現機能】を実現するには、上空視界の良い環境(屋外空間)から橋梁の下など非GNSS環境へ機体をシームレスに飛行させる機能などが必要になる。講演者は、この屋内外シームレスな飛行と画角再現に着目し、それを具現化するために経産局の研究開発助成(サポイン)を得てUAVを開発している。講座ではこの機体の設計思想と開発の現状、将来への展開についても紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年12月06日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナーソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・機械、構造物、プラント、航空機、船舶、測量・計測、カメラ、システム、建築、土木・建築、ほか関連企業の方
予備知識 ・特に必要ありませんが、画像計測技術の基礎を知っていると理解しやすい
修得知識 ・3次元計測技術の概要
・3次元計測技術の現場への活用の実際とデータ処理について
・ドローン、UAV、3Dレーザ、SfM/MVS、などの3次元計測への応用
プログラム

1.3次元計測技術の概要
  (1).測量・計測の概要 
    ・空間情報取得技術の変遷  
  (2).光学的計測手法の普及
    ・UAV搭載可能なセンサと得られる情報  
  (3).DX・3次元計測
    ・画像・点群の処理・活用
    ・点群のばらつきを抑える「鮮鋭化処理」

大型構造物を中心とした3次元計測技術の動向、適用領域毎の動向について概説する。
  
2.文化財への3次元計測の応用
  (1).軍艦島(SfM/MVS)
  (2).石垣修復支援システム(TLS、SfM/MVS)
  (3).石見銀山(ARなど)

 2010年護岸延長1.2km の「軍艦島」の崩壊過程をモニタリングするためUAVで4000枚の画像を撮影しSfM/MVS技術で3Dモデル化し、画像解析処理、損傷評価に取り組んだ。「皇居の石垣修復工事」への活用では、各石材の解体作業と並行して3Dレーザで計測・3Dモデル化を行い、その3Dデータを活用して復元時の干渉状況をリアルタイムに復元検討に反映、設計を支援する『石垣修復支援システム』を構築し、このシステムを活用することで、修復作業の品質向上、再積み直し作業の減少を可能とした。また最近では3次元データのARへの活用にも展開している。

3.土木・建築分野における3次元計測
  (1).UAV‐SfM、 UAV‐LiDAR
    ・UAVレーザ(LiDAR)の災害調査への活⽤
    ・リアルタイム空中マッピングシステム 
  (2).MMS(モバイルマッピングシステム)、モバイルスキャナ、水中3D 
  (3).i‐Construction

 SfM/MVS技術の登場は、複雑な構造物や地形の3次元モデル化を容易に行なうことを可能とした。今日、測量、土木・建築分野においては、これらの技術がインフラ構造物の点検や各種測量・調査などに積極的に活用されている。ICT(情報通信技術)や3次元データなどを活用した建設現場の生産性向上のための取組である「i‐Construction」や、自然災害発災後の被災状況調査などにカメラやレーザスキャナを搭載したUAV‐SfM、UAV‐LiDARが利用されている。河川・海岸管理の分野では、水中での減衰が少ない緑波長帯のグリーンレーザを搭載したUAVが水底の地形状の測量に用いられている  

4.インフラ点検・維持管理(橋梁・構造物等)
  (1).インフラ点検の現状
    ・3次元空間情報取得技術の分類
    ・点検対象と抽出すべき損傷
   ・ロボット技術を⽤いた点検
  (2).画像計測によるインフラ点検
    ・3次元モデル作成のための効率的な撮影⼿法
  (3).変状を付加するBIM/CIM

 2014年7月の道路法施行規則の一部改正では、国及び地方自治体が管理する全ての道路橋・トンネルに対し、5年に一度の人による近接目視点検が義務化され、その後UAVで撮影した画像等による点検が承認され、UAV等のロボット技術活用が可能となった。また2024年の点検3巡目からは2巡目成果の延長上にある「3D納品」また「局所的点検」などがトレンドになる。
またこれら変状を付加するBIM/CIMについて事例を含め紹介する

5.画角再現に着目した機体の開発
  ・屋内外シームレスな飛行と画角再現に着目したサポイン機体の開発

 例えばインフラ点検にUAVを用いて撮影点検を行うとき、前回点検撮影した点検位置へ、UAVを正確に誘導する-【画角再現機能】を実現するには、上空視界の良い環境(屋外空間)から橋梁の下など非GNSS環境へ機体をシームレスに飛行させる機能などが必要になる。講演者は、この屋内外シームレスな飛行と画角再現に着目し、それを具現化するために経産局の研究開発助成(サポイン/Go‐Tech事業)を得てUAVを開発している。講演ではこの機体の設計思想と開発の現状、将来への展開について紹介する

キーワード 3次元計測技術 測量 計測 光学的計測 DX 3次元計測  SfM MVS TLS AR  UAV-SfM UAV-LiDAR MMS モバイルスキャナ BIM CIM
タグ イメージセンサカメラシミュレーション・解析センサ画像画像処理計測器光学精密機器
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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