信頼性加速試験の各種加速係数の求め方と寿命予測法への応用とそのポイント 【弊社研修室】

~ 加速理論、故障モデルと寿命式、市場での故障の再現試験、効果検証試験や故障発生予測、電子部品・機械構造部品の特質にあった効果的な部材評価試験 ~

・電子部品・機械構造部品の特質にあった効果的な加速試験技術を修得し、市場での故障トラブルを未然防止するための講座
・故障モードにあった加速係数、寿命推定方法を実践的に修得し、製品の信頼性確保に活かすための特別セミナー!

*本講座は、弊社研修室で行う対面講座です

講師の言葉

 本講座は難解な理論や故障モデル式を避けることなく、使いこなしながら故障モードにあった加速係数、寿命を推定するやり方を事例に基づいて、より理解しやすく解説する。
 加速試験は追求するあまり、モノを壊す試験になってはならず、ここには一定の論理とルールが存在する。加速は、固有技術的には故障モード・故障メカニズムが同じ、管理技術的には故障の分布形が同じで時間軸だけがスライドしたものであることが条件になる。加速にはストレス加速、頻度加速、判定加速があり、皆様方の取られている試験法はこの組み合わせでできている。この試験法に市場条件との整合性、試験時間の正しさ実証をしていただくことがこの講座の狙いでもある。寿命推定とそれをするための加速係数の求め方にはアレニウス則だけでなく、アイリング則、ラーソンミラー則、コフィン・マンソン則、蒸気圧則、拡散則など多数の故障モデル式があり、故障分布ではワイブル分布だけでなく、極値分布、n乗分布があり、手法的にも対数直線化法、分布当てはめ法、外挿法、内挿法などを使い切ることが必要になる。こうした観点から各種のより実務的な加速係数、寿命予測法を解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年03月10日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・品質保証技術者でデザインレビュー、部品や商品の試験、クレーム処理などに従事する技術者の方
・設計技術者で部品や商品の試験に従事する技術者の方
・生産技術・製造技術の技術者で工法・工程の設計ならびに条件決めをする技術者の方
・購買部門の部品メーカ、部品の認定・採用に従事するバイヤの方
予備知識 ・特にありませんが、ワイブル解析については基礎的なことを知っておくとより理解が進むと思われます
修得知識 ・加速理論、故障モデルと寿命式
・多様な観点からの加速係数、寿命式の求め方ができるようになる
・市場での故障の再現試験、効果検証試験や故障発生予測ができるようになる
・電子部品・機械構造部品の特質にあった効果的な部材評価試験ができるようになる
プログラム

1.加速法の種類
  (1).ストレス加速
  (2).頻度加速
  (3).判定加速

2.寿命予測法と応用のポイント
  (1).ファーストフェイラーポイントへのワイブルパラメータ当てはめ法
  (2).対数直線化法
  (3).べき乗則法
  (4).極値確率紙法
  (5).アレニウス則法
  (6).ラーソンミラー則法
  (7).ウイリアム・ランデル・フェリー則法
  (8).振動ストレスの試験法への展開
  (9).田口メソッド法による複数因子が絡む実験計画に基づく寿命推定法
 (10).重回帰分析による複数因子が絡む寿命の推定法
 (11).材料S-Nデータをつかった寿命推定法
 (12).市場回収品ないしは市場実験品からの劣化度測定データからの寿命推定法
 (13).故障メカニズムに着目した損傷度比較による寿命推定法

3.既知の故障モデル式に基づく加速係数の求めかた
  (1).熱応力疲労による故障の加速係数(コフィンマンソン則、アイリング則)
  (2).熱劣化による故障の加速係数(アレニウス則)
  (3).湿度劣化による故障の加速係数(絶対水蒸気圧則)
  (4).温湿度の複合劣化による故障の加速係数(ホールバーグペック則)
  (5).クリープ疲労による故障の加速係数(ラーソンミラー則)
  (6).腐食劣化による故障の加速係数(拡散則、フィック則)
  (7).アーク反応による故障の加速係数(累積アークエネルギー則)
  (8).振動ストレスの試験法への展開
  (9).ノイズ・サージ・電圧変動・衝撃・振動の加速係数(極値分布)

4.試験法の成り立ちと加速因子の試験法への展開とポイント
  (1).試験法の標準化で考えておくべきこと
  (2).高温ストレスの試験法への展開
  (3).低温ストレスの試験法への展開
  (4).温度変化ストレスの試験法への展開
  (5).湿度ストレスの試験法への展開
  (6).湿度変化ストレスの試験法への展開
  (7).振動ストレスの試験法への展開
  (8).ノイズ・サージ・電圧変動のストレスの試験法への展開
  (9).静電気のストレスの試験法への展開
 (10).硫化ガスのストレスの試験法への展開
 (11).オゾンのストレスの試験法への展開
 (12).溶剤・界面活性剤・油・接着剤・グリースによるストレスの試験法への展開
 (13).動作繰り返しのストレスの試験法への展開

5.材料別故障モードの故障モデル式
  ・故障モードの故障モデル式について材料別に解説

キーワード ストレス加速 頻度加速 判定加速 対数直線化法 べき乗則法 極値確率紙法 アレニウス則法 ラーソンミラー則法 ウイリアム・ランデル・フェリー則法 故障モデル式 加速係数 コフィンマンソン則 アイリング則 アレニウス則 絶対水蒸気圧則 ホールバーグペック則 ラーソンミラー則 拡散則 フィック則 累積アークエネルギー則
タグ 寿命予測信頼性試験・故障解析品質管理未然防止最適化・応力解析振動・騒音電子機器電子部品LSI・半導体
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
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- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
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