使いやすいインタフェースのための製品設計(デザイン)とその応用 ~演習付~

~ 情報過多、情報過少、混乱が引き起こす「使いにくさ」の解決法と「つい使ってしまう」インタフェース開発への活かし方 ~

・製品の「使いにくさ」の理由を明らかにし、演習を交えて「使いやすい」インタフェースデザインを生み出すためのスキルが修得できる講座
・人の認知的な情報処理に基づいた、利用者にとって真に使いやすい製品を開発し、製品の利便性向上に活かそう!

講師の言葉

 誰かが入ろうとしている時に限って「閉」を押してしまうエレベータの開閉ボタン。「冷房」と「停止」のボタンしか押していない多機能エアコンのリモコン。便利なはずの製品が、なぜその便利さを発揮できていないのでしょうか。
 実は、これらのインタフェースには、押し間違えてしまう理由や使いにくいと感じてしまう理由があるのです。例えば、内向き/外向きの二つ並んだ三角形で開閉を表しているエレベータの開閉ボタンの場合、三角の重心位置がより外側にあり「開いているっぽい」のが閉めるボタン、重心が内側にあり「閉まっているっぽい」のが明けるボタンと、人の認知的な情報処理に基づく印象とボタンの意味が逆になっていることが押し間違いを誘発しているのです。
 この講座では、使いにくさの理由を明らかにし、使いやすいインタフェースの生み出し方を考えていきます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年04月28日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・家電や自動車、エレベータ等の人が使う工業製品の設計に関わるエンジニア、デザイナー、商品企画担当の方
・住宅などの建築物の設計者、ドアや窓等の住設機器の設計に関わるエンジニア、デザイナー、商品企画担当の方
・デザインのアイディアのヒントを探している方
予備知識 ・特に必要ございません
修得知識 ・インタフェースを使う人の行為に関する基礎知識(認知心理、社会心理、行動経済など)
・人間中心設計、UX(User Experience)に関する基礎知識
・使いやすさを評価する方法
・使いやすい/使いにくい製品の事例と使いやすさ/使いにくさの要因
プログラム

1.使いにくいインタフェースが多すぎる
  (1). 使いにくさはなぜ生まれるのか
      a. 正しさ≠使いやすさ(無視される警告ステッカー、押したか不安になる領収書発行ボタン)
      b. 多くの情報≠使いやすさ(ボタンだらけのエアコンのリモコン)
  (2). 使いやすさという商品価値
      a. アナログ≠使いにくい(iPhone、紙の書籍vs電子書籍)
      b. ドリルを買いに来た人が欲しいのは穴。インタフェースを使う人が欲しいのは?

2.使いにくさと解決法
  (1). 情報過多_情報が多すぎて使う気が失せる
      a. ふたを開けたらボタンだらけのエアコンのリモコン
      b. 結局使うのは自動電子レンジモードだけの多機能オーブンレンジ
  (2). 情報過少_よくある物なのにはっきりとは分からない
      a. 通り抜けられない自動ドア
      b. 押してダメだったから引いて開けるドア
  (3). 混乱_それっぽいインタフェースではない部分とそれっぽくないインタフェース
      a. ランプがボタンっぽいバスの降車ボタン
      b. 閉めるボタンが開いているっぽいエレベータの開閉ボタン
  (4). ワークショップ_使いにくいインタフェースを使いやすくする

3.使いやすさを超える
  (1). 「つい使ってしまう」を生み出す
      a. ナッジ
      b. ゲーミフィケーション
      c. アフォーダンス
  (2). 使いやすさを超えるインタフェース
      a. より省エネルギーな行動を誘発する
      b. より省資源な行動を誘発する
  (3). ワークショップ_今あるインタフェースをより効果的なものにする

キーワード インタフェース  ナッジ  ゲーミフィケーション  アフォーダンス
タグ 感性・脳科学・認知工学使いやすさ・ユーザビリティ
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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