車両運動制御技術の基礎と操縦安定化のポイント 〜デモ付〜

〜 車両運動の基礎、車両の運動方程式、現代制御の基礎、制御対象のモデリング、状態フィードバックによる安定化、アクティブ操舵・四輪独立駆動・運転操作補助への応用例 〜

  • 制御技術の観点から、車両運動の基礎と操舵性・安定性について解説する講座!
  • 車両運動方程式や状態フィードバックなどの制御技術や四輪駆動制御などの応用例を学び、操縦安定性の向上や電気自動車への応用に活かそう!

講師の言葉

 近年の機械製品は複雑化しており、これらを安全かつ高性能に動作させるにはフィードバック制御技術の開発が必要となります。

 本講義では、現代制御理論の基礎について解説し、自動車の運動制御について説明致します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年03月24日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・製品の制御系設計に従事される方 ・制御理論、および車両の運動制御技術に関心のある方
予備知識 ・力学や線形代数などの数学、伝達関数など古典制御の基礎知識 (講義中に適宜補足説明致します) ・MATLAB/Simulinkの使い方を知っていると理解が深まります。ご存知なくても問題はありません
修得知識 ・現代制御の基礎 ・状態フィードバックによる安定化 (最適制御を含む) ・車両運動の基礎 ・車両運動制御の方法
プログラム

1. 車両運動の基礎

    〜適宜、グラフなどを提示〜

  (1). タイヤの滑りと発生する力の関係

  (2). 座標系と座標変換

    a. 慣性座標系と物体座標系

    b. 速度・加速度の関係

  (3). 平面内を運動する車両の運動方程式

    a. 車両モデルと車輪モデル

    b. 車両モデルのパラメータおよび変数

    c. 運動方程式

    d. スリップ率

    e. タイヤ横滑り角

    f. 運動解析および制御系設計のためのモデル

  (4). 車両運動の特性

    a. 定常円旋回とステア特性

2. 現代制御の基礎と状態フィードバックによる安定化

    〜適宜、制御結果のグラフなどを提示〜

  (1). 制御対象のモデリングと状態方程式

  (2). システムの可制御性

  (3). システムの安定性とリアプノフの安定性理論

    a. 状態方程式で表されるシステムの安定性

    b. システムの平衡点

    c. 安定性の判別

    d. 極と応答の関係

  (4). 状態フィードバックによる安定化:極配置法

  (5). 状態フィードバックによる安定化:最適レギュレータ

  (6). サーボ系の設計

  (7). 軌道追従制御系の設計:理想モデルの状態に制御対象の状態を追従させる

    a. モデルマッチング制御

3. 車両運動制御の応用例

    〜制御結果のグラフなどを提示〜

  (1). 前後輪操舵車両のアクティブ操舵制御:操作性・安定性の向上

  (2). 四輪独立駆動車両の直接ヨーモーメント制御

    a. 車両モデル

    b. 制御システム

    c. フィードバック制御器の設計

    d. 制駆動力/横力配分アルゴリズム

    e. 操舵角の決定

  (3). 運転支援への応用:ドライバーのハンドルやアクセル/ブレーキ操作に応じた補助的な制御

キーワード 車両運動 タイヤの滑り 座標変換 車両の運動方程式 リアプノフの安定性理論 状態フィードバック 極配置法  最適レギュレータ 軌道追従制御系 モデルマッチング制御 アクティブ操舵制御 直接ヨーモーメント制御 電気自動車 EV 運転支援
タグ 自動車・輸送機制御
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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