フィードバック制御・フィードフォワード制御の基礎と効果的な応用例

〜システム記述法、伝達関数とその応答、現代制御と状態フィードバック制御、外乱除去とフィードフォワード制御〜

・実測データを基に制御対象をモデル化する方法を学び、振動制御に応用するための講座

・誤差に対する修正機能を持つフィードバック制御とそれを補うフィードフォワード制御を基礎から修得し、実製品に効果的に応用しよう!

講師の言葉

 フィードバック制御理論は古典制御、現代制御、ポスト現代制御に分類されるが、制御実務の基盤となるのは古典制御であり、本講義ではその基礎を分かりやすく説明した後、講師が古典制御によって多くの課題を解決した事例を紹介する。古典制御の良さはコンピュータ無しでも制御系が設計でき、測定器があれば現場で対応できることである。しかし、古典制御の限界もあり、特に多自由度系の制御に限界がある。
 現代制御はその限界を打破すべく1960年台に生まれた。現代制御で重要なことは制御の対象を数式で記述する必要があることだが、それが使用上の障害になっていた。本講義では実測データを基に制御対象をモデル化する方法を紹介し、フレキシブルロボットアームや弾性構造物の運動と振動の制御に対する応用事例を示す。
 フィードバック制御の良さは誤差に対する修正機能にあるが、制御を乱す外的要因に対しては後手に回る欠点がある。フィードフォワード制御はその影響を速やかに極力なくする制御方式である。本講義ではその概念と除振装置への応用事例を紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年04月03日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械、ロボット、自動車、精密機器、構造物その他関連企業の技術者
予備知識 ・伝達関数やブロック線図、ボード線図、状態方程式の予備知識
修得知識 ・フィードバック制御全般の概念と適用領域の知識を習得できる *当日は講師の著書をお配りいたします
プログラム

1.フィードバック制御とフィードフォワード制御について
 (1). フィードバック制御とは
 (2). フィードフォワード制御とは

2.フィードバック制御の基礎
 (1). 系の構成例と要求される性能
 (2). システム記述法
 (3). 伝達関数とその応答

3.フィードバック制御系の特性設計
 (1). 安定判別法と根軌跡法
 (2). 制御系の周波数応答と要求される性能 

4.フィードバック制御の応用例
 (1). 光サーボ系の設計例
 (2). 工作機械の位置決め制御・ビビり振動抑制
 (3). 磁気浮上・磁気軸受の制御
 (4). 四足歩行ロボットの制御

5.現代制御と状態フィードバック制御
 (1). 弾性車体のアクティブサスペンション制御
 (2). フレキシブルロボットアームの制御
 (3). 超高層ビルのアクティブ・ハイブリッド制振
 (4). 長大橋主塔構造物のアクティブ制御

6.フィードフォワード制御の実際
 (1). フィードバック制御の限界について
 (2). フィードバック制御を補うフィードフォワード制御
 (3). 外乱除去とフィードフォワード制御

7.フィードフォワード制御の応用
 (1). アクティブ除振への応用 
 (2). 除振台のフィードバック・フィードフォワード併用制御
 (3). アクティブサスペンションへの応用

キーワード フィードバック制御 フィードフォワード制御 伝達関数 安定判別法 根軌跡法 外乱除去 
タグ モータ機械振動・騒音制御
受講料 一般 (1名):52,800円(税込)
同時複数申込の場合(1名):47,300円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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