カルコパイライト(CIS)薄膜太陽電池の基礎と高効率化技術および実用化・実運用のポイント ~デモ付~  <オンラインセミナー>

~ カルコパイライト材料の基礎と薄膜太陽電池の特徴、太陽電池モジュールの作製法と性能評価手法、発電量推定法と実運用に向けた発電量シミュレーション、高効率化技術と実用化のポイント ~

・カルコパイライト材料の基礎から薄膜太陽電池モジュールの作製・性能評価手法と高効率化の要素技術までを修得し、製品開発や実用化に活かすための講座

・従来のSi系太陽電池や他技術との比較や実運用を想定した発電量シミュレーションからCIS太陽電池のメリットや幅広い用途を学び、効果的に活用するためのセミナー!

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講師の言葉

 カルコパイライト(CuInSe2系)は軽量・高意匠・高信頼性を同時にねらえる薄膜太陽電池として、BIPVや軽量フレキシブルを活かした新応用に向け、再度注目されています。

 本セミナーでは、材料物性とデバイス構造の要点を整理し、集積型/枚葉型モジュールの作製フロー、規格(IEC)に基づく性能評価、日射量データベースを用いた発電量推定のデモ(傾斜・方位の影響)を扱います。水平面・壁面・最適傾斜角のケース比較も解説します。さらに、結晶Siとのベンチマーク比較(構造・効率・生産規模・保証・価格推移)から適材適所を明確化します。高効率化の要素技術である結晶成長、デバイス構造最適化、ペロブスカイト/CISタンデムについて解説するとともに、意匠性を活かしたBIPVまで俯瞰し、軽量性が効く市場を考察しつつ、研究や企画に直結する判断材料・判断軸を持ち帰っていただきます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2026年01月16日(金) 10:00 ~ 17:00
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・薄膜太陽電池に関する材料/プロセス系に携わる、もしくは関心のある若手技術者・研究者
・成膜・スクライブ・封止など工程設計/装置導入を担う技術者
・デバイス評価(IV/EQE/信頼性)や規格対応を担う担当者
・技術企画・事業開発・技術マーケティングのマネージャー
・建材・建築領域とPVの連携を検討する技術者(BIPV想定)
※BIPV:建材一体型太陽光発電
予備知識 ・学部レベルの半導体基礎:p–n接合、バンドギャップ
・太陽電池の指標:Voc/Jsc/FF/効率、IV測定
・半導体成膜の基礎(スパッタ/蒸着など)
・単位と簡単な計算:W・Wh・kWh/kW、傾斜角・方位など
修得知識 ・カルコパイライト材料・素子・モジュールの全体像を俯瞰し説明できる
・結晶Siとの性能・コスト・保証比較から“適材適所”を判断できる
・集積型(モノリシック)/枚葉型の工程フローの要点を理解できる
・規格(IEC/JIS)の評価枠組みと測定セットアップの設計ポイントを把握できる
・日射データベースを用いた簡易発電量推定が実施できる
・高効率化の論点を理解できる
・BIPVや軽量・フレキシブル用途に向けた評価観点が理解できる
プログラム

1.カルコパイライト材料とは

  (1).材料科学的な特徴

    a.カルコパイライトの結晶構造と特徴

    b.太陽電池として用いられるカルコパイライト材料

    c.バンドギャップ工学と組成制御

    d.欠陥構造とキャリア特性

  (2).カルコパイライト材料の物性と応用

    a.光吸収特性

    b.薄膜化の利点

    c.他の化合物半導体との比較(CdTe、ペロブスカイト等)

    d.レアメタル資源の課題

 

2.カルコパイライト薄膜太陽電池の構造と特徴

  (1).デバイス構造の基本

    a.p-n接合とヘテロ接合構造

    b.バッファ層

    c.透明電極

    d.裏面電極

    e.ヘテロ界面制御

  (2).CIS太陽電池の性能と特徴

    a.高い変換効率の要因

    b.薄膜化の利点と現状の課題

    c.他技術との比較(Si、ペロブスカイト、有機薄膜)

 

3.カルコパイライト薄膜太陽電池モジュールの基礎

  (1).ベンチマークとしての結晶Si太陽電池モジュールの現状

    a.構造と変換効率

    b.生産規模と保証

    c.価格推移(習熟曲線)

    d.結晶Siの適用範囲と期待される応用展開

  (2).太陽電池モジュールの作製法

    a.結晶Siモジュールの作製法(ウエハ型)

    b.集積型カルコパイライト薄膜太陽電池モジュールの作製法

    c.枚葉型カルコパイライト薄膜太陽電池モジュールの作製法

  (3).太陽電池の性能測定と発電量推定法

    a.標準試験条件と性能評価のセットアップ

    b.規格と保証

    c.発電量推定法(JIS規格に基づく計算法)

 

4.カルコパイライト薄膜太陽電池の発電量シミュレーション

  (1).日射量データベース

    a.データへのアクセス(ブラウザベース)

    b.日射量データの詳細

  (2).日射量からの発電量簡易シミュレーションのデモ  ※当日限定公開

    a.想定する設置シーン(最適傾斜角、壁面、水平面)

    b.発電量推定式

    c.各方位と発電量の関係

 

5.カルコパイライト薄膜太陽電池の高効率化と実用化のポイント

  (1).カルコパイライト薄膜太陽電池の高効率化

    a.結晶成長技術(成膜法、元素添加)

    b.バッファ層・透明電極層技術

    c.ペロブスカイト/CISタンデム

  (2).カルコパイライト薄膜太陽電池の実用化

    a.BIPVとしての意匠性の高いカルコパイライト薄膜太陽電池

    b.ベンチマークとしての軽量・フレキシブル結晶Si(性能とコスト)

    c.軽量・フレキシブルを活かしたカルコパイライト薄膜太陽電池の応用展開

キーワード カルコパイライト型太陽電池 化合物系 CIS 銅 インジウム セレン 製造コスト 波長域 大量生産 カーボンニュートラル ペロブスカイト シリコン系
タグ エネルギーエネルギーマネジメントシステム研究開発実験計画・多変量解析スマートグリッド金属材料材料パワーデバイスプラント塗装・塗布薄膜自然エネルギー省エネ精密機器設備太陽電池電気化学電池
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日