設計標準化と設計ナレッジ可視化による設計効率化の実践とそのポイント  <オンラインセミナー>

〜 要求仕様の可視化のポイント、設計標準化/モジュール化の推進/定着方法、設計ナレッジを用いた設計標準化の実現 〜

・設計ルールや設計ナレッジの可視化・体系化および設計の標準化/自動化を進め設計効率化を実現させるための講座
・設計ナレッジの整理方法と見える化を体系立てて行い、論理的に標準を決めて設計標準化と設計効率化を実現しよう!

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講師の言葉

 設計標準化・ナレッジ可視化は重要視されながらも、実行・定着が難しいテーマとなります。「標準を決めても使われない」「忙しくてナレッジ整理の時間が取れない」「属人的バラバラ設計から脱却しなければならない」「引退間近のベテランの技術伝承が進まない」これらは、10年以上前から掲げられていますが、進んでいません。
 その原因の多くは、アプローチや推進方法にあります。何を目的にするのか?ただ、見える化をゴールとすると、ひたすらマニュアルを作成し、標準図を準備する活動になりがちだからです。それでは定着もせず効果も限定的になります。また、「お客の千差万別の要求に対して、標準を決めることができるのか?」という矛盾をどう克服するかも重要です。
 それには、顧客仕様の見える化や、設計ナレッジの可視化を体系だって行い、論理的に標準を決めていく考え方が必要となるのです。頭の中にある設計ルールや留意点を、書き出すことはむずかしいため、「思考を言語化する」アプローチの理解が不可欠となります。
 講義では、設計ルールやナレッジを見える化し、それを用いて標準化/自動化することで、設計効率化を実現させる手段を解説します。そして、ナレッジの鮮度を保つための「「改訂」の運用方法についても解説を行います。ナレッジの「可視化」「活用」「改訂」、標準化を体系的に学んでください。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年03月14日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・製造業における
  開発部門・設計部門・設計管理部門の管理職から担当者の方
  調達部門の管理職から担当者の方
  経理・原価部門の管理職から担当者の方
  経営改革・業務改革に携わっている管理職から担当者の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・設計ナレッジの整理の方法がわかる
・設計ナレッジを整理し、設計標準化する方法がわかる
・標準化とモジュール化を使い分ける考え方を理解する
プログラム

【理論編】
1.属人的な設計では利益は生まない
  (1).同じ失敗を繰り返す属人的な設計
  (2).設計意図や根拠が残っていない属人的な図面
  (3).経験に頼った設計チェックや検図

2.流用設計の弊害
  (1).属人的な流用元選定
  (2).設計諸元がわからなくなっている設計担当者
  (3).経験不足からの保身的な過剰設計

3.標準設計を実現させる2つのアプローチ
  (1).図面を標準化するアプローチ
  (2).設計思想(ルール)を標準化するアプローチ
  (3).標準は「守る」ものではなく、「やぶる」ことが重要
  (4).設計ルールを設計自動化につなげる

4.なぜ標準化は失敗するのか
  (1).「バラバラの要求に答える」と「標準を決める」という矛盾
  (2).どこから手をつけるべきかの優先順位の間違い
  (3).専任化できない中での推進方法

5.設計ナレッジと標準化
  (1).設計ナレッジとは何か。ナレッジの4要素とは
  (2).ナレッジの見える化は、設計マニュアル整備ではない
  (3).設計ナレッジの見える化と、設計標準化・設計高度化
  (4).設計ナレッジを、原価見積もりに活かす

【実践編】

6.設計ルール活用の全体像
  (1).企画量産品における全体像
  (2).個別受注品における全体像

7.顧客の要求仕様を整理する
  (1).要求仕様を一元管理することが全ての始まり
  (2).要求仕様の傾向管理、案件横串管理が重要
  (3).要求仕様の可視化を失注分析につなげる

8.設計を構造的に整理し、標準を設定する
  (1).設計ナレッジを見える化する
    a.技術計算・性能計算ツールのナレッジ
    b.方式選定のナレッジ(論理構成整備)
    c.相似形設計のナレッジ(設計諸元表整備)
  (2).設計標準を決める
    a.標準化の3ステップ
    b.「標準化=我慢する」は間違い
    c.標準図の考え方

9.ナレッジや標準を改訂し、最新を維持する
  (1).改訂は2つのタイミングで実施する
  (2).検図のやり方を見直せば改訂はやりやすい

10.標準化を推進/定着させる工夫
  (1).推進体制をつくる
    a.担当を専任化できないなかでどのように進めるか
    b.「標準を作っても使われない」をなくすための工夫
  (2).標準化の効果を正しく認識する

キーワード 設計ナレッジ 設計標準化 モジュール化 要求仕様 開発BOM整備 設計諸元表整備 ナレッジ化 スコープ
タグ 規格・標準業務改善機械強度設計自動車・輸送機設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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