物理モデルによる設備・機器の故障診断手法と余寿命予測および原因推定への活かし方 〜1人1台PC実習付〜

〜 検査・診断技術とModelica言語を用いたモデル化とその設備診断・余寿命予測 〜

データ処理の負荷が小さい物理モデルを活用し、機器の故障診断、余寿命予測を行う技術を学ぶ講座

・機器の故障原因推定、寿命予測技術を学び、機器の高信頼性、長寿命化を実現させよう!

※PCは弊社にてご用意致します

講師の言葉

 1DCAEはコンピュータにかかる負荷が小さいので試行錯誤的に機器を設計するツールとして注目を集めている。特に、Modelica言語は1DCAEに適しており、
 (1). 振動、熱、流体、電気等のマルチドメインでの問題を統一的に解析できる
 (2). 標準ライブラリ以外にも自作でライブラリーを容易に追加できるので拡張性が高い
 (3). ライブラリーを共有できるので作成したモデルの適用性が非常に高い、
などの優れた特徴を有する。

 一方、設備診断においては、故障した事例を元に正常な場合と故障した場合を判別することが多いが、そもそも故障した事例が少ない(あるいは事例がない)場合には判別そのものが非常に難しくなる。
 本講習では、Modelica言語を用いて対象の機器および故障の事例をモデル化することによって、
 (1). ある原因で故障した場合に生じる現象の推定
 (2). 実際に起きている故障からの原因の推定
 (3). 現状の状態で使った場合の寿命の予測

について手法の紹介を行う。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年12月20日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・機器の設計者(使用時に生じる損傷を予測した機器の設計) ・メンテナンス技術者(機器に生じている現象から原因を推定、余寿命予測)
予備知識 ・Modelica言語については講習会の中で触れるので予備知識は不要です。機器のモデル化に当たって、機器の物理的な関係式を知っておく必要があります。例えば、講習会ではモデル化の一例として回転機械を扱いますが、回転機械について予備知識があると理解の助けになると思います(知らないと受講できないわけではありません)。
修得知識 ・Modelica言語を用いたモデル化 ・Modelica言語を用いることによる機器の診断および余寿命予測での有効性・有用性
プログラム

1.1DCAE概略
  (1). 1DCAEとModelica言語
  (2). Modelica言語によるモデル化

2.検査対象機器
  (1). 個別機器(モータ、軸受など)
  (2). プラント設備など

3.メンテナンスの概要
   ・BDM、CBM、RBMなど

4.検査・診断技術の概要
  (1). 計測(センサ、信号処理)
  (2). 評価(特徴量抽出)
  (3). 診断(クラスタリング)

5.計測技術
   ・各種計測技術の概要(画像、超音波、光ファイバー、電磁誘導など)

6.信号処理・データ処理
  (1). フィルタリングおよび補正
  (2). 各種データ処理手法

7.Modelica言語を用いたモデル化とその設備診断・余寿命予測への適用
  (1). 物理モデルを用いるメリット
  (2). Modelica言語によるモデル作成事例(デモも含む)
  (3). 設備診断への適用
  (4). モデルを用いた損傷予測
  (5). 今後の展開

キーワード 1DCAE Modelica言語 機器 プラント設備 BDM CBM RBM センサ 信号処理 特徴量抽出 クラスタリング 超音波 光ファイバー 電磁誘導 フィルタリング
タグ 安全プラント機械
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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