メカトロニクス技術の基礎と要素技術およびインテグレーション(融合)

〜 機械、電気電子、情報、制御の各構成要素技術の使いこなしとインテグレーションのポイント 〜

・メカトロニクス技術を総合的に俯瞰し応用するための講座

・メカトロニクスの各要素技術を目的や仕様に合わせて適切に融合させて、より創造的で付加価値の高い製品開発に活かそう!

講師の言葉

 「メカトロニクス(Mechatronics)」とは、機械、電気電子、情報、制御の4分野が融合(インテグレーション)することによって生み出される製品であり、身の回りにある数多くの製品はメカトロニクス技術によって支えられています。
 メカトロニクス製品を設計、開発するためには、4分野にわたる要素、要因を目的や仕様に合わせて適切に融合させていく必要があります。したがって、ある分野の専門家であっても自分の専門以外のメカトロニクスを構成する領域について知り、理解しておくことで、より創造的で価値の高いメカトロニクス製品を生み出すことができます。
ここでは、
  ・メカトロ設計開発にこれから携わる予定、あるいは、すでに関わっている技術者(初心者)
  ・メカトロの基礎を修得することを目的とした設計技術者(メカトロの初心者)
  ・メカトロニクスの全体を把握し、仕事を進める上での役割分担や分野のすみ分けを学びたい方々
 などを対象として、メカトロニクス分野の基礎について述べます。メカトロニクスの要素技術、機械(メカニズム)、電気・電子(アクチュエータ、センサ)、情報(マイコン、コンピュータ、通信)、制御(シーケンス、オープンループ、クローズループ、サーボ)に関する基本技術を述べると共に、事例を交えながら各要素技術の融合(インテグレーション)例について紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年05月17日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・メカトロ設計開発にこれから携わる予定、あるいは、すでに関わっている技術者の方(初学者) ・メカトロの基礎を修得することを目的とした設計技術者の方(メカトロの初学者) ・メカトロニクスの全体を把握し、仕事を進める上での役割分担や分野のすみ分けを学びたい方
予備知識 ・特にありませんが、講義内容は広い範囲にわたります。受講者の事前知識によっては、よく知っているところ、初めて聞くところなどの偏りが生じるかもしれませんが、メカトロニクス分野を俯瞰することに目的においています
修得知識 ・メカトロニクスの各種要素技術の基礎と各要素技術のインテグレーションに関する知識
プログラム

1.はじめに:メカトロニクスの要素技術とインテグレーション
  (1).いまなぜメカトロニクスなのか
  (2).講座のねらい、目的、目標
  (3).要素技術とインテグレーション

 

2.メカトロニクスとは
  (1).メカトロニクスの必要性
  (2).メカトロニクス製品の開発フロー
  (3).システムの基本構成

 

3.センサ技術
  (1).自動車に使われているセンサ
  (2).センシング原則
  (3).センサの種類
  (4).センサ特性
  (5).インタフェース、アンプ、電源

 

4.電源技術
  (1).直流、交流(単相、三相)
  (2).バッテリ
  (3).電源技術
  (4).エネルギー

 

5.アクチュエータ・モータ技術
  (1).アクチュエータとは
  (2).電動モータ
  (3).インバータ、半導体
  (4).様々なアクチュエータ

 

6.メカニズム技術
  (1).自動車で使われるメカニズム
  (2).メカニズムと融合するメカトロ技術
  (3).機構と可操作性、操作力
  (4).無視できない非線形要素と補償
  (5).フルアクチュエート系、アンダーアクチュエータ系
  (6).拘束と自由度、ホロノミック拘束とノンホロノミック拘束
  (7).自由度、拘束、可制御性
  (8).コロケーション問題

 

7.モデリング技術
  (1).モデリングとは
  (2).静特性と動特性(ダイナミクス)
  (3).システムの表現
  (4).物理モデリング

 

8.シミュレーション技術
  (1).コンカレントエンジニアリング
  (2).V、VV工程
  (3).MBD(モデルベース開発)
  (4).ブロック線図 VS 物理モデリング
  (5).ODE-DAE

 

9.コンピュータ技術
  (1).実時間処理デバイス
  (2).ソフトウエア開発
  (3).画像処理などのIT技術とメカトロニクス

 

10.制御技術
  (1).フィードフォワード、フィードバック
  (2).シーケンス制御、動的制御
  (3).モデルと制御(コントローラ)の関係
  (4).フィードバック制御の安定性
  (5).連続性と離散系
  (6).位置制御、速度制御、加速度(力)制御
  (7).PID制御

 

キーワード メカトロニクス システム センサ アクチュエータ モータ メカニズム モデリング シミュレーション モデル 制御技術 フィードバック制御
タグ センサ画像組み込みソフト機械機械要素
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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