脳波計測と気分・心地の数値化手法および製品開発・ビジネスへの応用例

〜脳波計測と感性取得例、脳がはたらく基本原理と「こころ」、脳科学から新しいビジネスモデルを考える〜

・脳科学を先取りし、感性の時代に合った製品開発に活かすための講座

「こころ」や気分・心地を対象とした新しいビジネスモデル事例をとおして、新製品開発やサービス開発に応用しよう!

講師の言葉

[第1部]
 2013年、アメリカに始まったブレインイニシアチブで2000憶の国家予算が投じられ、続き欧州でも1500憶の投資がなされている。日本も遅れを採ることなく研究が活発になっている。我々が行った脳波を用いた感性取得も注目され、既に製品化された。多くの企業でもこれらを用いたニューロマーケティングや商品開発の実例も報告されている。これらを中心にまずは脳で分る事、何をどう処理するか、などの基礎から応用までを詳細に解説しながらお話する予定です。

[第2部]
 「もの」と「情報」があふれる社会から、「幸福」・「快適」社会への転換が模索され始めています。そうした中、「こころ」と脳の関係や、脳科学への関心も高まっています。しかし、一般に、脳の機能を理解することは大変難しいと思われており、ビジネスにどのように利用すればよいかわからないといった声もよく聞きます。
 本講座ではさまざまなビジネスに携わる方を対象に、脳の機能について基礎から解説し、ビジネスへの応用に結び付くポイントをお示しします。また、日本社会に蔓延する疲労や、快・不快の神経回路がもたらす人々の行動特性・社会問題等についても、最新の科学研究をまじえて解説します。後半には、気分・心地の簡便な測定法の開発で見えてきた人々の「こころ」の動きを紹介し、さらにビジネスシーンで応用されている事例を紹介します。
 「こころ」や気分・心地を対象とした新しいビジネスモデルをとおして、みなさんとともに、社会に新しい価値基準を創造できる可能性について考えてみたいと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年07月24日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・研究開発、商品企画、事業企画、マーケティングほか関連部門の方 ・脳科学を基礎から学びたい方、脳のはたらく原理を学習したい方 ・脳科学をビジネスに利用したいと考えている方 ・疲労やこころの問題を科学的に捉え、ビジネスへ応用したいと考えている方 ・新しい気分測定法やKOKOROスケールに興味のある方 ・新しいビジネスモデルを模索されている方
予備知識 ・特に必要ありませんが、高校卒業程度の生物学の知識があると分かりやすいです
修得知識 ・脳波の計測法と企業での使用例 ・脳のはたらきを概念的に理解することで、関連書物などを自分で理解して読めるようになる。また、自身のビジネス分野について脳科学の立場から解釈し、新しいビジネスのあり方を考えることができる
プログラム

[第1部] 簡易脳波計測を用いた感性取得および企業における使用実績例

1.感性とは
  (1).日本における感性取得の現状
  (2).世界にみる感性取得と応用
  (3).感性と五感取得

2.脳波解析

  (1).脳信号取得
  (2).脳信号処理のあれこれ
  (3).医療現場における脳計測
  (4).理学分野における脳計測
  (5).工学分野における脳計測

3.脳波計測による感性取得例
  (1).マーケティングへの適用
  (2).電気メーカでの使用
  (3).建築分野での応用
  (4).海外での適用

4.感性を用いたちょっと未来の話

5.まとめと総論

[第2部] 脳がはたらく原理と「こころ」の定量評価法

1.「こころ」と脳のはたらき
  (1).ストレス社会日本
  (2).ビジネスにおける「こころ」の重要性
  (3).脳がはたらく基本原理と「こころ」
     a.脳の構造と機能局在
     b.脳の構造や機能をみる装置
     c.脳の機能原理と神経伝達物質
     d.気分と神経伝達物質
     e.快・不快と行動
  (4).脳の健康と疲労

2.気分・心地の数値化手法
  (1).従来の心理調査の強みと弱み
  (2).気分や心地の定量評価と動態評価の条件
  (3).二次元心理評価システム「KOKOROスケール」の開発
     a.二次元心理評価システムの特徴
     b.日本人の一日の気分変化データとその特徴
     c.東日本大震災前後の連続気分変化データ
     d.「こころ」の動きの法則
  (4).タッチパネル式KOKOROスケールの開発とその応用
     a.タッチパネル式KOKOROスケールの特徴と強み
     b.KOKOROスケールを用いたスポーツによる気分改善評価
     c.KOKOROスケールを利用した商品開発
     d.KOKOROスケールを利用した双方向性サービス

3.脳科学のビジネスへの応用と未来
  (1).脳の欲求・ひとの欲求
  (2).脳科学から新しいビジネスモデルを考える

キーワード 脳波解析 脳信号処理 脳波計測 神経伝達物質 気分 心地 
タグ 統計・データ解析商品開発シミュレーション・解析デザイン感性・脳科学・認知工学生理・官能検査生体工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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