破壊力学の基礎と強度設計のためのシミュレーション技術の活かし方

~ 材料変形および破壊の数値解析手法、材料強度のモデリングおよび強度設計に活かすシミュレーション応用と強度設計の先端事例 ~

・「壊れにくいモノ」の設計には必須である破壊力学の基礎と最新技術による活用法が修得できる講座
・難解な破壊力学を丁寧に詳解し、破壊のメカニズム解明のための数値シミュレーション方法と応用例を解説致します!
・き裂の進展・破壊を予測し、機械・機器の高信頼性・長寿命化、健全性の確保に活かそう!

講師の言葉

 「壊れにくいモノ」の設計のためには、材料がなぜ壊れるのかを理解する必要があります。き裂の進展条件を取扱う破壊力学はそのために重要です。
 また、近年の計算機能力の向上により、数値シミュレーションを用いて材料の変形や破壊について検討されることが広く行われるようになってきましたが、破壊のシミュレーションを行うための適切なモデリングには、やはり破壊力学の知識が必要になります。
 本セミナーでは、破壊力学の基礎的な理論をできる限り丁寧に解説するとともに、破壊のメカニズム解明のための数値シミュレーション方法および応用例について解説します。シミュレーションについては、原子・電子レベルからマクロレベルまでの様々なスケールの取扱いを紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年12月11日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・破壊力学の基礎理論を学びたい・学びなおしたい方
・機械や構造物などの強度設計に携わる技術者の方
・材料破壊のシミュレーションに興味のある方
(自動車、電車などの車輛関連、機械、プラント設備、発電所などの設計開発、強度研究、解析、信頼性評価、保守・保全関連に関わる方、鉄鋼をはじめとした各種材料の研究開発に関わる方)
予備知識 ・材料力学の基礎的知識(応力・ひずみの概念など)がある方が望ましいです
修得知識 ・き裂先端が作る応力特異場・き裂進展条件に関する理論的背景
・疲労や高温クリープなど、様々な条件によって変化する破壊形態とその取扱い
・材料破壊の数値シミュレーション方法の基礎とシミュレーションでできること・できないこと
・材料の破壊シミュレーションの現状と展望
プログラム

1.破壊力学の基礎
(1). 破壊力学とは
      a. 応力とひずみ
      b. 材料の応力ひずみ関係
      c. 破壊基準の古典的理論
      d. 材料力学と破壊力学
(2). 線形破壊力学
      a. 線形弾性体の基礎方程式
      b. 二次元問題と応力関数
      c. き裂の応力場と応力拡大係数
      d. き裂のエネルギー論とエネルギー解放率
      e. 小規模降伏
(3). 弾塑性破壊力学とJ積分
(4). 疲労破壊
(5). クリープと高温強度
(6). 粘弾性体の破壊

2.材料変形および破壊の数値解析手法
(1). 有限要素法解析
(2). 原子・分子モデル解析
(3). 第一原理解析
(4). マルチスケール解析

3.材料強度のモデリングとシミュレーション応用・強度設計の先端事例
(1). き裂の有限要素法解析と強度設計への活用例
(2). 変形と破壊の原子・分子モデル解析
(3). 結晶の理想強度解析

キーワード 破壊力学 き裂 J積分 疲労破壊 有限要素法 材料強度 
タグ プラント構造物自動車・輸送機車載機器・部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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