ＥMCの基礎とインバータ／パワーコンディショナにおける実践的ノイズ対策技術とそのコツ

講師の言葉

　近年のエレクトロニクスの急激な進歩、発展によって電気電子技術は日常の社会生活に身近な存在となり、様々な分野で利用されるようになりました。インバータなどのパワーエレクトロニクスを利用する製品分野も、省エネルギー、地球環境問題、オートメーションの高度化などの要請を背景として、拡がりつつあります。インバータ、分散電源を始めとするパワーエレクトロニクス製品市場は、IoTの流れも加わり、今後益々、拡大してゆくものと想定されます。

　パワーエレクトロニクスは高度な制御と省エネを実現としますが、電力そのものをスイッチングし、ディジタル処理をしていますので、ノイズを発生し易い特質があります。また、その制御回路は低電圧で動作していますから、ノイズによる誤動作が起こり易い側面もあります。さらにコモンモードノイズは大地を流れる電流と密接な関係がありますので、商用電源側の回路構成、接地方式を知っていないと、効果的な対策の実行が困難です。

　本セミナーでは、パワーエレクトロニクス装置に共通する設計基礎技術、パワエレとノイズとの本質的関係、ノイズ発生を抑える技術及び対策技術を実践的な立場に立ってわかり易く解説いたします。

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