要求仕様書レビューによる品質確保・不具合未然防止とそのポイント

〜 要求品質の差異とその影響の事例、要求仕様書DR技術の要点、想定外事項・品質問題発生の防止策 〜

  • 要求品質の確実な保証に必須のレビュー技法を身につけるための講座!
  • 仕様項目の技術課題や詳細手順を的確に検証することで要求仕様書の質を高め、品質トラブルの未然防止に活かそう!
  • 海外向け製品を扱うのために、欧米流の体系的な品質保証の方法(チェックリストも体系的)に基づいたDRが必須になっています。

講師の言葉

 品質問題の原因を分析すると要求仕様書の品質が原因であることが多い。日本では顧客や、システム部門・商品企画部門が作成した要求仕様書の質が低いことがある。それを開発部門が受身的に開発を行い、妥当性確認やフィールドテストで品質問題が発生し、その原因は要求仕様書の質であると言い張り、完結した・品質が保証された商品を開発する意識が低いことがある。

 品質向上策の基本は要求仕様書の質を高めることにある。そのためには要求仕様書を作成する側だけではなく、受取る側も自工程完結の思想に従って要求仕様書のレビューを行うことが重要である。

 そのためには米国の専門家のレビュー方法に基づく、的確な技術課題の認識、技術課題解決技術の認識、その詳細手順の適用状況を検証する方法が有効である。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年01月11日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・要求仕様書作成者(システム技術・商品企画) ・設計者(要求仕様書を受領し設計する人) ・公式レビューに参加する専門家 ・品質管理技術者(要件開発・要件分析プロセスの管理及びその指導) ・品質管理者(品質保証教育、指導者、特に専門家の指導)
予備知識 ・特に必要ありません  自社の重要品質問題を事前に確認しておくことを推奨します
修得知識 ・自己完結、自工程完結、組織としての品質保証技術、その指導法 ・日本的レビュー、欧州流レビュー、米国流レビュー ・重点管理型デザインレビュー ・要求仕様書作成項目とその技術課題 ・技術課題解決のための要件分析技術の概要
プログラム

1. 要求品質の差異とその影響

  (1). 品質の差異の構造

    a. 要求品質の差異と例

    b. 設計品質の差異と例

    c. 保守品質の差異と例

  (2). 要求品質の差異の種類

  (3). 要求品質の差異の影響

    a. 致命的欠陥発生その1

    b. 致命的欠陥発生その2 賠償金支払、取引停止、出荷停止、保守部門クレーム等

  (4). 要求品質マネジメントの実務

    a. 重点管理型DR

    b. 品質方針・品質目標の設定

    c. DR議題の設定の実務

2. 要件仕様書DRの概要

  (1). DR技術の類型

    a. 日本流のDR技術

    b. 欧州流のDR技術

    c. 米国流のDR技術

  (2). DRの質の差の発生原因

  (3). 日本でのレビューの改善案

    a. 自己完結

    b. 自工程完結

    c. 確信を与える品質保証 (組織完結)

  (4). DR議題の選定法(例)

  (5). 課題と課題解決技術の検証

  (6). 要求仕様議題 機能要件・非機能要件

  (7). 課題解決技術例 (要件分析技術)

3.要求仕様書DR技術の要点

  (1). 利害関係者の観点からのDR項目

    a. 企業の利害関係者

    b. 利害関係者の特定

  (2). 要求仕様書SRS 1章のDR

  (3). 要求仕様書SRS 2章のDR

  (4). 要求仕様書SRS 3章のDR

  (5). 要求仕様書SRS 4章のDR

4.要求仕様作成及びDRのための基礎技術

  (1). 要求仕様書記述構文規則 (自己完結の基本技術)

  (2). システム分析技術の要点

    (ニーズ・期待的外れの防止技術)

  (3). 要件分析技術の要点

    (静的想定外事項の防止技術)

    (動的想定外事項の防止技術)

  (4). 重要品質問題発生防止技術の要点

    (FTA技術・リスクマネジメント技術)

5.質疑と補足説明:米国の証拠開示制度の負担

  (1).証拠保存制度とリスク

キーワード レビュー デザインレビュー 要件分析技術 自己完結 自工程完結 SRS 要求仕様議題
タグ ソフト外注管理ソフト品質電装品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日