現場力を強化するための「自律的改善活動」の進め方と効果的な人財育成

〜 ムダの見える化,改善手法・ツールとその活用,OJTの具体的な進め方,現場が人を育てる仕組みづくり 〜

・カイゼンに対する「考え方」と「改善スキル」を修得し,強い現場力とするための講座

・「自律的改善」を定着させ,生産性の向上,顧客要求Q・C・Dの達成を実現しよう! 

・「自律的改善」とはカイゼン力を持続させ,さらなるカイゼン力を生み出す「正の成長スパイラル」を実現していく改善活動です。本セミナーで,その活動事例と具体的成果についてもご紹介させていただきます。

講師の言葉

 厳しいビジネス環境下で企業に求められるのは絶え間ない「カイゼン」です。また、「業務改善」は仕事の一部です。つまり、仕事とは、業務・作業+改善活動と私は考えます。このことは、製造・サービス業の現場とオフィス現場においても同様です。
 また、このような現場に於けるカイゼン力を「現場力」と表現する場合もあります。
 カイゼンできる人は、会社に貢献でき、自分自身の市場価値(エンプロイアビリティ)を高めます。
 このカイゼンへの取組みは誰にでもできます。しかし、モノにするには改善に対する「考え方」と「改善スキル」が求められます。つまり「強い現場力」が必要とされます。それでは、その「強い現場力」、どうやったらそれは手に入るのでしょうか? その答えは「企業風土・職場風土」と「人」にあります。現場力の強い職場は、現場の管理者・リーダーが、部下を日常的に育成していく風土を持っています。仲間を信頼し、技術やスキルを恒常的に伝承する、そんな風土を持てば、強い現場力は手に入ります。そして、その風土は、ミドル層(現場リーダー)主導のカイゼン活動を後押ししています。
 カイゼンは、実に大切な仕事です。誰のためにもならない「ムダ」を追い出すことで仕事を楽にし、生産性を高めて収益を向上させます。また、顧客要求Q・C・Dの達成を可能にします。また、そのような中、担当者はカイゼン手法を習得でき、現場力を更に強化することが出来るのです。
 カイゼン力を持つと、人の「職場での行動」が変わります。行動が変わると新しい習慣が生まれ、人はより進化します。進化すると周囲の人々の行動を変え、人生が変わってきます。そうするとモノの見方が変わり、新たなカイゼン力が芽生えます・・・。いわゆる正の成長スパイラルが生まれます。
 このようなカイゼンを「自律的改善」と呼びます。
 本セミナーでは、「製造現場」「オフィス現場」におけるカイゼン活動の進め方を、実践事例を交えて紹介すると同時に、そのような局面で、自律的業務改善に向けての人財育成について解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年06月14日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・製造業、サービス業の現場・業務部門のリーダー、管理監督者の方  (改善活動の推進者) ・企業の人事・教育研修担当の方
予備知識 ・特に必要ありませんが、自社の改善活動の課題を整理して臨んでいただければと存じます ・自社の教育体系・人財育成計画がある方にはさらに参考になります
修得知識 ・「現場力」強化に向けた「自律的カイゼン」の考え方・進め方 ・製造現場での改善の進め方 ・オフィス現場での改善の進め方 ・改善手法・ツール(IE/VA,業務分析他)とその活用 ・人財育成のあり方(方法論) ・改善の具体的な活動事例と得られる成果について(具体的に示します)
プログラム

1.改善活動とは?
  (1).カイゼンの目のつけどころ
  (2).カイゼンは楽しく進めよう
  (3).カイゼンは仕事として取り組むもの
  (4).カイゼン課題の見つけ方
  (5).問題点と原因(真因)の見つけ方
  (6).改善案の作成・アイディア出し
  (7).効果的な改善活動

2.製造現場でのカイゼン活動の進め方
  (序)カイゼンの重要性(なぜ今,カイゼンなのか)
  (1).カイゼン活動の基本
  (2).改善目標・方針を設定しよう
  (3).カイゼン活動計画を立てよう
  (4).分析手法を使って現状を調査しよう
  (5).ムダを見える化しよう
  (6).適切な改善方法を策定しよう
  (7).カイゼンの実施と進捗管理しよう
  (8).改善結果を確認・評価しよう
  (9).チームで改善効果を高めよう
 

3.オフィス現場での改善活動の進め方
  (1).「事務工場」という発想で取り組もう
  (2).管理・業務部門のQCDと4Mの関係
  (3).「業務フロー分析」と「業務詳細分析」
  (4).業務詳細分析・改善の5ステップ展開
  (5).CEDAC図の活用(課題と対策案の見える化)

4.改善ツールと対応事例紹介
  (1).5S・3定・白線の定義と対応事例
  (2).科学的改善アプローチ(IE/VA)の概要
  (3).ヒューマンエラーの捉え方と対策事例

5.改善活動実践事例と得られた成果について(実践事例から学ぼう)
  (1).家電メーカーにおける生産革新の実際
  (2).部品加工業における小集団活動による工程改善の実際
  (3).医療・健診業界における業務品質改善の実際
  (4).サプライチェーン企業連携によるカイゼン促進の実際

6.カイゼン力と自己成長(日々の仕事の改善の重要性)
  (1).企業の成長・発展と個人の成長(Q−UPの考え方)
  (2).カイゼンの“心”は楽しみ・喜び
  (3).カイゼンの“心”は思いやり(CS)
  (4).仕事とは,「業務・作業+カイゼン」のこと
  (5).「エンプロイアビリティ」と「コア・コンピテンシー」
  (6).企業と個人の関係
  (7).カイゼンに終わりなし!

7.モノづくり企業に於ける人財育成のありかた
  (1).企業が従業員に求める能力・スキルとは?
  (2).人財育成・能力開発の計画と体系化
  (3).OJTの具体的な進め方
  (4).集合研修の位置づけと進め方
  (5).キャリア開発・キャリアプラン作成
  (6).リーダーの養成と組織の活性化
  (7).人財育成のポイントとは?
  (8).現場が人を育てる仕組みづくり(事例)

キーワード 自律的改善 現場力 CEDAC図 4M 5S IE VA ヒューマンエラー エンプロイアビリティ コア・コンピテンシー OJT キャリアプラン スキルマップ キャリアパス
タグ 教育業務改善人材育成問題解決・アイデア発想
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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