自動車の振動・騒音と予測および対策技術

~ CAEを用いた最新の予測技術、積層防音材の吸音・遮音解析、制振材・吸音材の最適配置 ~

・要望が高まる車内静粛性や車外騒音を低減するための最新の対策技術が修得できる講座
・振動・騒音を効果的に低減し、より快適な自動車の開発へ活かすためのセミナー!
・自動車用吸音材に用いられるようになってきた極細繊維の予測技術についても説明します!

講師の言葉

 自動車のEV/HEV化によりエンジン騒音が少なくなり、車内静粛性に対する要望は高まっている。特に、ガソリン車に比べ、ロードノイズ(振動伝達音)・パターンノイズ(空気伝搬音)や風切り音等の高周波車内騒音は目立ってしまい、低減が必要不可欠である。
また、国連の走行騒音規制の導入に伴い、車外騒音の低減が急務である。パターンノイズの低減が必須であるが、タイヤまわりの吸音対策も重要である。
上記を踏まえ、自動車の高周波(200~5000Hz)の騒音現象を説明し、CAEを用いた最新の予測技術と対策手段・解析結果について解説する。また、自動車用吸音材に用いられるようになってきた極細繊維の予測技術についても説明する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年11月08日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車および自動車部品メーカーで自動車の振動騒音開発に携わっている(今後関係する)技術者
・繊維メーカー、ウレタンフォーム、フィルムなどを開発・製造しているメーカーで、今後自動車関係部品を取り扱う技術者
・自動車の振動騒音対策に関心のある方
予備知識 ・大学(高専)理系卒業程度の数学・物理に関する知識
修得知識 ・自動車の全般的な振動騒音現象と、予測・対策手法
・音や振動に関する基礎知識
・フェルトやウレタンフォームなど多孔体の音響性能に関する知識
プログラム

1.自動車の振動騒音現象について
  (1). 自動車の主な振動現象
  (2). 自動車の主な騒音現象
  (3). 国連の走行騒音規制

2. SEAを用いた風切り音を含む車内音予測手法と軽量化検討
  (1). SEA(統計的エネルギー手法)とは
  (2). 要因分析結果・寄与度解析結果と風音の影響
  (3). 自動車防遮音材の軽量化検討結果

3. 積層防音材の吸音・遮音解析
  (1). 吸音とは、遮音とは
  (2). 解析手法(伝達マトリックス法)
  (3). 解析ツールの紹介と様々な積層防音材の計算結果
  (4). 最適積層構造の検討
  (5). 極細繊維材の吸音率予測手法

4. 制振材が積層された自動車パネルの有限要素解析
  (1). ロードノイズについて
  (2). 制振材の効果
  (3). 制振材の最適配置手法(自動車の軽量化) 

5. 防音材が積層された自動車パネルや車室空間の吸音材の有限要素解析
  (1). フロアパネルまわりの防音構造と解析手法(多孔体内部空気の数式化)
  (2). 車室空間の吸音材の最適配置検討
  (3). 多孔板や繰り返し構造の減音・吸音について

キーワード 自動車振動 自動車騒音 振動伝搬音 空気伝搬音 ロードノイズ 風切り音 パターンノイズ SEA 統計的エネルギー手法 吸音 遮音 制振材 防音
タグ 自動車・輸送機車載機器・部品振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日