技術者のための基礎から学ぶ熱力学と製品開発への応用 〜設計・開発に活用するための工業熱力学の基礎〜

〜 エネルギーと熱力学、熱力学第一法則、理想気体の状態変化、熱力学第二法則、エンジンの熱力学 〜

  • 多様化する熱力学のエネルギー変換技術を学び、設計・開発に活かすための講座
  • 省エネルギー化、高性能化のポイントを修得し、熱力学を効果的に活用できるよう解説する特別セミナー!

講師の言葉

 熱力学は、エネルギーの形態とその相互変換の理論を扱う学問です。内燃機関、ガスタービン、蒸気タービン、ボイラー、ヒートポンプ、冷凍空調、燃料電池、製造プロセス等、社会で利用されているエネルギー変換の多くは、熱力学を基本としているため、これらの徹底した省エネルギー化、高性能化は、工業製品の技術的優位性を確保する上で欠かせない事項です。複雑化、多様化するエネルギー変換装置の更なる高性能化を実現するためには、その基礎理論である熱力学の諸法則に立ち返り、熱とエネルギーの本質を理解した上での研究開発が重要だと言えます。

 本セミナーでは、これまでに工業熱力学を学んだことがない(機械系大学出身者以外の方)。あるいは機械系でもしばらく熱力学を使用する研究開発に携わっていなかった技術者の方を対象に、工業熱力学の基礎をしっかり学んでいただきます。このセミナーで熱力学の基盤を身に着けていただくことで、各分野の専門的・応用的事項に対して熱力学を活用できるようになることを狙いとします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年11月29日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・工業熱力学初学者の方 ・工業熱力学を基礎から学びたい方 ・工業熱力学の基礎を復習したい既修者の方
予備知識 ・高校数学(指数関数、対数関数、簡単な微分積分) ・必要な予備知識(数学公式など)はその都度振り返ります
修得知識 ・大学専門課程レベルの工業熱力学の基礎が身につく ・応用分野の熱力学に取り組めるようになる
プログラム

1.エネルギーと熱力学

 (1).仕事と熱エネルギー

 (2).温度

 (3).比熱と熱エネルギー

 (4).圧力と気体の仕事

2.熱力学第一法則

 (1).閉じた系と開いた系

 (2).p-V線図

 (3).絶対仕事と工業仕事

 (4).閉じた系の熱力学第一法則

 (5).エンタルピー

 (6).開いた系の熱力学第一法則

 (7).一般エネルギー方程式

3.理想気体の状態変化

 (1).理想気体の状態方程式

 (2).定容比熱と定圧比熱

 (3).比熱比とマイヤーの関係

 (4).理想気体の状態変化

   a.定容変化

   b.定圧変化

   c.等温変化

   d.断熱変化

   e.ポリトロープ変化

4.熱力学第二法則

 (1).熱効率と成績係数

 (2).カルノーサイクル

 (3).エントロピーと熱力学第二法則

 (4).理想気体のエントロピー変化

5.エンジンの熱力学への応用例

 (1).レシプロエンジンの熱サイクル

   a.オットーサイクル(ガソリンエンジンの理論サイクル)

   b.ディーゼルサイクル(ディーゼルエンジンの理論サイクル)

   c.サバテサイクル(ディーゼルエンジンの理論サイクル)

 (2).ガスタービンエンジンの理論サイクル

   a.ブレイトンサイクル(ガスタービンエンジンの理論サイクル)

6.熱力学の製品開発への応用

 (1).熱流体機器の熱設計

 (2).ターボ機械のエネルギー解析

 (3).冷凍空調機械の性能解析

キーワード 熱力学 エネルギー 熱力学第一法則 理想気体 状態方程式 状態変化 熱力学第二法則 エントロピー 熱サイクル 理論サイクル 熱設計 エネルギー解析 性能解析
タグ エネルギーシミュレーション・解析機械自動車・輸送機熱交機器・熱電変換
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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