アナログ回路の基礎とノイズ対策のポイント <オンラインセミナー>

~ 電気回路/交流回路の基礎とノイズ源となる電磁界の性質、EMC規格(ノイズ規制)と具体的ノイズ対策技術およびその軽減効果の検証法 ~

本セミナーは日程・プログラムが変更となりました。

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アナログ回路の基礎・EMCの概要からノイズ対策技術および検証法まで修得し、電子機器・電気機器のノイズ対策に活用するための講座

・電子機器や電気設備における大きな課題の一つ、ノイズ対策について原因の究明・軽減方法・検証法を修得し、EMC対策技術を実務に活かそう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 電気電子回路や電気機器のノイズ(雑音)の対策には、一般に原因の究明から対策法まで長年の経験に基づくノウハウが必要とされています。一方、ノイズは伝導ノイズ、誘導ノイズおよび放射ノイズに大分類されるため、それらを現状に合わせて絞り込み早期に問題解決することも可能です。そのためには基本的な考え方に基づいたノイズ対策手順を複眼的視点で身につけることが求められます。  

 本講義では、電気電子回路あるいは電気設備に関わる方々を対象に、著書「現場でわかる ノイズ対策の本」をベースに6項目に絞り、ノイズ対策法をわかりやすく説明します。なお、6.ノイズ対策の検証ではノイズ発生やその軽減効果について、LT Spice(フリーソフト)やEXCEL計算で得られたグラフで可視化し理解を深めることができます。 

本セミナーは日程が6月21日(火)へ変更、また、タイトルおよびプログラムが変更となりました。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年06月17日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 下記の電気電子分野の関係者や技術者
・ノイズ発生で日ごろから苦心している
・手っ取り早くノイズを取りたい、あるいは軽減したい
・ノイズ発生の勘所や対策手順を知りたい
・ノイズはどの程度抑制できるのか
・EMC規格や対策部品を知りたい
予備知識 ・電気や電子のアナログ回路に興味を持っている
・高校の基礎数学(四則演算、微分法、指数、対数)をある程度理解している
・順序立ての考え方がある程度できる
修得知識 ・直流回路と交流基礎回路を含む電気回路の正しい知識と基礎的理解が得られる
・ノイズの形態や軽減およびその限界を把握できる
・自分でアナログ電子回路のノイズシミュレーションができる
プログラム

1.電気信号と素子特性

  (1).電気信号

    a.直流と交流(図解)

    b.交流波形(数式、図解)

    c.交流波形の合成と分解(図解)

  (2).ノイズ概要

    a.外部ノイズ(伝導、誘導、放射)

    b.内部ノイズ(熱、フリッカ)

    c.信号対ノイズ比(dB表示)

  (3).電気素子

    a.レジスタ(抵抗素子:R)

    b.インダクタ(誘導素子:L)

    c.キャパシタ(容量素子:C)

 

2.電気回路の基礎

  (1).直流回路

    a.電圧(v)、電流(i)、電力(p)

    b.オームの法則(正しい理解とは)

    c.抵抗接続の合成値(直列、並列)

    d.抵抗回路(分圧、分流)

  (2).交流回路1

    a.レジスタ回路(電圧、電流、電力)

    b.インダクタ回路(電圧、電流、合成値)

    c.キャパシタ回路(電圧、電流、合成値)

    d.インピーダンス整合(最大電力)

  (3).交流回路2 (交流回路2は時間の都合により、割愛する場合がある。)

    a.直列共振回路(R-L-C)

    b.並列共振回路(R//LC)

    c.キルヒホッフの法則(電流則、電圧則)

    d.重ね合わせの理(電源有無で計算)

 

3.電磁界の性質

  (1).静電界

    a.静電気と電荷(摩擦電気の素)

    b.クーロンの法則(静電気の力)

    c.静電誘導(落雷の発端)

    d.静電シールド(静電気を隔離)

  (2).誘導電磁界

    a.電流と磁界(両者は同等の扱い)

    b.電磁誘導(変動磁気で電圧発生)

    c.誘導起電力の式(発電の原理)

    d.フレミングの法則(右手則,左手則)

  (3).放射電磁界

    a.表皮効果(導体表面の高周波成分)

    b.波動インピーダンス(遠方で377Ω)

    c.ロッドアンテナ近傍(377Ωより大)

    d.ループアンテナ近傍(377Ωより小)

 

4.ノイズの規制

  (1).EMC(電磁両立性)

    a.EMCの概要(目的、構成、規制)

    b.欧米のEMC規格(CE、FCC)

    c.日本のEMC規格(VCCI)

    d.EMC用語(ITE、EUT、LISN)

  (2).エミッションの規格

    a.規制(放射、雑音、高周波)

    b.ノイズ形態(低周波磁界、電圧変動)

    c.試験方法(放射、雑音、高周波)

    d.影響対象(機器、システム、人体)

  (3).イミュニティの規格

    a.規制(干渉、耐性、IEC6100-)

    b.意識(異分類規格の協働性)

    c.試験方法(放射、バースト、電圧変動)

    d.課題(規制対象と試験方法)

 

5.ノイズ対策の技術

  (1).伝導ノイズ対策

    a. ノーマルモードとコモンモード

    b.高周波ノイズ(抑制と迂回)

    c.インピーダンス整合(R-X交点)

    d.フィルタリング(低域、帯域、高域)

  (2).誘導ノイズ対策

    a.コモンモードループ

    b.回路絶縁(電気絶縁、光絶縁)

    c.パルストランス(応答、周波数特性)

    d.ホトカプラ(応答、周波数特性)

  (3).電磁ノイズ対策

    a.電界の容量結合(電界シールド)

    b.磁界の誘導結合(磁気シールド)

    c.電磁波の放射(電磁シールド)

    d.シールドインピーダンス(金属材料)

 

6.ノイズ対策の検証

  (1).伝導ノイズのシミュレーション

    a.ノーマルモードとコモンモード

    b.高周波ノイズ(スイッチング電源)

    c.インピーダンス整合(伝送線路)

    d.フィルタリング(アクティブフィルタ)

  (2).誘導ノイズのシミュレーション

    a.トランス結合回路(電気絶縁)

    b.光結合回路(光絶縁)

 

  (3).電磁ノイズのシールド効果計算

    a.電界成分の損失(反射、吸収)

    b.磁界成分の損失(反射、吸収)

    c.電磁界の損失(反射、吸収、総合)

    d.シールドインピーダンスの比較

キーワード アナログ回路 電気回路 交流回路 電磁界 ノイズ EMC 電磁両立性 エミッション イミュニティ 伝導ノイズ 誘導ノイズ 電磁ノイズ シールド効果 
タグ 精密機器・情報機器アンテナ安全規格・標準検査シミュレーション・解析品質管理ノイズ対策・EMC・静電気プリント基板回路設計基板・LSI設計実装設計・製図・CAD精密機器電子機器電子部品電磁波LSI・半導体
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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