AIの製造コスト最適化、品質工学、1D―CAE、3D―CAEへの応用とそのポイント 【弊社研修室】

~ 設計データの分析とパラメータの最適化、製造データの分析と製造プロセスの最適化、製品の耐久性や信頼性の予測、製品品質の予測と製造プロセスの異常検出へのAIの応用、サロゲートモデルの構築 ~

・AIを活用して、現場職人の熟練技(暗黙知)を効率的に設計へ生かすための講座
・CAE解析対象のモデル化から計算出力評価までAIをCAEへ応用するためのポイントを修得し、効率的な製品開発へ応用しよう!

*本講座は、弊社研修室で行う対面講座です。

講師の言葉

 品質保証の要諦は、顧客からの要求品質、評価、クレーム等の原初情報から始めて、開発設計~生産技術~調達製造~品質保証などの各工程で何をすべきかを明確にする事にあります。
 この各工程で達成すべき目標と課題を物理量として抽象化するのが 1D-CAE の重要な役割です。
 この1D-CAE で得られた性能指標と実際の成果の間の乖離を評価するのが3D-CAEの重要な役割です。
 ところで従来、設計図に盛り込めなかった生産技術に関する情報は、現場職人の熟練技(暗黙知)で補う場面がありました。この現場職人の熟練技(暗黙知)は、現場に通い詰めて体得する事が求められてきました。これに対して多数の現場職人の熟練技(暗黙知)から、AI を活用して、帰納的に最尤化する手法が開発されつつあります。
 しかしAIがどんな根拠で結果を出力したのかを導き出す必要があります。
 この講習では、CAEを使ってAIが最適解にたどりついた理由を明らかにし、製品開発へ生かすことを目指します。

本講座の申し込み受付は終了いたしました

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年10月23日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・製造業における設計部門の方(経験年数3年以上が望ましい)
・CAEや解析に携わる技術者の方
予備知識 ・SOLIDWORKS Simulationに代表される設計CAEツールの使用経験
修得知識 ・CAE解析対象のモデル化~計算実行~計算出力評価~適切な報告書作成に至る過程で必要な基本知識
・AIのフロントローディング開発、製造コスト最適化、品質工学、1D―CAE、3D―CAEへの応用とそのポイント
プログラム

1.AIを新製品開発に応用するには
  (1).顧客のレビューや市場データを分析して、新しい製品アイデアを生成する
  (2).既存の設計データを分析し、新しい設計のパラメータを最適化する
  (3).シミュレーションデータを使用してプロトタイプの性能を予測し、テスト回数を削減する
  (4).製造データを分析し、製造プロセスを最適化する

2.AIのフロントローディングへの応用とそのポイント
  (1).製品の性能を予測する
  (2).設計パラメータと性能データを読み込む
  (3).特徴量とターゲットに分割する
  (4).ランダムフォレスト回帰モデルを訓練する
  (5).テストデータで予測する
  (6).性能予測の精度を評価する
  (7).製品の耐久性や信頼性を予測する

3.AIの製造コスト最適化への応用とそのポイント
  (1).原材料の需要と価格を予測する
  (2).原材料データを読み込む
  (3).特徴量とターゲットを分割する
  (4).ランダムフォレスト回帰モデルを訓練する
  (5).設備のメンテナンスを予測する
  (6).新しい製品の品質を予測する
  (7).製造プロセスの異常を検出する

4.AIの品質工学への応用とそのポイント
  (1).データ駆動型品質予測 (過去の品質データを収集する)
  (2).異常検知と異常通知 (異常を検知し、自動的に通知を発信するシステムを構築する)
  (3).製品の非破壊検査 (製品の内部や構造を検査して、不良や欠陥を特定する)
  (4).プロセスの自動最適化 (生産データやセンサーデータをリアルタイムで分析する)
  (5).品質トレーサビリティ (製品のライフサイクル全体にわたる品質情報を追跡する)

5.AIの1D-CAEへの応用とそのポイント
  (1).データの準備 (時系列データや一次元の信号データ)
  (2).モデルの構築 (Keras や TensorFlow などの深層学習ライブラリを活用する)
  (3).モデルの学習 (入力データを極限までターゲットデータに近づける)
  (4).モデルの応用 (学習したモデルを使用して、異常検知、特徴抽出、次元削減等を行なう)
  (5).逆モデルの生成 (新しい状態に対する制御入力を予測する)

6.AIの3D-CAEへの応用とそのポイント
  (1).データ収集 (入力パラメータ(設計変数)とCAE結果(目的関数や制約条件)を整理する)
  (2).サロゲートモデルの構築 (回帰モデル、ニューラルネットワーク等を活用する)
  (3).モデルのトレーニング (入力データを極限までターゲットデータに近づける)
  (4).モデルの検証 (モデルのパラメータを調整、異なるサロゲートモデル生成等を行なう)
  (5).最適化と予測 (未知入力に対する順応性を確認する)
  (6).モデルの活用 (究極の姿:3D-CAEを省いて結果を予測する)

7.線形解析と非線形解析の使い分けとポイント
  (1).初期条件の影響有無
  (2).公称応力と真応力
  (3).材料の線形性
  (4).大変形、弾塑性、接触、摩擦、輻射
  (5).変形追従荷重
  (6).弦の振動
  (7).Stick-Slip
  (8).真応力(大歪み)

8.計算力学の妥当性評価 (Verification and Validation)
  (1).数理モデル(方程式)を正しく解いているか
  (2).物理現象に対して適切な計算内容か
  (3).Uncertainty Quantification(UQ)とは
  (4).Reliability と Credibility
  (5).演繹的推論と帰納的推論

キーワード レビュー パラメータ プロトタイプ フロントローディング 特徴量 ランダムフォレスト回帰モデル データ駆動型品質予測 異常検知 自動最適化 品質トレーサビリティ 1D-CAE 3D-CAE サロゲートモデル 線形解析 非線形解析 妥当性評価
タグ AI・機械学習原価・財務・会計ソフト管理ソフト品質シミュレーション・解析データ解析非破壊検査品質管理品質工学設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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