機械部品の効果的な加速試験法技術と信頼性確保

〜 機械系部品の加速試験の進め方、信頼性データの見方・解釈による対策と事例 〜 

・製品の安全と信頼性確保のための特別講座

・加速試験を効果的・効率的に実施するための方法や結果の解析法について、体系的にマスターし、製品の信頼性の維持と向上に活かそう!

講師の言葉

 全ての製品の基本は、信頼性にあるのは言うまでもないことですが、その追求は非常に難しいと言えます。すなわち、性能追求は短時間で終了するのに比し、信頼性は長時間の寿命と多量生産数を対象とするという、性能とは異なる課題の克服が要求されます。その手法として、加速試験は必要不可欠と言えるでしょう。
 講師は長年自動車会社に勤務し、乗用車(レガシイ)10万km連続世界記録(平均時速224km/hrで達成)に臨んだ折の信頼性責任者で、マスキ−法案対応時、全く経験の無かった多くの排気デバイス開発などを担当しました。
 その方法として当時の最新技術である故障物理を取り入れ、統計的手法→物理的手法に転換し、目標を達成することが出来ました。この結果として、レガシイ系での市場クレ−ムが圧倒的に少ないことからも、証明されています。
 即ち、従来の統計手法の場合、多くのデ-タや経験が必要ですが、故障物理的手法では原理に近づくことにより、設計段階において定量的な信頼性を折り込むことが可能になります。 
 本講座では、故障物理を通じて、製品の信頼性向上の進め方及びそのデ−タの見方・解釈について、実体験に基づいて実践的に解説致します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年07月04日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・技術、設計、生産技術、製造、品質管理、品質保証の技術者、管理者
予備知識 ・一応エンジニア向きであるので、その程度の知識が有ればOKです 不明の場合、質問を受け、その場で詳細に説明します
修得知識 ・開発を左右する加速(寿命)試験の進め方 ・企画・設計段階での品質向上法 ・故障物理と故障モデル ・加速(寿命)試験と耐久試験の方法 ・S−N線図(寿命曲線)を用いた解析方法 ・加速試験の事例とその応用について
プログラム

1.機械部品の加速試験と信頼性のつくりこみ
  (1).信頼性のつくりこみと加速試験
  (2).加速試験の課題と考え方
  (3).設計段階での加速試験
  (4).機械系の故障物理

2.信頼性における故障物理の考え方
  (1).故障物理の定義−統計処理と確率分布
  (2).故障物理の目的と範囲
  (3).故障モ−ドとメカニズム
  (4).設計における故障物理応用
  (5).物性現象の捉え方と信頼性への応用

3.設計を左右する加速(寿命)試験の進め方
  (1).加速試験と信頼性の関連
  (2).加速試験の目標と考え方
  (3).解析的アプロ−チと設計的アプロ−チ
  (4).加速試験の対象・現象・課題の捉え方

4.加速試験のためのシミュレ−ション
  (1).故障物理と加速試験モデル
  (2).故障物理の定義−統計処理法との違い
  (3).加速試験のためのシミュレ−ション
  (4).故障モ−ドとメカニズム

5.加速試験とFMEA、FTA
  (1).FTA、FMEAによる加速試験の方法と位置付け
  (2).FTA&FMEAによる故障or信頼性の判定基準

6.加速試験の事例とその解析方法
  (1).寿命計算の考え方
  (2).軸受メタル寿命のメカニズム
  (3).加速試験装置の事例

7.まとめと質疑応答

キーワード 信頼性 加速試験 寿命試験 FMEA FTA 故障モード ワイブル分布 加速試験モデル 
タグ 品質工学疲労機械要素車載機器・部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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