プラスチック劣化のメカニズムと対策および寿命予測と安定化技術 <オンラインセミナー>

~ 高分子の熱・熱酸化劣化機構と光劣化機構、劣化挙動の解析技術と寿命予測、酸化防止剤、紫外線吸収材(UVA)、光安定剤(HALS )による安定化技術 ~

・高分子の劣化を防止し、安定性・耐久性を向上させ、信頼性の高い製品開発に応用するための講座

・劣化メカニズムの基本と劣化挙動の適切な解析法を修得し、プラスチックの劣化防止と安定化に活かそう! 

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講師の言葉

 高分子材料は、自然環境に曝されているうちに物理的・化学的作用を受け、徐々に本来の特性を失い実用に耐えなくなる。これは、高分子材料の特性が発現するもととなる分子の化学構造と集合状態が変化するためである。このような高分子の劣化を防止し、安定性・耐久性を向上させるために多くの努力が払われている。しかし、この努力が効率的に結実するためには、劣化メカニズムの基本を理解し、また劣化挙動を正しく解析することが重要である。

 本講座では、高分子の多彩な劣化メカニズムならびにその解析手法について要領よく解説する。また、酸化防止剤、紫外線吸収材(UVA)と光安定剤(HALS )の種類、特徴、作用および最近のトピックスについて概説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年03月17日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・プラスチック成形加工業者の方
・プラスチック利用製品メーカー、プラスチック利用製品ユーザーの方
予備知識 ・初歩的な物理化学、有機化学
・自分が扱う材料の物性に関する基本事項
修得知識 ・高分子の劣化と安定化に関する基礎と実務の基本
プログラム

1.高分子劣化の要因

  (1).劣化とは?

  (2).劣化の要因と発現挙動

 

2.高分子の熱・熱酸化劣化機構

  (1).ポリオレフィンの劣化過程

  (2).高分子の自動酸化

  (3).芳香族高分子の劣化過程

 

3.光化学の基礎と高分子の光劣化機構

  (1).光化学の基礎

  (2).光劣化の素過程

  (3).光劣化の支配因子

 

4.高分子劣化挙動の解析技術と寿命予測

  (1).促進劣化試験

  (2).分子量変化

     ・SECによる解析

  (3).化学構造変化-1

     ・IR分光測定による解析

  (4).化学構造変化-2

     ・ケイ光、リン光測定による解析

  (5).モデル化合物を用いた解析

  (6).高次構造変化

     ・顕微鏡観察、X線回折、熱測定、動的粘弾性測定による解析

  (7).力学物性変化

     ・引張試験

     ・曲げ試験

     ・衝撃試験

  (8).化学構造変化-高次構造変化-物性変化の相関

  (9).寿命予測

 

5.高分子の安定化対策技術

  (1).酸化防止剤

  (2).紫外線吸収材(UVA)

  (3).ヒンダードアミン系光安定剤(HALS)

  (4).安定剤の相乗効果

  (5).高次構造制御による安定化

 

6.高分子劣化における最新技術と最近のトピックス

  (1).高分子熱反応の速度論的解析

  (2).劣化領域の伝搬

  (3).擬似酵素型光触媒

  (4).屋外暴露による高分子表面近傍の損傷発生・成長

  (5).マイクロプラスチック

キーワード 熱・熱酸化劣化機構 ポリオレフィン 自動酸化 光劣化 劣化挙動 寿命予測 酸化防止剤 紫外線吸収材 高次構造制御 擬似酵素型光触媒 マイクロプラスチック
タグ プラスチック材料成形加工破面解析表面改質表面処理・めっき材料力学・有限要素法
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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