機械設計者のためのコストダウン手法と設計標準化による応用

〜 BOMによるコスト構造の把握、コストリダクション・コストコントロール、設計標準化と製品構造の見直しによるコストダウンへの応用 〜

  • 設計見直しと設計標準化を修得し、原価低減・コストダウンを効果的に進めるための講座

  • コスト構造を知り、設計を見直し、設計標準化を実践することで、製品のコストダウンに役立てよう!

講師の言葉

 企業を取り巻く環境は厳しさを増しています。自社製品を持っている企業であっても、売値は自社では決定できず、市場価格で競争しなければならないというのは自明の理です。経費の節減等日常の努力は言うまでもありませんが、売値を自社で決定できない以上、製品のコストを引き下げる事で少しでも利幅を大きくして利益を稼ぎ出す以外に生き残る道は無く、コストダウンは喫緊の課題です。

本セミナーでは、大規模市場で勝負するマスプロダクション製品や、ブランド製品のような付加価値の大きい製品とは違った観点から、中規模中量生産或いは、多品種少量生産でも利益を生み出すためのコストダウンの方法について考えます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年10月07日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・実務2年から5年程度の若手技術者の方 ・設計・開発業務に携わっている技術者の方 ・100台/月〜1000台/月程度の生産量(又は、顧客からの受注生産品)を主に担当している設計技術者の方
予備知識 ・機械工学(又は、それに準ずる学科)を卒業していれば理解しやすいです
修得知識 ・知識としてのコスト構造や機械全体から見たコスト ・機械エンジニアとして広い視野からコストを考える方法
プログラム

1.コストダウンのためにコスト構造を知る

 (1).自社の「経営戦略」を確認する

 (2).コストの構造を知る

 (3).BOMの活用でコストを分解する

    a.BOM=Bill of Materials(製品が構成される部品などの関係を示したリスト)

    b.BOMが全ての生産情報の基本

2.コストダウンの考え方と方法

 (1).コストダウンの2つの方法

    a.技術部門が中心となるコストダウン『コストリダクション(原価低減活動)』

    b.製造部門が中心となるコストダウン『コストコントロール(原価維持活動)』

 (2).コストダウンの進め方

    a.製品別・部門別のコスト構成の分析

    b.コスト削減のターゲットを絞る

    c.コスト要因を分析

    d.コストダウンの目標を設定

    e.2つのコストダウンの方法でアプローチする

3.設計の見直しによるコストダウン

 (1).製品構造の見直しによるコストダウン

    a.そのサイズは適切ですか?

    b.その材料はオーバースペックではないですか?

    c.加工方法は適切ですか?

4.設計標準化によるコストダウンへの応用

 (1).設計部門における標準化の目的

 (2).標準化の進め方

    a.過去の実績から標準仕様を決定

    b.標準仕様書の作成・・・必要十分条件を満たしているかを検証

    c.使用パーツの標準化・・・実績のある部品を選定する

    d.ユニット単位での標準化 

    e.構成部品の一か所に設計を集中させる 

    f.継続する仕組みを検討

  (3).標準化の効果

    a.設計作業を省略することによる設計工数の削減

    b.見積り工数の削減と精度の向上

    c.削減した時間で新製品の検討と試作設計

キーワード コスト BOM コストダウン 設計 設計標準化
タグ 統計・データ解析コストダウン経営・マネジメント品質工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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