外観検査へのAI導入と画像生成AIによる欠陥画像の生成技術および検査精度向上への応用とそのポイント <オンラインセミナー>
~ AI機械学習の概要、ディープラーニングの外観検査への応用、レイニングデータの質と量の検討と実験評価、敵対的生成ネットワーク(GAN)による画像生成、欠陥画像生成、実画像における欠陥周辺画像の解析と再現、GANによる欠陥形状の変更とinpainting ~
・外観検査において収集が困難な不良画像データを用意するための画像生成技術を修得し、外観検査の精度向上に活かすための講座
・教科書的な一般的手法では困難な敵対的生成ネットワークによる欠陥画像生成技術の実例に基づくポイントを修得し、精度の高い外観検査へ応用しよう!
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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
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講師の言葉
現在、ディープラーニングは画像認識において実用的な成果を挙げています。特に製品の外観検査は、DX、スマートファクトリにつながる有効な分野と考えられます。ディープラーニングによる外観検査では、画像の取得方法を最適化すること、実用的な認識精度を得るためにトレイニングデータの質と量を最適化することが大きな課題となっています。
本セミナーでは、実際の問題を使用して、前者のために画像取得装置を開発した実例を、後者のために敵対的生成ネットワーク(GAN)を使用して、必要な不良品画像を必要な量だけ生成する方法について紹介します。
実用レベルの認識精度を達成するためには教科書的な一般的手法では困難であり、実例に対して経験に基づく複数の観点からの工夫が必要となります。特にGANは動作させて分かることが多く、どのような不具合が発生するかを知り、それらを乗り越えて適用することが重要です。そのために、我々の約10年にわたる経験を参考にしていただけることを期待しています。
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セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年07月17日(木) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、ソフト・データ・画像・デザイン、品質・生産管理・ コスト・安全 |
受講対象者 |
・前半の外観検査へのAIの導入:現在、導入を始めた、これから導入したい、と言う聴講者でも十分に理解が可能な内容/後半の画像生成AIによる欠陥画像の増大方法:敵対的生成ネットワークと呼ぶ高度なニューラルネットワークを使用する内容です
・後半は、AIを使用した経験があり、どのような質と量のトレイニングデータを用意し、または作成すれば良いかで具体的に困っている聴講者の方が望ましい内容ですが、もちろんそうでなくても、今後解決すべき問題ですので知識として知っていただけると有効です
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予備知識 |
・ディープラーニング入門に相当する予備知識があると望ましいですが必須ではありません |
修得知識 |
・製品の外観検査の具体的な例に対して、ディープラーニングをどのように適用して実用レベルに近い検査精度を達成するかの参考知識を習得可能です
・実際の不良画像を収集することが困難な状況で、どのような質と量のトレイニングデータをどのように用意し、作成すれば良いかのヒントとなる知識を習得可能です |
プログラム |
1.AI機械学習の概要
(1).機械学習のトレイニングと推論における汎化
a.人工知能と歴史
b.機械学習への期待
c.使えることの難しさ(研究室の例、企業の例)
(2).畳み込みニューラルネットワーク
a.畳み込みとプーリング、ニューラルネットワークへの実装
b.他の画像分類アルゴリズム
(3).トレイニングと推論、評価の方法
a.トレイニングと推論
b.k分割交差検証
c.混同行列と評価基準
(4).AI、機械学習の産業応用例
a.教師あり/なし学習
b.イメージカテゴリ分類
c.自己組織化マップ
d.敵対的生成ネットワーク
(5).DXとスマートファクトリ
a.製造ラインのモデル化
b.製造と検査の融合
c.IoTのための通信、LoRaWAN
(6).認識から生成へ
a.サロゲートモデル
b.生成AIとは
c.動画の取扱い
d.拡散モデル(Diffusion Model)
2.ディープラーニングの外観検査への応用
(1).ボールペンの軸の外観検査
a.画像収集、アノテーション、ディープラーニング、トレイニング状況のモニタリング
b.切り貼りによるデータ増大への試行
(2).表面が鏡面加工された製品の外観検査と画像取得装置
a.表面が鏡面加工された製品の画像取得,装置と照明
b.欠陥部分のサイズ推定、セグメンテーション
(3).金属加工部品の外観検査と医療画像の理解
a.イメージカテゴリ分類
b.Grad-CAMまたは他のデータとの組み合わせによる精度向上
3.トレイニングデータの質と量の検討と実験評価
(1).敵対的生成ネットワーク(GAN)による画像生成
a.GANの適用方法
b.複雑な欠陥画像生成の限界
c.モード崩壊と生成画像
(2).切り貼りによる欠陥画像生成
a.オートエンコーダと生成器
b.欠陥画像生成と自動アノテーション
(3).GANによる欠陥部分の画像生成
a.欠陥部分の画像生成方法
b.欠陥の部分画像の貼り付け
(4).欠陥周辺画像のぼかしとinpainting
a.実画像における欠陥周辺画像の解析と再現
b.画像修復、inpainting
(5).GANによる欠陥形状の変更とinpainting
a.SinGANの試行
b.DeepFillv2の試行
(6).信号を補完するSignal Inpainting
a.信号による予知保全
b.欠陥あり信号の自動生成とSignal Inpaintingへの期待
(7).最近の画像生成AI
a.大規模言語モデルと推論
b.アノテーション:ラベルからキャプションへの展開
4.まとめと今後の課題
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キーワード |
外観検査 機械学習 畳み込みニューラルネットワーク イメージカテゴリ分類 自己組織化マップ 敵対的生成ネットワーク サロゲートモデル アノテーション サイズ推定 セグメンテーション 欠陥画像生成 画像生成AI 自動アノテーション Inpainting |
タグ |
AI・機械学習、検査、品質管理、画像、画像処理、画像認識、データ分析 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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