ゴム製品の劣化・疲労寿命予測と信頼性向上策

〜疲労寿命の考え方、マイナー則の適用と疲労被害度の算出、熱劣化、オゾン劣化、接着剤のトラブル〜

講師の長年の実務経験を基に適切な耐久試験の条件設定技術を修得し、製品開発に活かす講座

一見難しそうに見える耐久信頼性を基礎から修得し、信頼性の高い製品開発に活かそう!

講師の実体験をもとに、実務で実践的に応用できる講座です

講師の言葉

 防振ゴムの耐久信頼性開発は、自動車メーカー等の完成品メーカーが条件提示を行い、部品サプライヤーが設計試験を行う形態が多い。しかし、ゴムの特性について、完成品 メーカーのエンジニアは必ずしも詳しくは無く、サプライヤーにとって秘匿の範疇に入ることが多い。また、部品の使用環境もメーカーからサプライヤーへ伝わりにくいのが実情であると認識している。この二つの情報を融合して始めて適切な耐久試験条件の設定が出きると考え、小職はその実現にチャレンジし、その結果ひとつの試験条件設定技術を提案できた。
 今回は、一見難しそうに見える耐久信頼性の基礎知識から理解を深めて頂き、その上で防振ゴムへの適用技術について聴講して頂きたい。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年06月03日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料化学・環境・異物対策品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・ゴム製品、自動車、車両、機械部品関連企業の方 ・防振ゴムの疲労寿命試験の目標設定、防振ゴムの疲労寿命試験、防振ゴムの信頼性設計等の業務に携わっている方
予備知識 ・特に必要はありません。疲労試験の基礎から話をします
修得知識 ・疲労試験の設定に必要な基礎知識 ・防振ゴムの疲労特性と耐久試験設定法の一例
プログラム

1.疲労寿命の考え方
  (1).信頼性の定義
  (2).寿命推定の方法
  (3).市場負荷の捉え方

2.防振ゴムの疲労寿命予測の問題点
  (1).寿命予測の問題点

3.防振ゴムの機能と特徴
  (1).防振ゴムの機能と劣化
  (2).一般的なゴムの特徴
  (3).自動車シャシーの環境条件
  (4).疲労強度の特徴
  (5).自動車シャシーでの材料選定

4.マイナー則とS-N線図
  (1).マイナー則の適用と疲労被害度の算出   
  (2).S-N線図の傾き
  (3).防振ゴムのS-N線図の傾き
  (4).S−N線図における平均歪の影響

5.市場入力の特徴
  (1).2次元レインフロー
  (2).変動入力と平均入力

6.部品の耐久性ばらつきの相場
  (1).疲労強度のばらつき要因
  (2).静的ばね定数ばらつきの分布と耐久性ばらつきの分布
  (3).異物による耐久性の変化

7.市場から耐久試験への入力の置き換え
  (1).自動車シャシーへの入力
  (2).入力方向と変位方向

8.熱劣化の考え方
  (1).熱劣化を表す材料特性
  (2).高分子材料の劣化反応式

  (3).T-t線図の作成方法

  (4).疲労試験における熱負荷の加え方
  (5).熱へたりの考え方
  (6).疲労試験における自己発熱

9.オゾン劣化
  (1).オゾン劣化特性

10.接着剤のトラブル
  (1).接着の構成
  (2).R−C破壊の原因と対策
  (3).M−C破壊の原因と対策

キーワード ゴム 耐久信頼性 疲労寿命予測 ワイブル分布 熱劣化 マイナー則 S-N線図
タグ ゴム品質管理複合素材
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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