リチウムイオン蓄電池の安全性・特性・寿命評価試験と劣化診断技術およびそのポイント <オンラインセミナー>

~ 蓄電デバイスの重要性、リチウムイオン蓄電池の各種評価・規格試験、特性パラメータと劣化現象およびその診断、リチウムイオン電池の効率劣化診断 ~

・リチウムイオン蓄電池の基礎から学び、蓄電システム、再生可能エネルギーコスト改善のための効率劣化診断技術を修得する講座

・リチウムイオン蓄電池の用途、構造、特性から効率劣化診断技術までを修得し、安全性・寿命・効率劣化診断技術による高信頼性を確保したシステム開発に活かそう!

 

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講師の言葉

 2050年の脱炭素化に向けて各国で取り組みが進められている。現時点で有力な脱炭素化の手段は再生可能エネルギー導入である。その大半を占める太陽光発電や風力発電は変動性再生可能エネルギーと呼ばれ、出力変動や時間偏在性がある。

 特に増加著しい太陽光発電は、昼間の余剰電力を夜間に移行させる必要があり、そこで蓄電池、特にリチウムイオン蓄電池の活躍が期待されている。その一方で、リチウムなどの資源制約のためリチウムイオン蓄電池のリユース・リサイクルが検討されており、直近では2023年にリユースに係るIEC63330が制定予定である。リユースバッテリーは劣化、特に最近問題提起された効率劣化と密接に関わりがある。

 本講義ではリチウムイオン蓄電池と電力脱炭素化の基礎事項を踏まえて、蓄電システムと再生可能エネルギーの運用経済性およびCO2削減コストを改善するためのヒント、すなわち効率劣化診断を説明する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年06月27日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備品質・生産管理・ コスト・安全研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・リチウムイオン蓄電池や蓄電システムに関わる研究、開発、設計、商品企画、技術営業の方
・変動性再生可能エネルギーによる脱炭素化に関わる研究、開発、設計、商品企画、技術営業の方
予備知識 ・特にありません。基礎から説明します
修得知識 ・リチウムイオン蓄電池の:
① 用途、構造、特性に関する基礎知識
② 各種評価試験に関する体系的知識
③ 劣化診断技術に関する体系的知識
④ 効率劣化診断の技術的基礎知識
⑤ 効率劣化による経済性低下、CO2削減コスト増加に関する基礎知識
プログラム

1.背景 ―2050年脱炭素化に向けた蓄電池の位置付けー

  (1).脱炭素社会に向けた動向

    a.二酸化炭素排出の状況

    b.再生可能エネルギー導入の状況

  (2).蓄電デバイスの重要性

    a.変動性再生可能エネルギーの課題

    b.バッテリーアグリゲーション

  (3).価格・資源制約の課題

    a.リチウムイオン蓄電池の基礎事項

    b.価格・資源制約とリユースバッテリー

 

2.リチウムイオン蓄電池の各種評価試験、規格試験

  (1).安全性規格試験

  (2).特性規格試験・寿命劣化特性試験

  (3).規格化されていない試験

 

3.リチウムイオン蓄電池の特性パラメータと、劣化現象およびその診断

  (1).基本的特性

    a.満充電容量

    b.開回路電圧

    c.内部インピーダンス

  (2).劣化の現象と症状

    a.充放電曲線の変化とメカニズム

    b.劣化によって起こる症状

    c.バッテリーアグリゲーションにおける劣化の課題

  (3).従来の劣化診断(容量劣化診断)

    a.劣化診断の体系分類

    b.周波数領域の手法

    c.時間領域の手法

 

4.リチウムイオン電池の効率劣化診断

  ・蓄電池群運用効率向上によるCO2削減コストの低減に向けて

  (1).効率劣化診断の効果

    a.基本的な効率劣化診断の考え方

    b.差電圧指標を用いた効率劣化診断

    c.バッテリーアグリゲーションに対する効果

  (2).定量的な経済性向上シミュレーション

    a.バッテリーアグリゲーション運用に対する効率劣化診断の一般化

    b.効率劣化診断のシミュレーション

  (3).教師データの低減

    a.差電圧指標による効率劣化診断の課題整理

    b.ニューラルネットワークを用いた教師データ低減

    c.画像処理法を応用した教師データ削減

 

5.まとめ

  ・なぜ脱炭素化に向けてリチウムイオン蓄電池の効率劣化診断が必要なのか

 

キーワード バッテリーアグリケーション リチウムイオン電池 特性規格試験 安全性規格試験 保護回路 劣化診断技術
タグ リスク管理商品開発信頼性試験・故障解析未然防止リチウムイオン電池実装自動車・輸送機設備蓄電非接触充電
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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