振動騒音の基礎と効果的な低減技術

〜制振・遮音・吸音の基礎と損失係数、透過損失、吸音率の予測、効率的な設計技術と適正化手法〜

・機器の静粛性・遮音性確保や室内空間の快適性確保を実現するための講座

・振動騒音の基礎から制振材・吸音材・遮音材のはたらきとその効果、および制振材の貼り付け位置や吸遮音材の仕様を適正化までを詳しく解説!

・コスト、質量等の制約内で最も振動騒音に効果のある製品設計・開発を実現しよう!

講師の言葉

 自動車の室内や建築構造物内の居室などの室内空間の快適性を向上させるためには、静粛性の確保は欠くことができません。そのために、制振材、遮音材や吸音材といった材料を用いた設計をすることが多いと思います。
 しかし、実際の設計現場においてはコストや質量に厳しい制約が課せられることも多く、より効率的な設計が求められています。
 本セミナーでは、静粛性の確保・向上するために重要となる制振、遮音および吸音に関して、まず基礎的な事項について説明いたします。そして、それらの代表的な評価指標である損失係数、透過損失および吸音率について、それらを予測するための解析手法を解説いたします。さらに、そうした解析手法を用い、与えられた質量の中で最も性能が良くなる仕様を検討する方法について概説いたします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年01月08日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・製造業で振動・騒音に関する設計開発業務に携わる方(輸送機器、機械などの研究開発、設計技術などに関わる方) ・構造物内の振動騒音対策に関わる方 ・各種プラントの設計開発、保守保全に関わる技術者の方 ・機械材料の研究開発に関わる方 ・制振材、遮音材などの研究開発に関わる方 ・振動騒音の原因特定や解析、対策に関わる方
予備知識 ・1自由度系の振動など振動工学の基礎についての知識を有していることが望ましい
修得知識 ・振動騒音に対する制振材・吸音材・遮音材のはたらきとその効果、および制振材の貼り付け位置や吸遮音材の仕様を適正化する手法についての知識を深めていただくことを目的としています。
プログラム

1. 音と振動の基礎
 (1). 質点系の振動(1自由度系および2自由度系)
 (2). 連続体の振動(梁および板)
 (3). 開空間における音
 (4). 閉空間における音と共鳴現象

2. 制振材料による振動低減
 (1). 物理的な現象の説明
 (2). 損失係数とその同定方法
 (3). モード損失係数
 (4). 制振材料の貼付位置の適正化

3.遮音材料による騒音低減
 (1). 物理的な現象の説明
 (2). 透過損失と挿入損失
 (3). 質量則とコインシデンス効果
 (4). 二重壁による性能向上と共鳴透過による性能低下
 (5). 伝達マトリックス法による透過損失の予測

4.吸音材料による騒音低減
 (1). 物理的な現象の説明
 (2). 吸音率とその測定方法
 (3). 等価流体モデルによる吸音率の予測
 (4). 微細空間における吸音

5.積層型の吸遮音材
 (1). 積層構造の利点
 (2). 伝達マトリックス法によるモデル化と性能予測
 (3). パレート解の導出とそれを用いた積層構造の適正化

キーワード 振動 騒音 制振 吸音 共鳴 吸遮音材 自由度系 損失係数 透過損失 振動工学 音響工学
タグ 機械機械要素構造物自動車・輸送機振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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