スイッチング電源(DC/DCコンバータ)回路の基礎と設計上のポイント ~1人1台PC実習付~

~ 各種DC/DCコンバータの動作原理、回路設計上の注意点、放射ノイズへの注意点、LTspiceによるシミュレーション ~

・電源回路の安定動作について、PC実習を通して、視覚的に修得できる講座!

・DC/DCコンバータの基礎的な動作原理から学び、回路設計や、リップル・異常発振・放射ノイズのトラブル対策に活かそう!

・実務経験豊富な講師が解説します!

 

※PCは弊社にて用意いたします。希望者には演習で使用するLTspiceのファイルを差し上げます

講師の言葉

 電源回路の安定動作は、システム設計の中でも最も重要な部分であるにもかかわらず、アナログ回路的な要素が多いために敬遠されがちです。また、アナログ回路的な部分を設計するには、「経験を積まなければいけない」などと言われています。

 しかし、経験以上に重要なことは、動作原理(基礎理論)を正しく理解することと、回路図段階で回路定数を十分に吟味し、基板設計においても理論に基づいた注意点に気を付けることで、経験者に匹敵する設計ができるようになります。

 そのための設計ツールとして、インターネット上で、無償で提供されているLTspiceを活用することが、大いに役に立ちます。

 

(AC/DC電源を取り上げると、トランスの設計など、話の内容が多岐にわたります。一般的なDC/DC電源とは共通ではない項目が多いため、扱いません。)

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年02月22日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・さまざまな電子回路を応用したシステムの中に、電源を組み込むことが必要になる電子回路技術者の方々。また、電源設計・試作において、安定動作の確認のための回路評価をする方。
※本講座では、AC/DC電源については扱いません
予備知識 ・高卒程度の数学および電気知識
・PC操作に慣れていること(SPICEの利用経験は問わない)
修得知識 ・電源設計をLTspiceで確認することで、DC/DCコンバータの動作原理の理解を深めることができます。
・安定動作をする電源設計に、どのような点に注意をすべきか、単なる知識だけではなく、シミュレーションを通して、実際に基板を試作する前に、視覚的に確認することができます。
プログラム

1.DC/DCコンバータの動作原理

  (1).R、L、Cの基本特性

    a.素子に流れる電流と電圧の関係を確認する

    b.SPICEで位相を議論するときの注意点

    c.スイッチング素子(トランジスタ/FET)の代わりに、理想的スイッチを使う(シミュレーション)

  (2).回路の構成方法

    a.Buck(降圧)コンバータの動作原理

     ・出力電圧リップルについて

    b.Boost(昇圧)コンバータの動作原理

    c.SEPIC(昇降圧タイプ)の動作原理

    d.Cuk(負電圧・昇降圧)の動作原理

    e.フライバック・コンバータの動作原理

    f.フォワード・コンバータの動作原理

 

2.回路設計上の注意点

  (1).平滑コンデンサーのESRとESLの影響

  (2).負荷応答特性の確認

  (3).位相余裕度

  (4).ホットループ

 

3.PCB設計のつぼ

  (1).放射ノイズへの注意点

     ・隠れインダクターのポイント

  (2).リターン・パス(べた・グランドは本当にべたか)

 

4.実際のICによる設計例

キーワード 位相 スイッチング リップル 平滑コンデンサー ホットループ 負荷応答特性 放射ノイズ
タグ パワーデバイス回路設計電源・インバータ・コンバータ
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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