リチウムイオン電池のリサイクル技術と関連法規制および発火事故の実態と安全対策技術 <オンラインセミナー>
~ リサイクル関連法令、リサイクルシステムと資源価値、発火メカニズム・発火事故の実態と安全対策技術、EU電池規則の動向 ~
・廃棄時における物理的な衝撃による発火や火災の発生が大きな問題となっているリチウムイオン電池のリサイクルと安全対策技術を修得し、未然防止対策に対応するための講座
・EV等の大型用途への拡大とともに、原料となるレアメタル価格の高騰や輸出による資源流出、EU電池規則への対応といった新たな課題も顕在化しているリチウムイオン電池のリサイクルと火災対策について学び、対応に活かそう!
・リサイクル施設では、リチウムイオン電池が他の廃棄物と混ざって処理されることが多く、これが火災の原因となることがあるため、適切な分別が求められています
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講師の言葉
高い性能を持つリチウムイオン蓄電池の登場は、蓄電池の用途を飛躍的に拡大させました。一方で、多様な原料の使用や電解液の可燃性の特徴は、市場において発火事故を多発させ、深刻な課題となっています。また、近年はEV等の大型用途への拡大とともに、原料となるレアメタル価格の高騰や輸出による資源流出、EU電池規則への対応と言った新たな課題も顕在化しています。
本講座では、リチウムイオン蓄電池を中心に、蓄電池に関するリサイクル関連の法令、処理工程やリサイクル技術、使用済み品を回収する枠組み、実際の回収量や経済合理性と言った要素を解説した上で、市場で起きている発火事故の実態や安全対策の事例、世界的に広まるEVやリチウムイオン蓄電池の需要動向、日本が抱える課題と今度のリサイクル市場の展望、EU電池規則の概要や最新動向について、分かりやすく解説します。
セミナー詳細
| 開催日時 |
- 2026年03月04日(水) 10:00 ~ 17:00
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| 開催場所 |
オンラインセミナー |
| カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備、品質・生産管理・ コスト・安全 |
| 受講対象者 |
・リチウムイオン電池を使用する機器の設計に携わっている方
・リチウムイオン電池の安全対策を知りたい方
・リチウムイオン電池の処理にお困りの方
・リチウムイオン電池のリサイクル市場への参入をお考えの方
・リチウムイオン電池及び使用機器の販売に携わっている方 |
| 予備知識 |
・予備知識は不要です |
| 修得知識 |
・蓄電池リサイクルに関連する法令の基礎知識
・蓄電池のリサイクルシステムと実績、処理工程の基礎知識
・リサイクル技術の基礎知識
・発火事故防止のための安全対策技術
・市場実態と対応する制度の施行状況に関する基礎知識 |
| プログラム |
1.蓄電池の基礎
(1).蓄電池の原理
(2).蓄電池の歴史
(3).蓄電池の構造
2.リサイクル関連法令
(1).リサイクル関連の法体系
a.環境基本法
b.循環型社会形成推進基本法
c.廃掃法
d.資源有効利用促進法
e.小型家電リサイクル法
f.自動車リサイクル法
(2).廃掃法の詳細
(3).資源有効利用促進法の詳細
3.蓄電池のリサイクル技術とその実態
(1).蓄電池の処理工程
a.処理工程の概要
b.鉛蓄電池の処理工程
c.アルカリ蓄電池の処理工程
d.リチウムイオン蓄電池のリサイクル技術
e.リチウムイオン蓄電池の処理工程
f.LIBの電解液の有害性と危険性
(2).蓄電池のリサイクルシステム
a.使用済み蓄電池の回収フルー
b.蓄電池のリサイクルシステム
c.LIBの処理が可能な処理業者
d.非鉄金属大手のLIBリサイクルの取組
e.世界の主要なLIBリサイクラー
(3).蓄電池の回収量
a.日本国内の流通量と回収量
b.車載用電池の回収量
c.小型二次電池の回収量
(4).蓄電池の資源価値と課題
a.LIBリサイクルの経済性
b.金属の資源価値と輸入価格
c.コバルト及びリチウムの用途
d.鉛のマテリアルフロー
e.LIB回収における経済性評価
(5).リサイクル技術の取組と課題
a.リサイクル・リユース技術の取組
b.次世代リサイクル技術
c.焙焼法とダイレクトリサイクル
d.焙焼法とダイレクトリサイクルの比較
e.リサイクル事業の課題
4.リチウムイオン電子の発火事故の実態
(1).増加するLIBの製品事故
(2).NITEによる発火等の事故情報
(3).リサイクル処理業者で起こる発火事故
(4).廃棄物処理施設における発火事故等の概要
(5).市町村における発火事故の実態
5.リチウムイオンの発火事故の原因と安全対策技術
(1).リチウムイオン電池の仕組みとリスク要因
a.蓄電池の内部構造:陽極、陰極、セパレータ、電解質の役割
b.充電、放電サイクルの化学反応
c.リスク要因:熱、電気的ストレス、機械的損傷の影響
(6).発火事故の原因
a.過充電における電解質分解とガス発生のメカニズム
b.過放電の内部短絡リスクと予防
c.物理的損傷の影響と耐衝撃設計の必要性
(7).蓄電池の発火のメカニズム
・熱暴走現象のメカニズムと予防策
(8).事業者が取り組む発火事故の安全対策
a.設計段階での安全対策
b.製造プロセスにおける品質管理手法
(9).発火事故についての法規制
6.リチウムイオン電池のEV用等の大型機器用途の市場実態
(1).電気自動車の販売台数
(2).大型LIBの販売量
(3).車載用LIBの市場シェア
(4).世界のLIB廃棄量
(5).正極材別の車両搭載量
(6).持続可能な開発シナリオ
(7).日本のLIBリサイクルの課題
(8).使用済み電池の流通経路
(9).廃車後のLIBの流通経路
(10).今後のリサイクル市場の展望
7.EU電池規則の動向
(1).EUにおける電池に関する規制の流れ
(2).EU電池指令の評価
(3).EU電池規則の概要
(4).EU電池規則の動向
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| キーワード |
リサイクル関連法令 廃掃法 回収フルー マテリアルフロー 焙焼法 発火事故 安全対策 EU電池規則
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| タグ |
リスク管理、安全、リサイクル、規格・標準、環境、リチウムイオン電池 |
| 受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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| 会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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