シリコンフォトニクスの基礎と光デバイスおよび高機能波長可変レーザへの応用 <オンラインセミナー>
~ シリコンフォトニクス技術の概要と産業展開状況、シリコンフォトニクス技術の基礎と各種光デバイス、光導波路の基礎とハイブリッド波長可変レーザへの応用 ~
・超小型光電子融合集積回路であるシリコンフォトニクスの基本原理と最新技術を修得し、光導波路や光デバイスの開発へ応用するための講座
・技術開発が急速に進んでいるシリコンフォトニクス技術を基礎から修得し、高速通信デバイス、Li DAR、光コンピューティング等の新製品開発に活かそう!
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講師の言葉
(第一部)
Society 5.0やIOWN構想などで代表される社会の急激なDX化においては、情報流通量の爆発的な増大が予想されている。そこで近年、光伝送技術を大規模に導入した経済性やエネルギー効率に優れるコンピューティングスシステムの開発が進みつつある。また、ネットワークシステムの経済性やエネルギー効率の向上にむけた光回路の超小型化や光電子回路融合の技術開発も進みつつある。このような背景の下、シリコン電子回路の製造技術をベースとした超小型光電子融合集積回路技術であるシリコンフォトニクスの研究開発が世界中で精力的に進行中である。そこで本セミナーでは、まず第一章において、このシリコンフォトニクス技術の研究開発状況や産業展開状況を紹介する。また、第二章において、シリコン光導波路やシリコンフォトニクスデバイスの構造や動作について理解を深めるとともに、シリコンフォトニクス技術の限界と課題について議論する。
(第二部)
屈折率が高いシリコンを屈折率の小さなSiO2で囲んだシリコン光導波路では、光はシリコン/ SiO2界面で全反射を繰り返しながら伝搬していきます。シリコンフォトニクスでは、このようなシリコンの光の通り道であるシリコン光導波路を用いてシリコンチップ上に非常に小型な光の合分波器、干渉計、変調器、光検出器といった光デバイスを作製することができます。シリコンフォトニクスには様々な応用があり、従来の通信デバイス用途の他、自動運転用LiDAR、光コンピューティングなどへの応用も期待されています。
本講義では、シリコン導波路について、その物理的な動作原理から説明します。その後、シリコンフォトニクスにおける基礎的な素子を紹介し、さらにそれらの応用について述べます。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年01月31日(金) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備 |
受講対象者 |
・シリコンフォトニクス技術を用いた光集積回路開発に従事している、または従事する予定の研究者・技術者の方
・光デバイス、半導体デバイス、光伝送モジュール等の分野の研究者・技術者で集積フォトニクスに興味のある方
・シリコンフォトニクスや光集積回路の応用技術についての動向調査をしたい方
・光導波路、シリコンフォトニクスデバイスを作製したい方 |
予備知識 |
・大学教養課程レベルまたは高等専門学校レベルの物理や半導体関連の知識
・企業における電子回路・半導体デバイス、光回路・光デバイス、光伝送モジュール等の開発の経験
・大学工学部相当の数学、物理学の基礎的な知識があると望ましい |
修得知識 |
・シリコンフォトニクスの基本コンセプト、開発状況、応用展開状況
・シリコンフォトニクスデバイスの動作原理、シリコンフォトニクス技術の課題と限界
・光導波路中の物理現象または基本素子、特にシリコンフォトニクスの幅広い応用事例 |
プログラム |
(第一部) シリコンフォトニクス技術の基礎とデバイスの動作原理
1.シリコンフォトニクス技術の概要と産業展開状況
(1).シリコンフォトニクスが求められる背景
a.コンピューティング/ネットワークへの大規模なフォトニクスの導入
b.プラガブルトランシーバーから光電コパッケージへ
c.ディスクリートデバイスから集積フォトニクスへ
(2).シリコンフォトニクスの特徴と現状
a.小型化、省エネルギー化、ハイブリッド集積による高機能化、光電融合
b.産業適用状況:プラガブルトランシーバーは商用化、コパッケージは絶賛開発中
c.情報通信以外への応用:LiDAR、バイオセンシング
(3).シリコンフォトニクスの産業展開
a.自動化(実装、評価、設計)&ファンドリー
b.産業エコシステム、 R&Dエコシステム
(4).シリコンフォトニクスR&Dエコシステム
a.産総研によるオープンイノベーション活動を例に
b.300mmウエハーラインによる世界最高水準のシリコンフォトニクス製造技術
c.コンソーシアム活動やファンドリーサービスを通じた技術の普及
2.シリコンフォトニクス技術の基礎と光デバイスの動作原理
(1).シリコン光導波路の構造と特徴
(2).ファイバー結合構造
(3).各種光デバイス
a.分岐・合波デバイス
b.さまざまな波長フィルター
c.光スイッチ・変調器
d.受光器
e.光源
f.集積化の進展
(4).フォトニクスのパラダイムシフトへ
a.シリコンフォトニクスの課題と将来展望
(第二部) シリコンフォトニクス・光導波路の基礎と高機能波長可変レーザへの応用
1. シリコンフォトニクスを用いた光集積回路
(1).シリコンフォトニクスの特徴
(2).シリコンフォトニクスの応用
(3).異種材料集積シリコンフォトニクス
2.光導波の原理
(1).電磁波の伝搬
(2).全反射
(3).導波モード
3.シリコンフォトニクスにおける基本構造
(1).光合分波器
(2).マッハ・ツェンダー干渉計
(3).リング共振器
(4).光入出力構造
4.シリコンフォトニクスデバイス
(1).波長フィルタ
(2).光スイッチ
(3).光変調器
(4).光検出器
5.シリコンフォトニクスを用いたハイブリッド波長可変レーザ
(1).基本構造、動作原理
(2).作製方法
(3).動作特性
(4).ハイブリッド波長可変レーザのLiDAR応用
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キーワード |
シリコンフォトニクス 小型化 省エネルギー化 高機能化 光電融合 シリコン光導波路 ファイバー結合構造 光合分波器 マッハ・ツェンダー干渉計 リング共振器 光入出力構造 波長フィルタ 光スイッチ 光変調器 光検出器 |
タグ |
通信、光学、実装、電子部品、LED・有機EL・照明、LSI・半導体 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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