制御のためのシステム同定の基礎とモデルの妥当性検証

〜 モデリングの種類、同定に適した信号の収集、モデル検証とモデルの選定、制御系設計への応用 〜

・システム同定やモデル検証を行なう手順と基本的な知識が修得できる講座

・適切なシステムのモデリングを行ない、効果的な制御に応用しよう!

講師の言葉

 物理現象のシミュレーションや制御を行う上で、対象となるシステムのモデルを作成することは重要である。また作成されたモデルが妥当であるかどうかを判断することも重要である。対象システムに関する「事前知識」と実験によって得られる「入出力データ」に基づいて、対象システムのモデルを得る方法論は「システム同定」と呼ばれる。システム同定は、大まかに以下の手順で行われる。まず「事前知識」から対象システムのモデル構造を決定するとともに、実験を行ない同定するのに必要な「入出力信号」を取得する。次に、決定したモデル構造と得られた入出力信号に基づいて、同定を行なう。最後に得られたモデルの妥当性を検証する。
 このようにして得られたモデルを用いた制御系設計法をいくつか紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年07月10日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械やロボット、制御関係の技術者の方 ・モデリングやモデル検証について学習したいと思っている方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・システム同定やモデル検証を行なう手順と基本的な知識が習得できる ・EXCELやプログラミング言語を用いて、システム同定やモデル検証の実現方法を習得できる
プログラム

1.モデリング
  (1).モデリングとは?
  (2).モデリングの種類
    a.物理法則に基づく方法
    b.事前情報が利用できない場合
  (3).システム同定
    a.システム同定とは?
    b.システム同定の基本的な手順
    c.例題

2.モデル
  (1).モデルの分類
  (2).線形時不変(LTI)システム
  (3).式誤差モデル
    a.ARXモデル
    b.FIRモデル
    c.ARMAXモデル
  (4).出力誤差モデル
  (5).状態空間モデル

3.同定に適した信号を得るために
  (1).同定に適した信号の収集
    a.同定入力信号の選定
    b.サンプリング周期の選定
  (2).同定用に取得データを加工する
    a.異常信号(outlier)の除去
    b.外乱の除去

4.システム同定
  (1).古典的な方法(ノンパラメトリックな手法)
    a.相関法
    b.スペクトル解析
    c.フーリエ解析
  (2).パラメトリックな手法
    a.パラメータ推定の評価指標
    b.最小二乗法
    c.予測誤差法

5.モデル検証とモデルの選定
  (1).モデル構造の選定法
  (2).モデルの妥当性の検証
    a.極零相殺
    b.残差解析
    c.シミュレーションによる確認

6.制御系設計への応用
  (1).古典制御
  (2) .現代制御
    a.状態フィードバック
    b.出力フィードバック
  (3).ロバスト制御
  (4).適応制御

キーワード モデリング システム同定 スペクトル解析 フーリエ解析 パラメータ推定 最小二乗法 予測誤差法 状態フィードバック 極零相殺 残差解析 制御系設計 ロバスト制御 適応制御 
タグ ロボット機械制御
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日