機械振動制御技術の基礎と振動対策への応用

~ 振動制御(振動低減技術)のための振動工学の基礎とパラメータ推定、パッシブ振動制御、アクティブ・セミアクティブ振動制御技術と設計法・事例 ~

・機械性能のほか、安全性・生産性を低下させることで問題になっている機械振動の制御技術を学び、振動対策を実現するための講座
・振動制御(振動低減技術)に必要となるモデルパラメータ推定法のほか、パッシブ振動制御、アクティブ振動制御技術を修得し、機械振動の低減に活かそう!

講師の言葉

 車両、工作機械、回転機械、建築構造物などに発生する振動問題は、安全性・生産性を低下させるなど様々な点で機械の性能を低下させるため、ひとたび振動問題が発生すると振動を低減させるための対策つまり振動制御が求められます。
 振動制御には振動工学の知識に加え、アクチュエータを利用して振動を低減させるには制御工学の知識が必要になります。
 本セミナーでは、まず振動問題がどのような場面で発生するのか事例を紹介し、振動工学の基礎を解説します。その後、振動制御に必要となるモデルパラメータの推定法、動吸振器などを利用した振動制御(パッシブ振動制御)の考え方と設計計算の方法、アクチュエータを利用した振動制御(アクティブ振動制御)の考え方と設計計算の方法を解説します。

本講座の会場は変更になりました(新宿→茅場町)

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年10月02日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 NATULUCK茅場町新館 4F 中会議室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械振動を低減させる必要がある方
・振動工学を基礎から学びたい方
・機械振動の制御技術を学びたい方
・機械、車両、工作機械、構造物ほか関連企業の技術者の方
予備知識 ・大学初年次程度の数学の知識(線形代数、微分積分、微分方程式)
・大学初年次程度の物理の知識(剛体の力学)
修得知識 ・振動現象をモデル化し、パラメータを推定するための知識
・動吸振器の設計パラメータの最適値を算出するための知識
・アクティブ振動制御を行うために必要な制御工学の知識
プログラム

1.振動問題と振動制御の概要
  (1).振動による被害
    a.強制振動
    b.自励振動
  (2).振動制御の考え方
    a. (狭義の) 振動制御
    b.振動絶縁
    c.外乱除去
  (3).振動制御の方式
    a.パッシブ制御
    b.アクティブ制御
    c.セミアクティブ制御

2.振動制御のための振動工学の基礎
  (1). 1自由度振動系
    a.自由振動
    b.強制振動
  (2).多自由度振動系
    a.モード解析
    b.自由振動
    c.強制振動

3.振動制御のためのパラメータ推定
  (1).実質量と等価質量
  (2).1自由度等価質量同定法

4.パッシブ振動制御(要素設計による振動対策)
  (1).動吸振器とは
  (2).定点を利用した動吸振器のパラメータ調整
  (3).動吸振器の質量比の選び方
  (4).事例紹介

5.アクティブ・セミアクティブ振動制御(制御技術を利用した振動対策)
  (1).アクティブ振動制御の特徴
    a.装置の構成
    b.スピルオーバ不安定化
  (2).古典制御による振動制御
    a.ラプラス変換、伝達関数
    b.PD制御
    c.事例紹介
  (3).現代制御による振動制御
    a.状態方程式、評価関数
    b.最適レギュレータ
    c.事例紹介

キーワード 振動制御 強制振動 自励振動 パッシブ制御 アクティブ制御 セミアクティブ制御 1自由度振動系 多自由度振動系 モード解析 自由振動 強制振動 動吸振器 PD制御 最適レギュレータ
タグ 機械自動車・輸送機振動・騒音制御
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
NATULUCK茅場町新館 4F 中会議室
住所: 〒 103-0026 東京都中央区日本橋兜町12-7 兜町第3ビル
営団地下鉄東西線「茅場町駅」12番出口 徒歩30秒
都営浅草線営団地下鉄「日本橋駅」D1出口 徒歩3分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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