持続可能なシステム開発のためのITアーキテクチャの基礎とそのポイント <オンラインセミナー>

~ ITアーキテクチャのリスクと新陳代謝の阻害要因、Relational Model駆動のアプリ開発の長所、データ独立のための主要な方法 ~

ITアーキテクチャの基礎とそのポイントを修得し、未知の案件にも対応できる陳腐化しないシステム開発に応用するための講座

システム、サービスの陳腐化や要件変更に対応できるITアーキテクチャの基礎から「データの独立性」を保つうえで必要な考え方や手法まで修得し、持続可能なシステム開発に活かそう!

講師の言葉

 開発言語をCOBOLからJavaに変更しても、インフラをメインフレームからクラウドに移行しても陳腐化リスクは変わりません。リリース当初の要件に最適化したテーブルは後々の要件変化の足かせになります。システムのモダナイゼーションとはハードやソフトの入れ替えを自在にできるようにデータの独立性を保つこと。オープンシステムの黎明期から国内外・業界横断で体得した未知の要件に対応し続けるITアーキテクチャの肝を紐解きます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年12月20日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナーソフト・データ・画像・デザイン研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・システム、ソフト開発部門のエンジニアの方
・散在し捕捉精度も低く経営に資するデータの迅速な見える化要求に応えられないITベンダーの方
・個別最適の機能サイロなシステム群のデータ連携に運用費が高止まりしている企業のIT部門の方
・旧バージョンで蓄積したデータ移行が大変でVersion Upに苦心しているソフトウェア・パッケージ会社の方
・MDM(マスタ・データ・マネージメント)の重要性を理解できるが適切なソリューション不在で躊躇している方
・リスクの高いBig Bang再構築が不要で持続可能なシステムに“引っ越し“を考えている全ての利害関係者
予備知識 ・コンパイラーの基礎知識
・データベースへの問い合わせを行うSQL(Structured Query Language)の基礎知識
・「SVO構文」など論述力、「因数分解」的思考力、代数「式」や幾何学的「模様」の表現力 があると理解しやすい
修得知識 ・システムの陳腐化リスクの所在が明らかになる
・移り変わる人を前提にしたITシステム構築のセオリーが分かる
・「データ独立」の意味と意義、それを実現するITアーキテクチャが理解できる
プログラム

1. ITアーキテクチャの陳腐化リスク

(1).生産性の低下要因

a.人の問題

b.技術的負債の問題

c.幾何級数的に膨らむテスト負荷の問題

(2).崩れる境界線(システム、サービス、ドメイン、オブジェクト)

a.機能配置最適化の限界(組織変更、機能横断の要件)

b.疎結合化の罠(増える依存関係、“相互依存”の境界線仕様)

c.関心事の混在(性能、耐障害性、一貫性、監査証跡、無停止)

d.“閉じない”状態管理(モジュールの境界を横断する状態遷移)

(3).新陳代謝の阻害要因

a.アプリの寿命とインフラの寿命のギャップ

b.陳腐化するソフトウェアに囚われる資産化したいデータ

c.製品やサービスの固有機能に依存した実装(移植性の喪失)

d.テーブル間の整合性を失い移行が困難なデータベース

 

2. 世代を超えて共有するITシステム構築のセオリーとそのポイント

(1).Relational Model駆動のアプリ開発

a.有向グラフによるドメインの論述と型システム化

b.二値論理に基づくRelational Modelの標準化

c.圏論(Category Theory)を活用した型厳密な集合演算

(2).要件変更を前提にした方法論の整備

a.機能要求に左右されない非破壊的スキーマ拡張

b.Code Just Like Design(設計書のようなコード)

c.単体テストを不要とするコードのGenerics化(汎化)

d.考慮漏れを防ぐ機械的(静的型)検証の最大化

 

3. データ独立を支えるITアーキテクチャのポイント

(1).分割統治法:正しさの証明ができる部分問題に分解する

a.列指向の物理テーブルを有限のパターンに収める

b.行指向の論理データモデルを“On The Fly”で作る

c.概念データモデルを論理データモデルの統合で実装する

d.不変性、可換性、冪等性を基にネットワーク分断耐性を高める

e.作る前に捨て方を考える(新陳代謝を維持する多層構造)

(2).移植性を担保するフレームワーク化(アプリのローコード化)

a.名前空間(Name Space)を跨がった“名前”と“型”の一貫性

b.HTAP(遅延と帯域の物理制約を隠す分散/並列/非同期)

c.Data Oriented Programming(ロジック関数と不変データ)

d.Sub Type表現と分岐Case網羅性担保

e.Graph(チェーンやツリー)構造のRelational Model表現

f.直和型(Sum Type)を用いた分岐ルールの決定木化

g.Change Data Capture上のTemporal Database機能

 

キーワード ITアーキテクチャ テスト負荷 システム サービス ドメイン オブジェクト 機能配置最適化 疎結合化 アプリ インフラ データベース Relational Model 有向グラフ 二値論理 圏論 Category Theory 非破壊的スキーマ拡張 Generics化 分割統治法
タグ イノベーションソフト管理ソフト品質
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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