感性・感覚の計測技術と商品開発への応用

〜 人間工学と感性工学、感性・感覚計測と感性評価、快適性に優れた商品開発やものづくりへの応用 〜

  • 感性評価や感覚計測を学び、快適性に優れた商品創造に活かすための講座
  • 感性や感覚の定量的かつ客観的評価・計測手法を修得し、感性価値溢れる快適性に富んだ商品設計に応用しよう!

講師の言葉

(第一部)感性価値に基づいた使いやすさの設計法とその応用

 ものが売れない「心の時代」にものを売るために、開発者、技術者にどのような視点や発想が必要なのか!?ヒトの感性に訴えるものづくりができれば、人とものとの間に物語が生まれる。売れないものは、消費者の心をくすぐり愛着のあるものへと変わる。ものの安全性や機能性である基本価値を高め、ワクワク感、楽しさ、美しさなどの+αの付加価値である「感性価値」を付与しブランドを創出する。そのためにはヒトとものとの関係性を具体的に捉えなければならない。消費者の潜在的な欲求を地図にする感性評価や、生体の電気活動から、疲労と癒し、感情の変化を検出する感性計測がそれを可能にする。心の喜ぶものづくりをサポートする感性工学とその研究事例を通して、感性価値に基づいた使いやすさの設計法をわかりやすく解説します。

 (第二部)触感評価・快適性評価・感覚計測と商品開発への応用

 感覚に着目した付加価値のある商品が強く求められている一方、あいまいな感覚を対象とした商品開発はなかなか効率の良く推進することが難しいものです。触感を主体とした快適性に優れる商品開発手法を紹介させていただくと同時に、いくつか事例も紹介させていただきます。快適性に優れる商品開発に取り組んでいる方、これから取り組もうとされている方にお役に立てればと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年01月20日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・工学系の技術者 ・製品開発担当者、プロダクトデザイナー、マーケティングリサーチャーの方 ・感性工学あるいは人間工学分野を製品開発に活かそうとする技術者の方 ・感性工学あるいは人間工学的手法を製品開発に導入(しよう)している部門の方
予備知識 ・特に必要とはしません
修得知識 ・感性計測、感性評価の基礎と応用 ・人間工学、感性工学に基づいた設計 ・消費者やユーザに対する感性評価の基本的な考え方および評価方法 ・評価に基づいた製品開発に関する指針が得られる
プログラム

(第一部)

1.感性価値によるものづくり
 
(1).高い機能性、信頼性、低価格・・だけど売れない
 (2).第4の価値軸、「感性価値」とは何か?
 (3).経済産業省が定める感性価値創造とその実現例
 (4).ヒトの感性に根差したものづくり、ハードウェアからカンセイウェアへ

2.人間工学と感性工学の基礎理論
 (1).ものの基本価値を高める人間工学(Ergonomics)
 (2).ものに感性価値を付与する感性工学(Affective Engineering)

3.感性計測
 
(1).感性を測ってヒトの潜在的な欲求に気づく
 (2).運転中ドライバーの焦りを測る
 (3).使いにくいから生まれるストレス、ワクワク感から生まれる消費行動
 (4).筋電図、心電図、皮膚電気反射
 (5).使いやすいカタチの科学

4.感性評価
 
(1).SD法で印象や使い心地を測る
 (2).主成分分析で感性を可視化する
 (3).質的調査法で気分の上昇をとらえる

5.感性価値のあるものづくり
 
(1).売れないカメラを売るためのプラスアルファの価値は!?
 (2).人の感性に訴える福祉機器、美容機器
 (3).感性を自在に操る高付加価値エンジニアへの道

 (第二部)

1.感覚計測技術の概要
 (1).感覚に特長のある商品の開発手法
 (2).熱・水分特性に関する感覚の機器計測手法
 (3).圧力特性に関する感覚の機器計測手法
 (4).触感の機器計測手法

2.触感特化合皮の開発手法
 (1).触感の選定                                                  
   a.主観評価方法                                                
   b.主観評価結果
 (2).触感の機器計測方法
   a.べたつき感の機器評価法
   b.さらさら感の機器評価法      
   c.しっとり感の機器評価法
 (3).合皮の製品設計
   a.設計の考え方
   b.高吸湿材料
    c.設計および評価

3.商品開発への応用〜触感特化フィルム「和触感」の開発〜
 (1).触感の機器評価法
 (2).フィルムの製品設計

4.化粧品のぬり心地評価法
 (1).べたつき感、もっちり感、浸透感などの機器評価法

キーワード 人間工学 感性工学 感性計測 感性評価 感性価値 感覚計測 触感 機器評価法
タグ コミュニケーション樹脂・フィルム感性・脳科学・認知工学使いやすさ・ユーザビリティ人間工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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