生産現場におけるヒューマンエラーの発生メカニズムと効果的な対策・未然防止のポイント ~演習付~

~ ヒューマンエラーの8分類、記憶の問題/注意の問題が引き起こすヒューマンエラーの発生メカニズム、ヒューマンエラー対策事例と効果的な未然防止のポイント、これから必要となるヒューマンエラー対策 ~

・ヒューマンエラーがなぜ起こるのか、どういった場面で起こるのかを理解し、現場トラブルを未然に防ぐ仕組みづくりを修得することで実務に活かすための講座

・ヒューマンエラーの再発防止がうまくいかない原因を理解し、「人は必ずミスをする」という前提で有効な対策を検討・実践できるようになるためのセミナー!

講師の言葉

 人が介在する作業ではヒューマンエラーがつきものです。ヒューマンエラーが発生したときに、「以後、気をつけます」とか「担当者の再教育をします」という対策を聞くことも多いですが、残念ながら多くの場合に再発してしまいます。

 ヒューマンエラー対策で大事なことは、「人は必ずミスをする」という前提で、ヒューマンエラーはなぜ起こるのか、どういった時に起こるのかを理解し、未然に防ぐ仕組みをつくることです。

 本研修では、ヒューマンエラーの発生メカニズムを体験演習を通して理解し、発生を未然に防ぐための仕組みづくりを学びます。ついつい発生してしまうヒューマンエラーの歯止めとして、ぜひ本研修をご活用ください。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年07月11日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・ヒューマンエラーについて基礎から有効な対策まで学びたい方
・製造業に関わる企業の初学者や若手技術者から中堅技術者まで
・品質管理や生産管理の担当者の方
予備知識 ・特別な予備知識は不要です
修得知識 ・ヒューマンエラーの発生メカニズムを学ぶことにより、ヒューマンエラーの発生原因は「作業者のミス」ではないことを理解します
・作業者と作業者を取り巻く環境とのミスマッチを解消するという視点を身に付け、有効なヒューマンエラー対策を考えられるようになります
プログラム

1.ヒューマンエラーはなぜ起こる?

  (1).ヒューマンエラーとは?

  (2).ヒューマンエラーの事故事例

  (3).「以後、気をつけます」ではヒューマンエラーはなくせない

  (4).ヒューマンエラー対策の視点

 

2.ヒューマンエラーの発生メカニズムを知る

  (1).ヒューマンエラーの8分類

    a.不注意

    b.誤認識

    c.不慣れ

    d.慣れ・軽視

    e.近道・省略

    f.単調な作業

    g.連絡不足・情報不足

    h.心身の機能低下

  (2).ヒューマンエラーの発生メカニズム

  (3).「記憶の問題」が引き起こすヒューマンエラー

    a.いつもと違うことをするとき

    b.同じパターンが続くとき

    c.難しいことをするとき

    d.紛らわしいものを扱うとき

    e.後で〇〇するとき

  (4).「注意の問題」が引き起こすヒューマンエラー

    a.急ぐと失敗しやすい

    b.同時に注意できることは限られている

    c.注意を向けないものには気づかない

    d.慣れたことは意識するとかえってうまくいかない

 

3.ヒューマンエラー対策の具体例から学ぶ

  (1).製品設計・設備設計で防止する(フールプルーフ)

    a.フールプルーフ設計とは?

    b.身の回りにあるフールプルーフを探せ!

    c.人間は無意識に危険なことをする

    d.誤使用の類型とフールプルーフ設計が対象とする範囲

    e.フールプルーフ設計の進め方

  (2).エラーの発生を抑制する(未然防止)

    a.作業自体を無くす

    b.機械による自動化

    c.部品の種類を減らす

    d.左右非対称にする

    e.作業中に休憩しない

    f.交代勤務・応援に注意

  (3).エラーの発生を検知する(流出防止)

    a.部品の定数供給

    b.部品のセット供給

    c.チェックシート

    d.重量による検査

    e.治具による検査

    f.カウンター・センサーの利用

  (4).エラーを発生させない組織と人づくり

    a.職場の風土・環境

    b.マネジメント

    c.仕事の進め方

    d.職場の人間関係

    e.作業環境や設備などの状況

    f.担当者教育

 

4.これからのヒューマンエラー対策

  (1).高齢化社会とヒューマンエラー

  (2).女性の現場進出とヒューマンエラー

  (3).外国人労働者とヒューマンエラー

  (4).日常生活からヒューマンエラー削減を考える

 

 

キーワード ヒューマンエラー 不注意 誤認識 不慣れ 軽視 近道 省略 単調作業 連絡不足 情報不足 機能低下 認識違い 記憶違い 注意不足 生産現場 製造現場 製品設計 設備設計 フールプルーフ フェイルセーフ 無意識 自動化 エラー検知 未然防止 再発防止 発生防止
タグ コミュニケーションヒューマンエラーリスク管理安全生産管理品質管理未然防止感性・脳科学・認知工学人間工学機械設計・製図・CAD設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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