信頼性・品質向上のための振動/複合環境試験の基礎と効果的な進め方・留意点

〜 振動試験の進め方とシミュレーションによる複合環境試験実施の留意点 〜

温度・湿度の気候条件から振動・衝撃まであらゆる環境に晒される電子機器の信頼性を確保するための講座

・過酷環境化における電子機器の信頼性向上に必須である振動/複合環境試験を効率よく実施するための特別講座!

講師の言葉

 工業製品、身近な洗濯機、冷蔵庫、IT製品から自動車、航空・宇宙までこれらの信頼性と品質向上には環境試験が必須です。
 工場出荷から稼働状態まで温度・湿度の気候条件から振動・衝撃まであらゆる環境に晒されます。これらの環境の中で振動試験の実施は経験と技術的な要素が必要です。
 温度、湿度試験は歴史的にも長く試験技術者は豊富なノウハウがございますが、振動試験は使用する加振治具設計から試験形態まで試験技術のノウハウなしでは目的とした試験が出来ないのが実情です。
 最近の環境試験は振動試験は国際規格も含め、正弦波からランダム振動に移行しています。移行の意味、ランダム振動の基本理論、製品に及ぼす正弦波試験と比較したストレスの違い等を解説します。
 また、製品が受ける環境シミュレ―ションの観点で行われている、温度(湿度)+振動等の複合環境試験について基本的留意点を解説します。以上、振動試験を主にした環境の試験品質の観点で解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年04月25日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車をはじめとした輸送機器、建機、電力、航空機、宇宙関連機器等に搭載される電子機器および部品の研究開発、設計、信頼性保証、品質管理に関わる方 ・家電、電子機器、IT製品および部品の研究開発、設計、信頼性保証、品質保証に関わる方 ・振動試験や温湿度も含めた複合環境試験の進め方に関心のある方
予備知識 ・特にございませんが、電子機器の信頼性に関心があると理解が深まります
修得知識 ・温度・湿度との複合環境試験について解説するので、環境試験全体を理解できる ・近年、説明を要求されるケースが極めて多くなったランダム試験について理解できる
プログラム

1. 過去における振動が原因で起こした大きな事故例
  (1) . 航空・宇宙関係
  (2) . 原子力発電関係
  (3). その他

2. 国土交通省公表自動車のリコール
  (1) . 自動車のリコール台数の推移
  (2) . 故障の分析

3. 振動試験の用途
  (1) . 製品の耐久性
  (2) . 振動解析
  (3). 輸送試験
  (4). 振動スクリ―ニング
  (5). その他

4. 振動の基礎
  (1) . 正弦波とランダム振動の定義
  (2) . ランダム振動の挙動
  (3). ランダム波の振幅確率密度関数
  (4). 共振現象とその定義
  (5). 製品へのストレス

5. 振動試験実施の具備すべき条件
  (1) . 試験仕様の確認
  (2) . 手順作成
  (3). 加振治具
  (4). 試験状態の取り決め(判定基準)
  (5). 制御点、基準点、監視点、計測点
  (6). 記録

6. JIS、ISO、IEC、MIL‐STD規格の解説
  (1) . 振動試験を主に環境試験の国際規格の動向の解説
  (2) . MIL-STD 810Fで強調している Test Tailoring (テスト テーラリング)の解説

7. 加速試験
   ・ランダム試験における加速試験―マイラ―則の解説

8. 複合環境試験
  (1) . 機械環境(振動)と気候環境(温湿度)の試験は最近シミュレーションの観点で頻繁に行われている。実施する上での留意すべき事項の解説
  (2) . 複合試験の国際規格の解説

9. 複合環境試験による信頼性向上への活かし方

10. 質疑応答

キーワード 振動試験 正弦波 ランダム振動 共振現象 環境試験 Test Tailoring テスト テーラリング 加速試験 マイラ―則 複合環境試験 振動 温湿度
タグ 信頼性試験・故障解析自動車・輸送機車載機器・部品電子機器電装品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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