電子機器における故障解析の実践ノウハウとAI活用のポイント ~演習付~ 【弊社研修室】
~ 故障解析の価値と品質管理体制、電子機器の故障現象と解析手法およびそのポイント、故障解析へのAI活用の勘所 ~
・電子機器で発生する故障の具体例と故障解析の実践的技術から最新のAI活用ノウハウまで修得し、製品の信頼性確保に活かすための講座
・講師が村田製作所で長年培った故障解析の包括的な知識やノウハウを修得し、自身のスキルアップだけでなく会社やチーム全体の品質技術向上に活かそう!
※事前レポートとして、品質や故障に関して、AIの活用案(希望)を3件書いてください(メモ書きのような形で大丈夫です)
講師の言葉
世界ではEVのバッテリー火災が続発し、既に2艘の自動車運搬船が焼失し、アパートの地下駐車場では車140台が全滅した。これらの品質事故の影響もあり、EVシフトが急速に低下している。これは極端な例だが、品質に関する注目度が世界的に高まっている。AI化も相まって、システムは巨大化し、一つの故障で大きな被害に至る可能性が高くなった。特性さえ良ければという時代は終わり、品質重視にシフトしつつある。品質を向上させるには、統計学的な従来の品質管理だけでは不十分で、品質を裏支えする故障解析技術が重要となる。
このセミナーでは、村田製作所で故障解析のNo.1だった講師が、故障解析の重要性を示し、電子機器で発生する故障の包括的な知識や具体的な取り組み方を提供する。また小型化や薄層化が進むMLCCに対応した解析方法も提供する。さらにAI活用も含めた今後の故障解析や品質管理の在り方を提案する。加えて受講者自らの知識向上だけでなく、裁量権のある経営陣への提言や同僚・部下へのアドバイスができるようになることを目的とする。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年01月15日(水) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー |
電気・機械・メカトロ・設備、品質・生産管理・ コスト・安全 |
受講対象者 |
・電子部品や電子機器の開発者、製造技術者、品質管理者の方
・故障解析を経験したことのある技術者の方やこれから担当する方
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予備知識 |
・ご自身の担当されている電子機器や部品の故障事例を知っていると理解が深まります |
修得知識 |
・電子機器における基本的な故障現象全般とそれらへの対応方法
・故障解析業務へのAI活用のポイント
・自社の品質技術向上への取り組みの足掛かりとなる知見
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プログラム |
1.故障解析の価値と品質管理体制
(1).品質事故事例
a.EV用リチウムイオン電池の発火
b.自動車用エアバックによる負傷
c.難燃剤である赤燐による絶縁劣化とサイレントチェインジ
(2).開発力を左右する故障解析技術力
a.時代による変化:特性重視から特性+品質重視へ
b.トレードオフの解決には故障解析が不可欠
c.部品の軽薄短小に追従できる評価技術開発の重要性
(3).品質管理体制のポイント
a.DRにおける故障解析技術者の果たす役割
b.開発者を再教育して故障解析技術者として開発現場へ
c.各自メモ作成:自社の品質管理体制の問題点の抽出
2.電子機器の故障現象とその解析手法
(1).FTA(故障の木)の作成実習
a.FTA作成の基本とその価値
b.FTAの作成実習
(2).故障現象
a.故障の基本:電気的、力学的、化学的負荷と主な故障現象
b.クラックの発生原因と解析技術一覧
c.絶縁劣化の発生原因と解析技術一覧
d.断線の発生原因と解析技術一覧
(3).解析事例
a.はんだのクラック検出・解析とクラック防止策の検討方法
b.MLCCのクラック検出・解析
c.腐食やECM(エレクトロ・ケミカル・マイグレーション)
d.MLCCの絶縁劣化個所の特定と解析
e.赤燐による絶縁劣化の解析
f.LSIの断線の解析
g.実装基板の断線の解析
3.故障解析へのAIの活用
(1).AIの特徴と故障解析との相性
a.事前レポート:品質管理や故障解析へのAI活用の要望(各自3件)
b.AIの特徴と故障解析との相性
(2).CAE+L18実験による最適値の推定
(3).故障解析手順支援AI
(4).クレーム対応(Chatbot、ChatGPT)
4.レポート作成:経営陣への提言、同僚や部下への提言
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キーワード |
電気自動車 HEV PHEV リチウムイオン二次電池 品質不良 品質保証 機械学習 人工知能 生成AI LLM 直交表 電子回路実装 |
タグ |
精密機器・情報機器、AI・機械学習、安全、寿命予測、シミュレーション・解析、信頼性試験・故障解析、品質管理、品質工学、FMEA・FTA・DRBFM、パワーデバイス、はんだ、プリント基板、モータ、リチウムイオン電池、応力解析、回路設計、機械要素、基板・LSI設計、強度設計、構造物、最適化・応力解析、材料力学・有限要素法、軸受け、磁石・磁性材料、自動車・輸送機、車載機器・部品、振動・騒音、精密機器、絶縁、太陽電池、電気、電気化学、電子機器、電子部品、電磁波、電池、LSI・半導体 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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