振動・騒音の基礎と低減・制御技術

〜 振動のパッシブ・アクティブ制御とアクティブノイズコントロールによる騒音制御技術 〜

・振動・音響の基礎から各種制御法について、わかりやすく解説する講座

・機械、設備に発生する振動・騒音発生メカニズムの基礎を学び、低減・制御による付加価値の向上を実現しよう!

講師の言葉

 機械システムが稼働する際に発生する振動・騒音現象は、当該システムの価値を著しく損なうものであり、その抑制は非常に重要です。このような背景の元、これまでに様々な振動・騒音制御が提案されていますが、それらを正しく用いるには、バックグラウンドにある理論を正確に理解することが成功の要になるといえます。
 ところが、特に音響工学系科目については、日本の工学系学部においてマイナーな科目という位置づけになっており、大学時代に学修した人は少ないのが現状です。
 そこで、本セミナーにおいては、振動論・音響学の基礎理論を概説した後、それらによって得られた数学モデルを基盤とした各種制御法について解説します。基礎的な内容が多いので、それをそのまま現場に応用できるケースは希であるかもしれません。しかし、現象を支配する物理法則を知ることなしに本質的な制御を講じることは困難です。本セミナーを通して、基礎理論の重要性を再認識していただければと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年05月12日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・振動・騒音の制御に興味をお持ちの方 (自動車などの各種輸送機器、機械、生産設備、電子機器などにおける研究開発、設計、信頼性評価に関わる方や振動騒音に関わる業務に関わっている方)
予備知識 ・大学工学部1年次程度の数学
修得知識 ・振動、騒音現象の基礎に対する理解を深めることが出来ます。また、当該現象の数学モデルを基盤とする各種制御手法を学ぶことが出来ます。
プログラム

1. 振動論の基礎
  (1). 1自由度系の振動
     a. 自由物体図と運動方程式
     b. 自由振動と強制振動
  (2). 多自由度系の振動
     a. 固有値問題とモード解析
     b. 自由振動と強制振動

2.振動制御(パッシブ制御とアクティブ制御)
  (1). パッシブ制御
     a. 動吸振器
  (2). アクティブ制御
     a. フィードフォワード制御とフィードバック制御
     b. Direct Velocity Feedbackと出力フィードバック

3.音響学と音響学的物理量
  (1). 開空間における音響現象
     a.波動方程式
     b.平面波と球面波
  (2). 閉空間における音響現象
     a.分布定数系の固有値問題
     b.固有関数の直交性とモード方程式
  (3). 音響学的物理量
     a.音響エネルギ
     b.音響インテンシティ
     c. 音響パワー

4.アクティブノイズコントロールによる騒音制御
  (1). 開空間における騒音抑制
     a. 音圧制御
     b. 音響パワー制御
  (2). 閉空間における騒音抑制
     a. ポテンシャルエネルギ制御
     b. 波動制御(アクティブ吸音)

キーワード 振動 1自由度系 固有値 モード解析 自由振動 強制振動 パッシブ制御 アクティブ制御  フィードフォワード制御 フィードバック制御 音響学 音響現象 波動方程式 平面波 球面波 閉空間 音響現象 固有関数 モード方程式 アクティブノイズコントロール
タグ 機械自動車・輸送機振動・騒音設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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