SDVに対応するためのシステム設計プロセスとその実践ポイント:1DCAEを活用した機能配分と要求仕様定義およびシステム設計のポイント <オンラインセミナー>

~ SDVに対応するための課題と解決ポイント、1DCAEとMBDによるシステム設計アプローチ、要求仕様定義のプロセスとテンプレート ~

・ソフトウェア主導型の設計へ移行するためのSDV時代に即したシステム設計のポイントを実践的に修得するための講座

・要件定義の再構築とプロセス改善策や上流段階での検証プロセス強化とモデルベース開発(MBD)の活用について修得し、SDVに対応した設計・開発プロセスを実現しよう!

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講師の言葉

 近年、自動車業界ではソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)の導入が急速に進み、設計・開発プロセスの変革が求められています。本セミナーでは、「SDVに対応するシステム設計プロセス:1DCAEを活用した機能配分と要求仕様定義」をテーマに、SDV対応の課題とその解決策を解説します。
 従来のハードウェア中心の設計手法からソフトウェア主導型の設計へ移行する際の課題を整理し、システム設計アプローチの全体像を具体例とともに提示します。また、1DCAEとモデルベース開発(MBD)を活用した設計プロセスや、要求仕様定義の実践例を紹介し、ADAS制御システムや電動化システムを題材とした事例分析を通じて理解を深めます。
 本セミナーでは、上流工程から仕様定義、検証プロセスまでの効率的なアプローチを提示し、SDV時代に即したシステム設計のポイントを実践的に学べます。この機会にぜひご参加ください。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年06月06日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナーソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・自動車メーカー(OEM)の技術者・開発担当者および経営層・事業戦略担当者
・SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)開発や製品設計に携わるエンジニア、システム設計者、プロジェクトリーダー
・ビジネスモデル転換や組織改革を検討する経営層や事業戦略担当者
・自動車部品メーカー(サプライヤー)の技術者・開発担当者および経営層・事業戦略担当者
・ソフトウェアおよびハードウェアの設計・開発に関わる技術者、CAE/MBD担当者
・SDV時代に対応した事業戦略やプロセス改善を検討する経営層や事業戦略担当者
・中小企業の経営層および技術者
・SDVやDX対応を目指す経営層、設計者、製造担当者
予備知識 ・予備知識は必須ではありませんが、以下の分野に関する理解があると、より深い学びにつながります
・自動車業界の基礎知識:自動車システムの構成要素や電子制御システムの基本構造
・ソフトウェア開発や制御工学の基礎知識:モデルベース開発(MBD)やCAEの概念、システム設計やシミュレーション技術の概要(SysML、Matlab/Simulink、Modelicaなど)
・製品開発プロセスの知識:要件定義、設計・検証プロセスに関する一般的な理解
修得知識 ・SDVの基礎知識と最新動向:SDVの定義や役割を理解し、各国(欧米・中国・日本)の最新動向や市場戦略を把握できます
・システム設計アプローチとエンジニアリング手法の実践力:1DCAEとMBDを活用したシステム設計プロセスを理解し、機能分析から仕様定義までの具体的な手法を修得できます
・SDV対応に向けた計画立案の基礎知識:技術ロードマップやプロセス改善、人材育成のポイントを理解し、SDV対応への取り組みを検討できる基礎力を養います
プログラム

1.はじめに:SDVの重要性と各国の最新動向
  (1).SDVとは何か?
    a.ソフトウェア・デファインド・ビークルの定義と特徴
    b.コネクテッドカー、ADAS、OTAの影響と技術革新
  (2).各国におけるSDVの最新動向
    a.欧州: コネクテッドカーやADAS技術の最前線
    b.米国: テスラやGMなどのソフトウェア主導型アプローチと実績
    c.中国: 新興企業(BYD、NIO)の台頭と政府主導の政策動向
    d.日本: トヨタ、ホンダなどのSDVへの取り組みと課題
  (3).SDV導入の背景と課題
    a.既存プロセスのギャップ分析
    b.ソフトウェア開発力の強化と設計プロセス変革の必要性

2.SDVに対応するための課題と解決ポイント
  (1).従来アプローチの特徴と課題
    a.ハードウェア中心設計からソフトウェア主導設計への以降の難しさ
    b.分業型プロセスとテスト負担増による開発工数増大
  (2).SDVへの対応に向けた課題
    a.機能横断的な要件管理とソフト・ハードの統合不足
    b.仕様変更の対応難易度と手戻り発生リスクの増加
  (3).解決ポイント
    a.要件定義の再構築とプロセス改善の方向性
    b.上流段階での検証プロセス強化とモデルベース開発(MBD)の活用

3.システム設計アプローチの全体像
  (1).システム設計アプローチの課題と目的
    a.SDV対応のために求められる設計プロセスとは
    b.上流工程から仕様定義までの流れの重要性とは
  (2).MBSEと1DCAEの役割
    a.MBSE:モデルベースエンジニアリングの概要と利点
    b.1DCAE:1DCAEの概要と利点
  (3).1DCAEとは何か?
    a.機能分析→機能構成→再構成→システム設計の概要
    b.ハードウェアとソフトウェアの機能分担と検証プロセスへのMBD適用

4.1DCAEとMBDによるシステム設計アプローチ
  (1).1DCAEの基本プロセス
    a.機能分析
      ・メカニズム解明のポイント
      ・モノから機能に変換するポイント
    b.機能構成
      ・複数の機能の統合するポイント
      ・正の性能に関する機能と負の性能に関する機能の取り扱いのポイント
      ・定式化を意図した機能構成のポイント
      ・1Dモデルの作成事例
    c.再構成
      ・1Dモデルを使った再構成のポイント
      ・再構成のための1Dモデルを活用した分析方法
    d.システム設計
      ・1Dモデルを使った機能配分のポイント
      ・システム要件の定義書のポイント
  (2).MBDとの連携
    a.要求仕様定義とシミュレーション検証の関係
    b.動作シミュレーションによる設計検証とフィードバック

5.要求仕様定義プロセスの詳細
  (1).機能分配と役割分担の手法
    a.ハードウェアとソフトウェアの役割分担と設計ポイント
    b.安全性、拡張性を考慮した機能配置の考え方
  (2).要求仕様定義のプロセス
    a.高レベルの機能要求の抽出と分析
    b.機能分配とモジュール化による最適化
    c.検証結果の反映と仕様のブラッシュアップ
  (3).要求仕様定義のテンプレート例の紹介
    a.ADAS制御システム
    b.電動化システム

6.事例紹介と応用プロセス
  (1).事例1:ADAS制御システム
  (2).事例2:電動化システム

7.質疑応答とまとめ

キーワード SDV ソフトウェア・デファインド・ビークル コネクテッドカー ADAS技術 サブスクリプション型サービス OTAアップデート サイバーセキュリティ データプライバシー問題 機能設計変換手法 FDX SDV設計 プロセス改善
タグ 自動運転・運転支援技術・ADASセキュリティ・暗号ソフト管理ソフト教育組み込みソフト仕様書・要件定義自動車・輸送機車載機器・部品電装品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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