タッピンねじ締結技術およびねじのゆるみメカニズムとゆるみ防止対策・強度設計への応用 <オンラインセミナー>
~ タッピンねじの締付け、締付トルクの考え方、トルク解析デモ、ねじの基本、ばね定数、内力係数と締結体設計、ねじ締結体の締め付け、座面の応力分布と変形及び限界面圧、ねじのゆるみ、ねじの疲労、ねじ締結体の実際の設計法及び例題 ~
・ねじ締結体の体系的設計法を修得し、ねじのトラブルや事故を防止するための講座
・ねじのゆるみの原理、適切な必要締め付けトルクの計算法を修得し、ねじにおける疲労破壊やゆるみ防止に活かそう!
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講師の言葉
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【講師の言葉】
(第1部) 家電製品、電子機器、車載装置などの製品には、多数のねじが部品同士の結合に使用されており、その品質は製品の信頼性を大きく左右します。特にねじのゆるみ、脱落、締付不良といったトラブルは、設計・製造現場における代表的な課題の一つです。
タッピンねじは、コストや作業性に優れることから幅広い製品で使用される一方、選定や締結条件の設定を誤ると、不具合の発生につながるリスクもあります。しかし、適切な手順に基づいて選定・評価を行うことで締結の信頼性を確保することが可能です。
本セミナーでは、電子機器、家電、車載装置メーカーの設計・開発、品質保証、生産技術者を対象に、タッピンねじを安全に使用するための実務的なセオリーについて、実演を交えて体系的に解説します。現場で再現可能な評価・設定プロセスを習得することで、締結トラブルの未然防止と品質の安定化、さらには締結コストの最適化に貢献します。
(第2部) ねじに関わる事故はいまだ発生しています。その主たる原因の一つは適切にねじ締結体の設計施工がなされず経験的による場合が多いようです。そこで本講では今までの研究成果をまとめてねじ締結体の設計法を体系的に作り上げてみました。特にねじ締結体は分解が可能ですが、反面ねじがゆるむ(軸力低下)という弱点もあります。このねじのゆるみの原因を知ったうえで締結体の合理的設計を行うことが重要です。この講習ではねじのゆるみの原理及び防止対策を示し、外力が作用する締結体の力学を学び、特に外力作用時のボルト軸力の増加分と外力の比である内力係数の算出法を示し、接合面から失われる力(応力)を推定します。さらにねじを締め付ける際の力学、特に必要締め付けトルクの計算法を示します。ボルトが静的及び疲労で破壊しないための条件も示します。初期ボルト軸力が大きくなると座面が塑性変形し、ねじがゆるむ可能性も起こります。これを防止するための手法も示します。最後に練習問題をこなして、設計計算手法に慣れていただきます。いくつかこなせば必ず設計の本質が理解でき実務に応用できるものと考えております。
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セミナー詳細
| 開催日時 |
- 2026年09月28日(月) 10:00 ~ 17:00
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| 開催場所 |
オンラインセミナー |
| カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備 |
| 受講対象者 |
・家電製品、電子機器、車載装置メーカーの設計技術者の方
・機械製造技術者、自動車などの分野の設計技術者の方
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| 予備知識 |
・高校での物理、材料力学の初歩的知識
・応力&ひずみ、ねじり&曲げ応力などの材料力学の基礎知識があれば理解が容易になる
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| 修得知識 |
・タッピンねじを安全に採用するための手法を修得できます
・ねじのゆるみのメカニズムとゆるみ防止を考慮したねじ締結体の強度設計法を修得できます
・ねじ締結体の体系的設計法が習得できるので、ねじに関わる実務業務に対応できます
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| プログラム |
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(第1部)タッピンネジの設計手法と締結トラブルの未然防止
1.タッピンねじの締付け
(1).トルクとは?
(2).ねじを締めるとは?
a.トルクを軸力に変換すること
2.タッピンねじ選定のためのトルク試験機と試験内容
(1).タッピンねじ選定のためのトルク解析装置
(2).トルク試験の内容
a.締付破壊試験:最適条件を決める
b.締付試験:最適条件で締付ける
c.戻し試験:ゆるめトルクを計測する
d.繰り返し試験:再利用性の確認する
e.トルク軸力試験:トルクと軸力の関係を確認する
3.ボルト・小ねじとタッピンねじ
(1).ボルト・小ねじとタッピンねじの使われ方
4.締付トルクの考え方
(1).ボルト・小ねじの締付けトルクの考え方
a.トルク法
(2).タッピンねじの締付けトルクの考え方
a.タッピンねじの種類と下穴径
b.タッピンねじの締付けトルクは規格にない
c.タッピンねじのトルク曲線(ねじ込みトルクTD、締付破壊トルクTF、目標締付トルクTS)とは
d.締付破壊トルク比(F/D比)とは
5.トルク解析デモ
(1).締付破壊試験
(2).締付試験
(3).戻し試験
6.より良い設計のためのプロセス
(1).タッピンねじの三大重要データ
(2).タッピンねじの締付けトルク決定方法
a.従来の方法で締付トルクを決定する危険性
b.トラブルが発生しない根拠ある決定方法
7.試験結果がよくない場合の改善方法と未然防止
(1).破壊トルクを上げる方法
(2).ねじ込みトルクを下げる方法
(3).トラブル事例の紹介
(第2部)ねじ締結体の設計とゆるみ防止対策
1.ねじの基本
2.ばね定数
(1).ばね定数の定義
(2).ボルト・ナット系のばね定数と被締結部材(中空円筒)の圧縮ばね定数
3. 内力係数と締結体設計
(1).軸方向外力が作用する中空円筒締結体の力学
(2).細円筒締結体の内力係数
(3).ねじ締結体の設計方針
4. ねじ締結体の締め付け
(1).ねじの力学
(2).締め付けトルク
5.平座金の効果、座面の応力分布と変形及び限界面圧
(1).平座金に関する従来の考え方
(2).最近の座面応力分布及び変形に関する知見
(3).限界面圧について
(4).新たな限界座面応力について
6.ねじのゆるみのメカニズムと防止対策
(1).ゆるみの分類
(2).非回転ゆるみ
a.へたりによる初期ゆるみ
b.座面陥没によるゆるみ
c.微動摩擦によるゆるみ
d.ガスケットなどの中間物の変形によるゆるみ
e.過大荷重作用によるゆるみ
f.温度変化によるゆるみ
g.クリープによるゆるみ
(3).回転ゆるみ
a.軸直角方向繰り返し外力作用下におけるゆるみ
b.最近の有限要素法シュミュレーションによるねじゆるみの研究
c.軸方向繰り返し荷重によるゆるみ
d.繰り返し温度変動を受ける異種材料締結体のゆるみ
(4).ゆるみ止め部品のゆるみ防止効果実験及び評価
a.ゆるみ止め部品
b.ユンカー式ゆるみ試験の結果
c.NAS式ゆるみ試験の結果
7. ねじの疲労と対策
(1).ボルトの疲労強度と設計のポイント
8. ねじ締結体の実際の設計法及び例題
(1).1本ボルトによる細円筒締結体の場合の設計例
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| キーワード |
ねじ タッピンねじ 締付けトルク トルク解析 破壊トルク ねじ込みトルク ゆるみ 疲労 |
| タグ |
ねじ、機械要素、車載機器・部品 |
| 受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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| 会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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