官能評価手法の基礎と効果的な情報抽出法およびデータ分析の実践ポイント

〜 官能評価の誤差因子と対策、嗜好評価手法、多変量解析の基礎と解析結果の実務への活かし方 〜

官能評価の最新手法とデータ分析方法および解析結果の実務への活かし方が修得できる講座

・官能評価における守るべきルールとデータからの情報抽出およびその応用について学び、製品開発に活かそう!

講師の言葉

第一部
 官能評価では人間を利用するが故に生じやすい誤差もあり、それを避けるためには守るべきルールも少なくない。
 本講では官能評価において守るべき基本ルールと実施に際して備えるべき要件を述べてから、「単純な識別手法」、「情報量が豊かな記述的な手法(QDA?)及びその最新類似・派生手法」、「嗜好評価手法」を解説する。さらにパネルの信頼性と評価データの検定法、官能評価と機器分析の関係付け、商品開発に有益な情報をもたらすプリファレンスマッピングの考え方と実施手順及び応用例について紹介する。

第二部
 官能評価は測定が大変な割には、出てくる結果は数値的で簡潔なため、もっと良い活用方法はないかという悩みを持つことはしばしば見受けられます。いわゆる見栄えの良い解析には「多変量解析」がたびたび用いられますが、初めて聞くと敷居の高い分野のように感じます。
 本講座では、易しい言葉を用い統計の初歩から多変量解析まで解説し、身近なソフトを用いてグループディスカッションなどの演習も交えて開講いたします。最後に多変量解析の実務への活かし方や官能評価設計のポイントなど、実務に役立つポイントを解説いたします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年10月11日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・飲料、食品、化粧品、車、家具、日用品企業で品質管理、品質評価、新商品開発に携わっている方 ・研究開発部門で効果的な官能評価システムの構築や運用を目指している方 ・官能評価について最新の知識を得たい方 ・これから官能評価を使ってみようと思っている方、同じく多変量解析を使ってみたい方、マーケティング・企画・広報に携わっている方など
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・官能評価の実施に際して守るべきルールと必要な構成要素 ・各種手法から得られる官能評価データの信頼性検定と得られる情報 ・多変量解析を利用した官能評価データからの情報抽出とその応用 ・官能評価の最新手法 ・データの解析方法として基本統計から重回帰分析までの手法
プログラム

第一部 官能評価手法の基礎と効果的な情報抽出法および応用

1.官能評価とは
  (1). 五感から得られる情報
  (2). 官能評価 vs. 機器分析

2.官能評価の誤差因子(バイアス)と対策

3.パネルと設備
  (1). 分析型パネルと嗜好パネル
  (2). パネルの選定・訓練
  (3). 官能評価設備として備えるべき要件

4.単純な官能評価手法
  (1). 単純識別手法
  (2). 尺度法

5.記述的な官能評価手法
  (1). QDA?法
     a.パネルと手順
     b.評価用語の選定
     c.留意事項
  (2). 類似手法
     a.時間強度曲線法(TIC)
     b.フリーチョイスプロファイル法(FCP)
     c.CATA(認識全特性チェック法)
     d.TDS(経時的優越特性選択法)

6.嗜好評価手法
  (1). 評価尺度と手法
  (2). 留意事項

7.官能評価データからの情報抽出
  (1). ケモメトリックスと多変量解析手法
  (2). 官能評価データと機器分析データ
  (3). 官能評価データを利用した商品設計
     a.プリファレンスマッピングの原理
     b.データのとり方
     c.各種プリファレンスマッピング手法と得られる情報

第二部 官能評価におけるデータ分析方法とその実践ポイント

1. 官能評価の基礎
  (1).官能評価の定義
  (2).官能評価におけるデータの性質
  (3).官能特性データの解析

2. 多変量解析の基礎
  (1).統計と多変量解析
  (2).多変量解析はどんなことに使えるか
  (3).多変量解析の得意分野

3. 身近なソフトを使った解析の理論と実践(演習含む)
  (1).基本統計量
  (2).F検定
  (3).t検定
  (4).分散分析
  (5).相関分析
  (6).回帰分析
  (7).一対比較法
  (8).主成分分析
  (9).重回帰分析

4. 解析結果の実務への活かし方
  (1).学術論文と実務の違い
  (2).実務への活かし方
  (3).評価設計と分析のポイント

キーワード 官能評価 パネル 単純識別手法 尺度法 嗜好価手法 ケモメトリックス プリファレンスマッピング 多変量解析 評価設計
タグ 食品データ解析化粧品生理・官能検査生体工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日