聴覚の基礎と音質評価および サウンドデザイン応用事例・最新技術

〜 音と聴覚の基礎、音質の物理的評価およびサウンドデザイン事例・最新技術 〜

・機械音や環境音を“快音化”するための基礎と最新技術について、事例を交えて解説する講座

・市場のニーズに即したサウンドデザイン技術をマスターし、製品の高付加価値化や差別化を実現するための特別講座!

講師の言葉

 騒音対策の基本思想は”低減”から”快音化”にシフトしつつあります。また、機械の動作音や環境音などの様々な音が持つ印象を操作することで、操作性や居住空間の快適性を向上させようとする試みもなされています。

 このように、ある目的に即して音を加工・合成・選別する試みをサウンドデザインといい、製品の高付加価値化や差別化の手段として注目を集めるようになりました。

 一方、柔軟かつ効果的なサウンドデザインを行うためには、市場のニーズに即した適切な目標設定や音の物理特性の把握に加えて、音に対するヒトの知覚・認知状態の定量的な評価に基づく、理論的なアプローチが不可欠です。

 本セミナーでは、製品や居住空間のサウンドデザインを実施する上で不可欠な音や聴覚の基礎知識、心理計測・生理計測による聴感印象評価手法や心理音響技術についてわかりやすく説明します。また、サウンドデザインの実例や最新動向について紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年03月26日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・自動車などの輸送機器、機械、電子機器、建設、住宅設備関連の業務に携わり、サウンドデザインに興味のある方 ・サウンドデザインのための聴覚印象の評価手法を学びたい方 ・生理データ、特に脳機能データを利用したサウンドデザインに興味のある方
予備知識 ・特に必要ございません
修得知識 ・サウンドデザインの実施に必要な音や聴覚の基礎 ・心理・生理反応計測による音質評価の方法 ・心理音響技術の概要 ・サウンドデザインの実例 ・今後のサウンドデザインの動向や関連技術
プログラム

1.サウンドデザインの概要

  (1). サウンドデザインの目的

  (2). サウンドデザインのターゲット

  (3). サウンドデザインのアプローチ

2.理解しておくべき音と聴覚の基礎

  (1). 音とは

  (2). 感覚・知覚の基礎特性

  (3). 聴覚の心理

  (4). 聴覚の生理

3.聴覚の心理的評価手法

  (1). 心理計測の基礎

  (2). 心理物理的手法

  (3). 尺度構成法

4.聴覚を反映する生理反応

  (1). 計測手法

  (2). 末梢の電気的・音響的反応

  (3). 脳幹路の反応

  (4). 大脳の誘発・自発反応

5.聴覚心理特性に基づく音質の物理的評価手法(心理音響技術)

  (1). 心理音響技術とは

  (2). 音の大きさ(ラウドネス)の計算

  (3). 音の甲高さ(シャープネス)の計算

  (4). 音の時間変動に伴う感覚量(ラフネス、変動強度)の計算

  (5). 心理音響技術の解析例

  (6). 音声明瞭性の計算

6.心理・生理データによるサウンドデザイン事例の紹介

  (1). コンサートホールの響きの評価

  (2). 不快な音、エンジン音の評価

  (3). 照明評価への応用

  (4). 高付加価値なエアコン音の開発

7.サウンドデザインの動向と関連する最新技術

  (1). サウンドデザインの動向

  (2). ブレイン・マシン・インターフェース

  (3). ニューロ・マーケティング

キーワード サウンドデザイン 聴覚 生理反応 聴覚心理特性 ブレイン・マシン・インターフェース ニューロ・マーケティング
タグ 感性・脳科学・認知工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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