ループヒートパイプ技術の基礎と設計・製造技術および実用化への最新技術 <オンラインセミナー>

~ 伝熱、流体、二層流の基礎、ループヒートパイプの設計、製造、性能評価、高性能化・多機能化の取り組みと実用化事例 ~

・電力を必要としない高効率熱輸送技術の最新技術を学び、製品開発へ応用するための講座
・ループヒートパイプの基本原理から材料選定法・評価法・設計技術までの実用化に向けた最新技術を修得し、長距離、大容量熱輸送の特長を活かした製品開発へ応用しよう!

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講師の言葉

 ループヒートパイプは電力を必要とせず長距離熱輸送が可能な熱輸送デバイスであり、様々な用途が期待できます。特にカーボンニュートラルの達成に向けて熱の有効利用や冷却技術の無電力化は極めて重要な技術課題であり、新たな技術イノベーションの創出が必須であります。そのような中、ループヒートパイプの有する無電力で長距離、大容量熱輸送できるという特長は、大きなポテンシャルを有しています。
 本講義ではループヒートパイプについての基本的な原理、製作方法、設計方法や材料選定のポイント、評価方法などを詳しく説明します。またループヒートパイプの発展型や国内外の研究開発動向についても独自の視点から説明します。

本講座の申し込み受付は終了いたしました

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年01月30日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・企業の技術者・研究者で熱設計、熱エネルギー応用に携わっている方、関連分野の初級技術者の方
・素材メーカ、加工で自社のシーズ(多孔体や作動流体、成型方法)を当該分野に活用したい方
・電気機器分野の方(モバイル機器、プロジェクター、サーバ、パワーデバイス等の冷却)
・自動車分野の方(電池、インバータ、モータ等の冷却、エンジン排熱利用)
・プラント分野の方(工場排熱利用、炉の排熱利用)
・住宅・建築分野の方(太陽熱利用温度管理システム熱輸送、ビルディングのパッシブ熱管理、均熱)
予備知識 ・特に必要はありません。伝熱に関する基礎知識がなくても講義の中で説明します
修得知識 ・ループヒートパイプの基本原理、製作方法、設計方法、材料選定方法、評価方法など
・ループヒートパイプ開発・実用に関する一連の知識や最新の研究開発動向について
プログラム

1.ループヒートパイプの基礎
  (1).従来技術とその問題点
  (2).ループヒートパイプの動作原理
  (3).各構成要素の名称と役割および求められる特性
  (4). ループヒートパイプの類似技術と比較

2.ループヒートパイプの理解に必要な伝熱、流体、二層流の基礎
  (1).伝熱の基本3形態
  (2).多孔体の実効熱伝導率
  (3).対流熱伝達
  (4).蒸発、沸騰および凝縮
  (5).表面張力と毛細管現象
  (6).多孔体内の圧力損失

3.ループヒートパイプの設計方法
  (1).ループヒートパイプの性能予測
  (2).各構成要素のモデル化
  (3).リザーバの設計と作動流体封入量
  (4).作動流体封入量の決め方
  (5).設計、性能予測の実例
 
4.ループヒートパイプの製造方法
  (1).ウィック材料に求められる特性、製造方法
  (2).ウィック材料の評価方法(細孔分布、浸透率、熱伝導率測定方法)
  (3).容器の選定と設計
  (4).作動流体の選定
  (5).作動流体の物性
  (6).ループの組立・洗浄(製造工程、検査)
  (7).作動流体封入

5.ループヒートパイプの性能評価、伝熱性能評価
  (1).ループヒートパイプの性能試験装置
  (2).蒸発器加熱方法
  (3).凝縮器冷却方法
  (4).ループヒートパイプの性能試験方法
     (起動特性、定常特性、過渡特性、重力依存性)
  (5).ループヒートパイプの伝熱性能の評価方法

6.ループヒートパイプの研究動向
  (1).ループヒートパイプの材料開発(ウィック、作動流体)
  (2).ループヒートパイプの基礎研究(ウィック熱流動特性、内部可視化)
  (3).高性能化・多機能化の取り組み(流動制御・温度制御)
 
7.ループヒートパイプの実用化研究開発事例
  (1).自動車・鉄道
  (2).小型デバイス(CPU、LED)
  (3).PC・LED
  (4).人工衛星・航空機
  (5).ループヒートパイプのこれから

8.講演者のループヒートパイプ研究紹介
  (1).ループヒートパイプの高性能化
  (2).ループヒートパイプの実用化研究

キーワード ループヒートパイプ 伝熱 流体 二層流 熱伝導 対流熱伝達 圧力損失 リザーバ ウィック材料 作動流体 蒸発器加熱方法 凝縮器冷却方法 自励振動ヒートパイプ ループ式サーモサイフォン 流動制御 温度制御
タグ エネルギーマネジメントシステム省エネ設備伝熱熱交機器・熱電変換熱設計
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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