電子機器における信頼性・寿命試験と安全性設計への活かし方とそのポイント

〜 信頼性試験・評価と事例、ストレスの加え方と故障のストレス要因事例、信頼性データの活用法 〜

・寿命試験・評価の実施の仕方とそこで得られる信頼性や安全性の情報を開発・設計

・ライフエンド事故の実態や故障メカニズムを学び、製品の信頼性や安全性を確保しよう !

講師の言葉

 市場で発生している不具合に信頼性的欠陥やライフエンド問題が見受けられる。

 新商 品は軽薄短小/密閉化/多機能化/環境規制対策/コストダウン部材の採用、あるいは新技術の導入と変化するが、物の壊れ方は変わらないので培われた故障物理の情報を如何に設計に活かすかということになる。またライフエンド事故は安全性の問題と考えられがちだが劣化が絡む問題が多いので信頼性と安全性を一体化して考える必要がある。

 本セミナーでは最近の事例も含めて物の壊れ方について多く紹介し、寿命試験/評価やライフエンド試験/評価の実施の仕方、そこで得られる信頼性や安全性の情報を開発/設計に活かす方法について説明する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年01月18日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・新商品開発設計の信頼性向上に取り組んでおられる方 ・信頼性データの整備をされている方 ・ライフエンド事故対策を担当されている方 ・電子機器・電子部品関連企業の技術者の方
予備知識 ・特に必要としません、基礎からわかりやすく解説します
修得知識 ・商品の壊れ方を知る ・商品開発設計において信頼性・安全性の確保する力
プログラム

1.新商品は信頼性と安全性を保証する試験が必要になってきている

   (1).信頼性からみた製品事故の実態

   (2).仕様規格さえ守っていれば安全ということではない

   (3).信頼性活動に必要なライフエンド事故対応

   (4).信頼性と安全性の一体化の重要性

   (5).開発/設計段階で信頼性/安全性創り込みはなぜ必要か

2.信頼性試験・評価と事例

   (1).開発/設計段階での信頼性試験・評価とは

   (2).製品が壊れる3態

   (3).耐力試験・評価

   (4).故障率試験・評価

   (5).寿命試験・評価

   (6).ライフエンド試験・評価

3.壊れ方から考えなければならないストレスの加え方

   (1).ストレスと故障メカニズムの関係

   (2).故障メカニズムとは

   (3).単純なストレスの加え方の加速試験

      a.加速させ方

      b.アレニウスの反応論モデル

      c.べき乗則(n乗則)

      d.θ度2倍則機械ストレス(10度2倍則)

      e.マイナの線形損傷則(疲労)

   (4).ストレスの加え方、組合せ方の工夫

   (5).避けたい温湿度環境試験の落とし穴

4.知っておかねばならない故障のストレス要因事例 

   (1).温度ストレス

   (2).湿度ストレス

   (3).機械ストレス

   (4).ガスストレス

   (5).電気ストレス

   (6).最近話題の無機りん系難燃剤による故障群

5.ライフエンド事故の実態

   (1).ライフエンド事故の実態   

   (2).nite情報の分析結果から言えること

   (3).幾つかのライフエンド事故例

   (4).30年前からわかっている発火メカニズム

   (5).最近わかった発火メカニズム

6.知っておかねばならないライフエンドの評価と試験

   (1).従来の信頼性試験領域と必要な新しい領域

   (2).ライフエンド事故メカニズムの構成

   (3).ライフエンド評価ツール

   (4).ステップ タイム試験

   (5).事故現象評価試験は2種類に分けて考える

7.信頼性・安全性を左右するデータの活用

   (1).なぜ信頼性データが必要か

   (2).信頼性データの集め方

   (3).信頼性/安全性を築く故障解析とは

   (4).信頼性データのまとめ方

   (5).信頼性データの活用法

8 .まとめと質疑応答

キーワード ライフエンド事故 加速試験 故障メカニズム 故障のストレス要因 信頼性データ
タグ アクチュエータイメージセンサ安全商品開発寿命予測信頼性試験・故障解析センサデバイスドライバ品質工学ノイズ対策・EMC・静電気未然防止プリント基板モータ液晶実装車載機器・部品絶縁太陽電池蓄電電気電源・インバータ・コンバータ電子機器電子部品電装品電池熱交機器・熱電変換LSI・半導体
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日