リチウムイオン電池の安全性確保と国内外の規制・規則およびガイドラインとそのポイント <オンラインセミナー>

 ~ EVの発火事故の対応、リチウムイオン電池の基本構成と安全性確保、 国内外の安全性規格・試験と実務対応、規格と国際表示、今後の展開と全固体リチウム ~ 

・EVに不可欠なリチウム電池の安全性確保とその対応策を学び実務に活かすための講座

・リチウムイオン電池の安全性、国内外の試験規格・安全性規則、EU電池規制と最新の法改正のポイント、予防安全対策技術を修得し、安全性の確保とリスク対応に活かそう!

 

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講師の言葉

 現在2021年11月、COP26が開催されており、地球規模での脱炭素と自動車の非化石燃料化が論じられている。この2年ほどは、コロナ禍の中でもEVを始め電動自動車の拡大は継続しており、本格的な脱炭素への寄与が期待されている。

 このEV化で最も懸念されているのは、EVの安全性である。世界的にも最近のEV発火事故は増加の傾向にあり、リコールは1000億円規模の損害賠償などが取り沙汰されている。さらなる不安要素としては、相次ぐギガセル工場の操業、GWh単位の電池生産における安全性の維持と検証の怪しさである。

 本講演においては、リチウムイオン電池の安全性、特にEV用途など大型の電池の安全性に関わる基礎技術と、国内外の試験規格を解説する。これらの安全性規則や概ね2年程度のサイクルで改訂・改正がなされるので、今回は国内外の左記の変化も折り込んだ内容とした。

 また最近のグローバルな動きとして、「EU電池規制」として、資源リサイクルとライフサイクルCO2を複合した、年時ごとの数値規制が提案されている。電池のコストダウンとEU規制が、安全性をないがしろに進められるとすれば、自ら墓穴を掘る結果に成ろう。

 本講演ではかなり広範囲な、網羅的な資料を提供する。Webinerでは基本的な筋道をお話しするが、その後は受講者各位の実務に即したアクションを探る基礎資料として頂きたい。

 

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年05月19日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備化学・環境・異物対策品質・生産管理・ コスト・安全研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・電池ユーザー、電池研究開発部門、企画担当者の方々
・リチウムイオン電池の原材料・部材開発の企画担当の方
・リチウムイオン電池と応用製品の企画・設計・販売担当者、流通・販売・輸出入の担当者の方
・技術関係者のみならず、リチウムイオン電池の応用製品の開発、販売などに関係する営業の関係者にも聴講願いたい、特に表示(マーキング)などは、知らなかった、では済まないので、完璧を期すべきであろう

予備知識 ・特に予備知識はいりません。電池工学的なポイントは判り易く解説します
修得知識 ・実務におけるリチウムイオン電池の安全性への対応策、抜かりの無さとコンプライアンス
・リチウムイオン電池全般の理解
・安全性に関する法規制とグローバルスタンダード
・電池応用製品の安全性確保とリスク対応

プログラム

1.(はじめに)最近のEV化の進行と電池

  (1).欧米のEV台数の推移2019~2021

  (2).中国のEV台数の推移2019~2021

  (3).日本の電動化状況と戦略

  (4).ギガセル工場の計画

  (5).EU電池規制と影響

 

2.EVの発火事故の現状と対応策

  (1).EV発火、何が燃えているか

  (2).EV発火事故とリコール一覧

  (3).EVの安全性確保の基本プロセス

  (4).事故率ppmと推移

 

3.リチウムイオン電池の基本構成と安全性確保

  (1).基本用語と範囲

  (2).電池の用途拡大と発火事故の経緯

  (3).電池(セル)の構成、構造と基本特性

  (4).電気化学的な要件と安全性

  (5).セル設計と製造工程

 

4.国内外の安全性規格・試験の各論と実務対応

  (1).JISと電気用品安全法

  (2).ULと認証制度、UN輸送勧告ほか

  (3).電池の製品仕様、定格と購入手順

 

5.電池応用製品の規格と国際表示、今後の展開

  (1).電池応用製品毎の規格

  (2).電池応用製品の国際表示(マーキング)ルール

  (3).EVなど自動車分野、医用機器、電池と表示(法定と任意)

 

6.今後の展開と全固体リチウムイオン電池

 

キーワード リチウムイオン電池 電気用品安全法 リチウムイオン電池関係規格 国連危険物輸送基準勧告 安全性規格 全固体リチウムイオン電池 リチウムイオン電池の輸送規制と規格 リスクとハザード 電解液漏れ EV発火事故 
タグ 研究開発リチウムイオン電池自動車・輸送機車載機器・部品設備蓄電電気化学電源・インバータ・コンバータ電池非接触充電
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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