統計的品質管理(SQC)の基礎と最適化および実務ポイント 〜 演習付 〜

〜 統計的品質管理(SQC)、QC7つ道具、新QC7つ道具、解析手法、SQCによるデータ解析と実務上のポイント 〜

  • 実験計画法、多変量解析などを含む統計的品質管理法における実務に活かせるヒント、コツ、注意点を修得する講座
  • 講師が実践してきた具体的な実務事例を基に、問題解決への活かし方とSQCの基礎から応用までを解説する特別セミナー!

講師の言葉

 統計的品質管理(Statistical Quality Control: SQC)には、管理図(Control Chart)をはじめとするQC手法以外にも、重回帰分析(Multiple Regression Analysis: MRA)や主成分分析(Principle Component Analysis: PCA)などの多変量解析(Multivariate Analysis: MVA)、最適計画法(Optimal Design)を含む実験計画法(Design of experiment: DOE)など非常に多くの手法があり、多くの方が関心をお持ちだと思います。その適用分野は製造業だけでなく、顧客データを主体とした営業販売やアンケートを基にした社会調査、さらには人材活用に応用した組織人事などにも及びます。さらに現代ではビッグデータを基にした新規ビジネスの創出(イノベーション)にも発展しています。しかし初めて勉強するときは、どの分野で何をどのように勉強すればいいか悩むものです。本講座はそのような悩みをもつさまざまな業種の方々を対象に、講師が実践してきた具体的な実務事例をもとに、問題解決の視点でSQCの基礎から応用までを体験して頂きます。本講義の導入部分で簡単なアンケート調査を行い、参加される方々の業種を確認したうえで、講義の進め方も調整致します。本講座を受講された後、興味を持たれた統計的手法をより詳しく学ぶことができるようテキストにも参考文献を挙げてあります。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年03月12日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・統計的手法(SQC)やビッグデータに感心はあるが、その内容をよく知らない初心者の方 ・SQCを実務で活用するため、イメージをつかみたいと考えている方(特に管理職の方) ・統計パッケージソフトだけでなく、Excelを使って自分自身で解析を行いたいと考えている方 ・これから本格的にDOEやMVAを学びたいと考えている方
予備知識 ・グラフや数値を扱うことに慣れていることが望ましい ・統計に関する予備知識は必要ありません
修得知識 ・SQCの全体像のイメージをつかむことができる ・実務に適用するヒント、コツ、注意点を取得することができる ・セミナーで使用した「例題」や「テンプレート」は工夫や改良をすることで実務に使用できる
プログラム

1.統計的品質管理(SQC)の基礎

  (1).統計的品質管理(SQC)とは

    a.勘・経験・度胸(KKD)と統計的品質管理(SQC)

    b.観察・調査,実験およびデータ解析のための実験設計

2.統計的品質管理(SQC)の実際

  (1).管理手法としてのSQC

    a.QC7つ道具(管理図,等)

    b.新QC7つ道具(連関図,等)

  (2).解析手法としてのSQC

    a.多変量解析(主成分分析,重回帰分析,等)

    b.実験計画法

    c.その他の手法

3.SQCによるデータ解析の実際(演習)

  (1).半導体製造工程の汚染物質増加の解析

    a.問題:工程内の汚染物質はほんとうに増加しているのか?

    b.管理図,検定,サンプルサイズと検出力

    c.結論

  (2).ダイアフラム加工工程の改善

    a.問題:工程能力を向上させるには?

    b.重回帰分析,統計的工程管理(SPC),工程能力指数(Cpk)

    c.結論

  (3).半導体デバイス特性の要約

    a.問題:多数あるセンサ特性を小数の総合的特性にまとめるには?

    b.連関図,主成分分析(SPC)

    c.結論

  (4).半導体デバイス特性を向上させる薄膜形成装置要因の最適化

    a.問題:特性と要因の因果関係を如何に把握するか?

    b.実験計画法,分散分析

    c.結論

  (5).ビッグデータの解析

    a.問題:ビッグデータの解析は従来方法とどのように違うのか?

    b.ベイズ統計について

    c.結論

4.まとめ

  (1).統計的品質管理(SQC)の長所と短所

  (2).実務に適用する際の注意点

  (3).今後の課題

キーワード 統計的品質管理 QC7つ道具 新QC7つ道 多変量解析 主成分分析 重回帰分析 実験計画法 データ解析 統計的工程管理 工程能力指数 分散分析 ビッグデータ
タグ 統計・データ解析実験計画・多変量解析品質管理品質工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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